はじめに:入院時に「かかとのあるサンダル」が求められる本当の理由
入院準備の持ち物リストを見て、「履き物はかかとのあるもの」と指定されて驚いた方も多いのではないでしょうか。病室ではスリッパで過ごすイメージがあるのに、なぜわざわざ「かかと付き」なのか。
実はこれ、見た目の問題ではなく命に関わる転倒事故を防ぐための重要なルールなんです。入院中は点滴の管がつながっていたり、手術後の痛みで足元がおぼつかなかったり、慣れない薬の副作用でふらついたり。そんな状態でパタパタと音のなるスリッパを履いて歩けば、つまずいて転倒するリスクは想像以上に高まります。
実際に医療機関でも「履き物はかかとが覆われた靴タイプ」を強く推奨しています。仙台赤十字病院の公式サイトでも、入院中の履き物について「かかとがしっかりと固定できるもの」が必要だと明記されているほどです。
とはいえ「かかとのある入院用サンダルって、どんなものを選べばいいの?」という声もよく聞きます。この記事では、病院で実際に使える安全な一足の選び方と、口コミでも評価の高いおすすめ商品をご紹介します。これから入院を控えている方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
なぜ病院は「かかと付き」を指定するのか?医療現場のリアルな事情
入院経験のない方からすると、「少しくらい脱げやすくても大丈夫では?」と思うかもしれません。しかし病室という環境は、私たちが想像する以上に転倒リスクに満ちています。
まず床がワックスでコーティングされているため、スリッパの底がツルツルだと一瞬で滑ります。さらに廊下と病室の間に小さな段差があったり、夜間は足元が見えにくかったり。そこに以下のような患者特有のリスクが重なります。
- 病気やケガによる体力・筋力の低下で足が上がりにくい
- 点滴スタンドを押しながらの移動でバランスを崩しやすい
- 手術後は前かがみになれず、脱げた履き物を拾えない
- 睡眠薬や鎮痛剤の影響でふらつきが出る
こうした状況で「かかとのないスリッパ」を履くと、歩くたびにかかとが浮いてしまい、気づかないうちに脱げてつまずく原因に。医療現場が口をそろえて「かかと付き」を推奨するのには、こうした明確な根拠があるのです。
失敗しないための選び方|入院用サンダルに欠かせない4つの条件
では具体的に、どんなポイントを押さえて選べば安心なのでしょうか。実際の購入者レビューや医療機関のアドバイスをもとに、外せない4つの条件をまとめました。
条件① かかとが確実にホールドされる構造
これが最も重要なポイントです。「かかとがある」だけでは不十分で、しっかりと固定されるかがカギになります。ゴムバンドで調節できるタイプや、履き口が深めに設計されたもの、マジックテープで留められるものが安心です。
購入者の口コミを見ると「かかと部分が柔らかすぎて踏んでしまった」という失敗談もちらほら。試着できないネット購入では、かかと部分に芯材が入っているかどうかをチェックするといいでしょう。
条件② 滑り止め加工された靴底
病院の廊下はピカピカに磨かれたリノリウム床が主流。靴底がツルツルだと、水回りはもちろん普通に歩くだけでも危険です。必ず滑り止め加工が施されたものを選びましょう。
商品説明に「滑り止め」「グリップ力」「耐滑底」などの表記があるかを確認してください。実際に購入した方のレビューでも「床で滑らなかった」「安心して歩けた」という声が多く見られます。
条件③ 手を使わずに脱ぎ履きできる設計
術後や産後は、腰をかがめて履き物を直すのが一苦労。ひもを結ぶタイプは避け、立ったままスッと足を入れられるスリッポンタイプがベストです。
ただし脱ぎやすいものは歩行中に脱げやすいというトレードオフも。その点で人気なのが「かかとを踏める2wayタイプ」です。病室ではかかとを上げてしっかり履き、ベッド周りのちょっとした移動では踏んでスリッパのように使えるので便利です。
条件④ 丸洗いできて衛生面も安心
入院中は思った以上に履き物が汚れます。トイレに行くたびに履き替えるわけにもいかないため、どうしても雑菌が気になるもの。洗濯機で丸洗いできる素材かどうかも、地味に大切なチェックポイントです。
特に夏場は蒸れやニオイが気になる時期。メッシュ素材や通気性の良いデザインなら、快適に過ごせます。
かかと付き入院用サンダルおすすめ8選|口コミ評価から厳選
ここからは実際に購入者の評価が高く、上記の4条件を満たしたおすすめ商品を紹介します。用途や好みに合わせて選んでみてください。
1. ソユル 2wayかかと付きスリッパ
入院用スリッパの定番中の定番。最大の特徴はかかと部分を折り返して「かかとあり」「かかとなし」の2通りで使えること。病室ではしっかり履き、夜間トイレに起きるときはパッと履けるスリッパとして重宝します。洗濯機で丸洗いできるのも高ポイント。口コミでは「サイズはワンサイズ上がちょうどいい」という声が多いので、購入時は注意を。
ソユル 2way かかと付き スリッパ2. あゆみ 介護シューズ ルームシューズ
介護用として開発されただけあって、脱げにくさと履きやすさのバランスが秀逸。甲部分が深めに設計されており、足をしっかり包み込みます。靴底にはしっかりとした滑り止め加工が施されていて、リノリウム床でも安心。履き口が大きく開くので、むくみやすい入院中の足にも優しい設計です。
あゆみ 介護シューズ ルームシューズ3. ココマリ 洗えるルームシューズ
シンプルながら機能性に優れた一足。かかと部分にしっかりとした芯材が入っているため、踏みつぶす心配がなく長く使えます。中敷きは取り外して洗える仕様で、衛生面でも抜かりなし。カラーバリエーションが豊富なので、入院中のちょっとした気分転換にもなりそうです。
ココマリ 洗える ルームシューズ4. アサヒ 軽量コンフォートシューズ
老舗メーカー・アサヒの安心感はやはり別格。片足わずか100g台という驚きの軽さで、体力が落ちている入院中でも足への負担が少なく済みます。かかと部分はゴムでしっかりフィットする構造。シンプルなデザインなので、退院後も普段履きとして活躍してくれます。
アサヒ 軽量 コンフォートシューズ5. ムーンスター ウォッシャブルスリッポン
学校の上履きなどでおなじみのムーンスターから、入院にも使えるスリッポンタイプ。靴底には同社独自の「アジャストフィット」構造を採用し、歩行時のぐらつきを抑えます。丸洗い可能で乾きも早く、入院中の衛生管理も簡単。サイズ展開が豊富なのも嬉しいポイントです。
ムーンスター ウォッシャブル スリッポン6. レック バスピー 快適スリッパ
お風呂用スリッパとして有名な「バスピー」シリーズから、かかと付きタイプが登場。水に強く速乾性に優れているので、病室の洗面所やトイレでの使用にぴったり。底にはしっかりとした滑り止め加工がされており、水回りでも安心して歩けます。夏場の入院で蒸れが気になる方にもおすすめです。
レック バスピー かかと付き スリッパ7. ニッセン やわらかルームシューズ
通販大手ニッセンのプライベートブランド商品。やわらかい合皮素材を使っているため足当たりが良く、むくみや外反母趾で悩む方にも評判です。かかと部分はマジックテープで調節できるので、自分の足に合わせてフィット感を変えられます。価格も手頃で、入院準備の予算を抑えたい方にぴったり。
ニッセン やわらか ルームシューズ8. グラフィット メディカルシューズ
医療従事者向けに開発されたプロ仕様の一足。その分機能性は折り紙つきで、長時間の歩行でも疲れにくい設計になっています。かかとはしっかりホールドされ、靴底の滑り止め性能も抜群。リハビリで院内を歩く機会が多い方や、長期入院を予定している方におすすめです。
グラフィット メディカルシューズ入院用サンダルに関するよくある疑問と回答
実際に購入を検討している方から寄せられる、よくある質問をまとめました。
Q. サイズは普段と同じで大丈夫?
むくみを考慮して、普段よりワンサイズ大きめを選ぶのが鉄則です。特に手術後や産後は足がパンパンにむくみやすい時期。試着できないネット購入では、口コミを参考にサイズ感を確認しておきましょう。多くのレビューで「ワンサイズ上げて正解だった」という声が見られます。
Q. 夏場の入院で蒸れが心配
メッシュ素材や通気孔のあるデザインを選べば、ある程度は対策できます。また「かかとを踏める2wayタイプ」なら、病室内で座っているときはかかとを踏んで開放的に過ごすことも可能です。どうしても気になる場合は、替えのインソールや予備の履き物を持参するのも一案です。
Q. 退院後も使えますか?
多くの商品が普段履きとしても十分使えるデザインです。特に軽量タイプやスリッポンタイプは、家の中のルームシューズとしてそのまま活躍します。「入院のためだけに買うのはもったいない」という方も、退院後のことを考えればむしろ賢い買い物と言えるでしょう。
Q. かかとが踏めるタイプと踏めないタイプ、どちらがいい?
これは入院の目的や期間によって変わります。短期入院や産後で「とにかくラクに履きたい」という方は2wayタイプが便利。一方、リハビリ目的や長期入院で「しっかり歩く機会が多い」方は、かかとが固定された踏めないタイプのほうが安全です。
まとめ:入院中の安全は「かかとのあるサンダル」選びから
入院準備はただでさえ慌ただしく、つい履き物は後回しになりがち。しかし今回ご紹介したように、かかとのある入院用サンダル選びは、入院生活の安全と快適さを大きく左右する重要なポイントです。
ぜひ以下の4条件をおさえて、自分に合った一足を見つけてください。
- かかとがしっかりホールドされる構造か
- 滑り止め加工された靴底か
- 手を使わずに脱ぎ履きできる設計か
- 丸洗いできて衛生的か
入院中は心細くなったり不安になったりすることもあるでしょう。そんなとき、自分の足をしっかり支えてくれる履き物があるだけで、不思議と気持ちが落ち着くものです。安全で快適な一足を準備して、どうかゆっくり療養に専念してくださいね。


