「ニューバランスって種類が多すぎて、どれを選べばいいか分からない」──そんな声をよく聞きます。
確かに、数字やアルファベットの組み合わせでモデル名が並ぶと、どれがどう違うのか迷ってしまいますよね。
この記事では、定番から最新モデルまで、ニューバランスの主要ラインナップを分かりやすく比較しながら、その魅力と選び方を徹底ガイドします。
ニューバランスの番号体系を理解しよう
ニューバランスのスニーカーは、モデル番号(例:574、996、990など)によって大まかな系統が分かれています。
この番号には、それぞれ「用途」「価格帯」「デザイン傾向」といった意味が込められています。
ざっくり言うと、
- 500番台:街歩き・デイリーユース向けの定番ライン
- 900番台:履き心地とデザインを両立したハイグレードライン
- 1000番台以上:最新技術・デザインを反映したプレミアムライン
という位置づけです。
たとえば「574」はカジュアルに履ける定番の象徴。
「996」はファッション性が高く、細身のシルエットで人気。
そして「990」シリーズは“最高の履き心地”を追求したフラッグシップモデルとして知られています。
番号を理解すると、自分のスタイルに合ったモデルを選びやすくなります。
定番モデル:まずは「574」と「996」をチェック
ニューバランスを語るうえで外せないのが「574」と「996」。
この2つはブランドを代表する定番モデルで、長年愛され続けています。
574:ニューバランスの顔ともいえるベーシックモデル
574は1980年代に誕生したクラシックランニングシューズをベースにしたモデル。
丸みのあるフォルムと、スエード×メッシュの素材使いが特徴です。
適度なボリューム感があり、どんなコーデにも合わせやすいのが魅力。
価格も手に取りやすく、ニューバランスの“入門モデル”として最初の一足に選ばれることが多いです。
クッション性や安定感も高く、長時間歩いても疲れにくい設計。
特にカジュアル派やスニーカー初心者にはぴったりのモデルといえます。
996:より洗練された細身シルエット
574よりもやや細身で、すっきりした印象なのが996。
1988年に誕生し、ランニングシューズとしての性能とスタイリッシュなデザインを兼ね備えています。
ENCAPミッドソールによる優れたクッション性と安定感は健在。
現在は「CM996」「M996」など複数の仕様があり、日本製・米国製・素材違いでラインが分かれています。
街履きにもきれいめコーデにもマッチする万能モデルです。
ハイエンドライン:990シリーズの魅力
「ニューバランスの最高峰」といえば、やはり990シリーズ。
初代は1982年に発売され、「1000点満点中990点」と称されたほど完成度が高いモデルです。
以降、990v2・990v3・990v4・990v5・990v6とアップデートを重ね、現在は第6世代まで登場。
どの世代も特徴的なのは、圧倒的な安定感と高級感。
ミッドソールの構造や素材が改良され続けており、履き心地は格別です。
価格は高めですが、それだけの価値があります。
実際に愛用者の多くが「一度履くと他のスニーカーに戻れない」と語るほど。
ファッション性と機能性を両立した一足として、幅広い世代に支持されています。
新世代モデル:2002Rや9060の登場で広がる選択肢
近年注目されているのが、2000番台以降のモデルたち。
特に「2002R」と「9060」は、ニューバランスの“現代的進化形”として話題になっています。
2002R:復刻×最新技術の融合
2002Rは、2010年に登場した「MR2002」を現代的に再構築したモデル。
アッパーはクラシックなデザインを踏襲しつつ、ソールには最新のクッション技術を採用しています。
その履き心地の良さとファッション性の高さから、ストリートでも人気が急上昇。
特にグレーやベージュなどのトーンカラーはどんなスタイルにも馴染み、ユニセックスで人気です。
9060:トレンド感のあるハイテクデザイン
2022年に登場した9060は、ボリュームのあるソールと曲線的なシルエットが特徴。
過去の名作「990」シリーズからインスピレーションを得つつ、未来的なデザインに仕上がっています。
スニーカーファンの間では「ニューバランスらしさと新しさを両立したモデル」として注目の的。
ファッション感度の高い層からの支持も厚く、SNSでも頻繁に見かける一足です。
生産国・仕様の違いを知っておく
ニューバランスのスニーカー選びでは、「どこで作られているか」も大事なポイント。
同じモデルでも、「Made in USA」「Made in UK」「Made in Japan」など、生産国によって仕様や価格が異なります。
- Made in USA:高品質素材と職人仕上げ。履き心地と耐久性を重視。
- Made in UK:上質なスエードやレザーを使用し、クラシックな雰囲気が魅力。
- アジア製(ベトナム・中国など):価格を抑えつつも十分な品質を確保。コスパ重視派におすすめ。
また、ニューバランスの強みのひとつが「ワイズ(足幅)」展開。
D(標準)、2E(やや広め)、4E(幅広)など、足の形に合わせて細かく選べます。
これにより“自分の足にフィットする一足”を探せるのが大きな魅力です。
トレンドとしてのニューバランス
ここ数年、ニューバランスはファッションシーンでも再評価されています。
その背景には「ダッドスニーカー」や「ノームコア」ブームの再燃があり、あえてクラシックなデザインを取り入れる流れが続いています。
また、有名ブランドやショップとのコラボレーションも豊富。
AURALEE、JJJJound、Stone Island などとのコラボは即完売するほどの人気です。
こうした限定モデルは、通常ラインにはない素材感やカラーリングが魅力。
一方で、復刻モデルや限定カラーも増えており、コレクションとして楽しむ人も増えています。
ニューバランスは“履くスニーカー”から“選ぶ・集めるスニーカー”へと進化しているのです。
ニューバランスを選ぶときのポイント
「どのモデルが自分に合うか分からない」という人は、以下の基準で選ぶと失敗しにくいです。
- 用途を明確にする
普段履き、通勤、ウォーキングなど、目的を決める。
日常使いなら574や996、機能性重視なら990や2002Rがおすすめ。 - 足幅(ワイズ)を確認する
足の形に合ったワイズを選ぶことで快適さが段違いになります。 - デザインとシルエットの好みで選ぶ
ボリュームが欲しいなら574や9060、スマートに見せたいなら996。 - 価格と長期使用のバランスを考える
価格は1万円台〜3万円台まで幅広いですが、長く履くなら上位ラインを選ぶのも賢い選択。 - コーディネートとの相性
グレー・ネイビー・ブラックなど定番色は汎用性が高く、どんな服にも合いやすいです。
定番から最新まで、ニューバランスのラインナップを楽しもう
ニューバランスの魅力は、どんなスタイルにも馴染む懐の深さにあります。
500番台の定番、900番台の上質モデル、2000番台以降の最新シリーズ──それぞれに個性があり、履く人のライフスタイルやファッションに合わせて選べます。
もし初めて選ぶなら「574」や「996」から。
履き心地やデザインにこだわりたい人は「990」シリーズ。
トレンドを楽しみたい人には「2002R」や「9060」がおすすめです。
どのモデルを選んでも、ニューバランス特有の快適な履き心地と上品なデザインは変わりません。
ぜひ自分のスタイルに合う一足を見つけて、ニューバランスの世界を楽しんでください。
ニューバランスのラインナップ徹底比較まとめ
ニューバランスのスニーカーは、単なる靴ではなく“自分らしさを表現するツール”。
574や996などの定番から、990シリーズ、2002R、9060といった最新モデルまで、それぞれの魅力を知ることで選ぶ楽しさが広がります。
キーワードである「ニューバランスのラインナップ」は、まさにブランドの歴史と進化そのもの。
この記事を参考に、あなたの足元にもぴったりのニューバランスを見つけてみてください。


