「世界で一番売れたスニーカー」としてギネス記録にも認定されているアディダスの名作、スタンスミス。シンプルで洗練されたデザインは、世代を超えて愛され続けていますよね。
そんなスタンスミスの歴史の中でも、時計の針を少し戻して注目したいのが「40周年」という節目に登場した特別なモデルたちです。
「スタンスミス 40周年」と検索してこの記事にたどり着いたあなたは、きっと普通のスタンスミスでは満足できない、こだわり派の方ではないでしょうか。
「現行モデルと何が違うの?」
「今から手に入れる価値はある?」
「40周年モデルのような本革仕様が欲しい!」
そんな疑問に応えるべく、今回は伝説的な40周年記念モデルの正体から、現在のスニーカー市場での立ち位置、そして後悔しない選び方までを徹底的に解説していきます。
スタンスミス40周年を飾った2つの伝説的モデル
まず整理しておきたいのが、一口に「40周年」と言っても、実は2つの大きな記念モデルが存在することです。これらはどちらもスニーカーファンの間で語り継がれる名作です。
ビームスが仕掛けた「逆転」の美学
ひとつめは、日本を代表するセレクトショップ「BEAMS(ビームス)」の創業40周年(2016年)を記念して発売されたモデルです。
この一足の最大の特徴は、遊び心あふれる「ロゴの反転」にあります。通常、スタンスミスのシュータン(ベロ部分)に描かれたスタンスミス氏の顔と、ヒール部分のトレフォイルロゴは同じ色で統一されています。しかし、この40周年モデルではその配色をあえて逆に設定しました。
パッと見は非常にクリーンなネイビー×ホワイトのスタンスミスなのですが、よく見ると「おっ、これは違うぞ」と思わせる。この控えめな主張こそが、大人のファッションに馴染む理由です。
スタンスミス ビームスドイツ製の誇りを詰め込んだABCマート40周年
もうひとつ、よりマニアックで高品質な一足として知られるのが、2019年に登場した「ABC-MART 40周年記念モデル」です。
こちらはなんと、アディダスの本国であるドイツの「シェインフェルド工場」で生産された、いわゆる「Made in Germany」モデル。現行のスタンスミスの多くがアジア圏で生産されている中、職人の手によって作られたこのモデルは、オーラが全く違います。
素材には極上の天然皮革が使用され、アイレット(靴紐の穴)が通常より小さく設計されているなど、ヴィンテージのディテールを忠実に再現。真っ白ではなく、少し時が経ったような「オフホワイト」のソールが、こなれた雰囲気を演出してくれます。
なぜ今、あえて「40周年モデル」が注目されるのか
最新のモデルが次々と登場する中で、なぜ数年前の40周年モデルが今なお検索され続けているのでしょうか。そこには、現在のスタンスミスを取り巻く「大きな変化」が関係しています。
「天然皮革」という抗えない魅力
最大の理由は、アッパーの素材にあります。アディダスは2020年末、すべてのスタンスミスをリサイクル素材(合成皮革)に切り替えると発表しました。これはサステナブルな取り組みとして非常に素晴らしい決断です。
しかし、長年のファンの中には「やっぱり本革のスタンスミスが履きたい」という声が根強く残っています。天然皮革は履き込むほどに自分の足の形に馴染み、独特のシワやツヤが「味」として育っていくからです。
40周年記念モデルは、まさにその「上質な本革」を贅沢に使用していた時代の集大成。だからこそ、中古市場やデッドストックを探してでも手に入れたいという人が後を絶たないのです。
周りと被らない「語れるストーリー」
スタンスミスは、あまりにも有名で完成されたデザインゆえに、街中で他人と被ってしまうことが多いスニーカーです。
そこで「実はこれ、40周年の時の限定モデルで……」というストーリーが重要になります。見た目はシンプルなのに、背景にこだわりが詰まっている。そんな一足を選ぶことは、自分のスタイルを持つ大人にとって大きな喜びとなります。
失敗しないためのサイズ感と履き心地のチェック
限定モデルを手に入れようとする際、一番の不安はサイズ選びですよね。特に40周年モデルのような特別なラインは、普段履いているスタンスミスと感覚が異なる場合があります。
プレミアムな素材が生むフィット感
40周年記念モデル、特にドイツ製やビームス別注のような高品質なレザーモデルは、最初は少し硬く感じるかもしれません。しかし、これは本革ならではの特性です。
数回履くうちに、自分の体温と体重によって革が伸び、足に吸い付くようなフィット感に変化します。逆に、最初から少し余裕がありすぎると、革が伸びた後にブカブカになってしまう可能性があるため、ジャストサイズを選ぶのがセオリーです。
ソールとクッション性のリアル
スタンスミスは、ハイテクスニーカーのようなフワフワしたクッション性はありません。地面の感覚をダイレクトに伝える、クラシックなテニスシューズの履き心地です。
もし長時間のウォーキングで使用したい場合は、インソールを市販のクッション性が高いものに差し替えるのも一つの手です。ただし、40周年モデルのような貴重なモデルの場合、オリジナルのインソールにロゴがプリントされていることも多いため、大切に保管しておくことをおすすめします。
40周年モデルに近い「今買える最高の一足」
「40周年モデルを中古で探すのは少しハードルが高い……」と感じる方もいるでしょう。そんな方に向けて、現行ラインナップの中で40周年モデルの精神を受け継いでいるモデルをご紹介します。
スタンスミス LUX(リュクス)
現在、アディダスが「最高峰のスタンスミス」として展開しているのがスタンスミス LUXです。
このモデルは、40周年記念モデルを彷彿とさせる上質な天然皮革を全面に使用しています。ライニング(靴の内側)までレザーで仕上げられており、足入れの瞬間の高級感は格別。サイドのロゴもゴールドで統一されており、まさに大人のためのプレミアムな一足と言えます。
40周年モデルの「本物感」や「レザーの経年変化」を楽しみたいなら、このLUXシリーズが最も近い体験を提供してくれます。
adidas スタンスミススタンスミスを長く愛用するためのお手入れ術
せっかく手に入れた40周年記念モデルや高品質なレザーモデル。一日でも長く美しく履き続けるためには、少しだけ手間をかけてあげましょう。
帰宅後のブラッシングが基本
履き終わったら、馬毛ブラシなどで軽く表面の埃を落とすだけでOKです。これだけで革の毛穴が詰まるのを防ぎ、光沢を保つことができます。
保湿を忘れない
本革は人間と同じで、乾燥するとひび割れてしまいます。3ヶ月に一度程度で構わないので、無色のレザークリームを薄く塗り込みましょう。40周年モデルの深い味わいが、より際立っていくはずです。
シューキーパーを活用する
スタンスミスの美しいシルエットを崩さないためには、脱いだ後に木製のシューキーパーを入れるのが理想的。型崩れを防ぐだけでなく、靴の中の湿気を吸い取ってくれる効果もあります。
流行に左右されないスタンスミスの美学
ファッションのトレンドは激しく移り変わりますが、スタンスミスは常にその中心に居座り続けています。それは、この靴が「究極の普通」を体現しているからです。
40周年という節目に作られたモデルたちは、その「普通」をさらに研ぎ澄ませ、素材やディテールで付加価値をつけた傑作ばかり。たとえ発売から数年が経過していても、その価値が色褪せることはありません。
むしろ、ヴィンテージとしての深みが増していくこれからの時間こそが、40周年モデルを楽しむ本番と言えるかもしれません。
自分への投資としての一足
良い靴は、あなたを素敵な場所へ連れて行ってくれます。
もしあなたが今、スタンスミス選びで迷っているなら、少しだけ背伸びをして「ストーリーのある一足」を選んでみてください。足元を見るたびに、そのこだわりがあなたに自信を与えてくれるはずです。
スタンスミス スニーカースタンスミス40周年記念モデルを徹底比較!限定版の違いや選び方、魅力をプロが解説:まとめ
いかがでしたでしょうか。
スタンスミスの40周年に関連するモデルは、単なる記念品以上の価値を持っています。
- ビームス40周年モデル:さりげないロゴの反転が光る、日本発のハイセンスな一足。
- ドイツ製40周年モデル:職人技と極上レザーが融合した、一生モノのクオリティ。
- 素材のこだわり:現行のサステナブルモデルにはない、天然皮革のエイジングを楽しめる。
- 後継の選択肢:今すぐ新品で手に入れたいなら「スタンスミス LUX」がベスト。
スタンスミスという完成されたキャンバスに、40年という歴史が刻まれた特別なモデルたち。それらは、ただ履くだけでなく、所有する喜びを感じさせてくれる稀有な存在です。
この記事が、あなたにとって最高のパートナーとなる一足を見つける手助けになれば幸いです。
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