「世界で一番売れたスニーカー」としてギネス認定もされているアディダスの名作、スタンスミス。その完成された一足に、イギリスを代表するデザイナーであるステラ・マッカートニーが魔法をかけた特別なコラボモデルをご存知でしょうか?
おしゃれに敏感な人たちの間で「一生モノのヴィーガンスニーカー」として愛されているこの一足。でも、いざ購入しようと思うと「普通のスタンスミスと何が違うの?」「3万円以上の価値はある?」「サイズ選びで失敗したくない!」と、疑問が次々と湧いてきますよね。
今回は、アディダス スタンスミスの中でも究極のサステナブル・ラグジュアリーと称される、ステラ・マッカートニー版スタンスミスの魅力を徹底解剖します。履き心地からデザインの細部まで、実際に手にとったような感覚で解説していくので、ぜひ最後までお付き合いください。
2018年に誕生した世界初の「ヴィーガン・スタンスミス」という衝撃
アディダスとステラ・マッカートニーのパートナーシップは2005年から続いていますが、2018年、スニーカー史に残るエポックメイキングな出来事が起こりました。それが、世界初となる「ヴィーガン素材で作られたスタンスミス」の登場です。
デザイナーのステラ自身が厳格なベジタリアンであり、自身のブランドでも一切のレザーやファーを使用しないことは有名ですよね。そんな彼女が、アディダスの象徴であるスタンスミスを、動物由来の素材を一切使わずに再構築したのです。
単に表面の素材を合皮に変えただけではありません。驚くべきことに、パーツを繋ぎ合わせるための「接着剤」に至るまで、動物性の成分を排除しています。これこそが、現代のファッションに求められる「エシカル(倫理的)」な姿勢の究極形と言えるでしょう。
見た目の美しさだけでなく、一足一足に込められたストーリーが、世界中のファッショニスタを虜にしている理由なのです。
普通のスタンスミスとはここが違う!一目で分かる圧倒的なディテール
adidasの定番モデルと、ステラ版。パッと見は同じ白いスニーカーに見えますが、細部をチェックするとその差は歴然です。所有欲をこれでもかと満たしてくれる、特別なディテールを整理してみましょう。
星型に並んだスリーストライプス
通常、スタンスミスのサイドにあるベンチレーションホール(通気穴)は、シンプルなドットで3本線を描いています。しかし、ステラ・マッカートニー版では、このドットがすべて「星型(スター)」に打ち抜かれているんです。
このさりげない遊び心がたまりません。遠目で見ればクラシックなスタンスミスなのに、近づくと「あ、星になってる!」という驚きがある。この「大人の余裕」を感じさせるデザインが、ステラコラボの真骨頂です。
左右で異なるシュータンの肖像画
スタンスミスの象徴といえば、シュータン(ベロ)に描かれたテニスプレーヤー、スタンスミス氏の似顔絵ですよね。ステラ版ではここにも仕掛けがあります。
右足にはおなじみのスタンスミス氏。そして左足には、なんとステラ・マッカートニー氏本人の肖像画がプリントされているんです。左右非対称(アシンメトリー)なデザインは、履いている本人だけが知っている秘密のディテール。靴を履くたびに少しだけ気分が上がる、粋な演出です。
ヒールパッチの配色とロゴ
かかと部分のヒールパッチには、ステラ・マッカートニーのロゴが誇らしげに配置されています。多くのモデルでは、白地にバーガンディ(赤紫色)とネイビーのストライプが施された、スポーティーかつエレガントなテープがデザインのアクセントになっています。
普通のスタンスミスよりも少しだけモードで、少しだけ上品。このバランス感覚が、デニムからスラックス、さらにはドレッシーなワンピースまで合わせられる汎用性を生み出しています。
気になるサイズ感と履き心地。失敗しない選び方のコツ
海外ブランドとのコラボレーションということで、一番心配なのが「サイズ選び」ですよね。ここからは、多くのユーザーの声と実際の製品特性から導き出した、サイズ選びのポイントをお伝えします。
基本的には「通常のスタンスミス」と同等でOK
アディダス スニーカーをすでに持っている方であれば、基本的には同じサイズを選んで問題ありません。アディダスのスタンスミス自体、スニーカーの中では比較的「縦に長く、幅は標準的」な作りをしています。
幅広・甲高さんはハーフサイズアップを検討
ステラ版に使用されているヴィーガンレザーは、非常に質が高く柔らかいのが特徴ですが、天然皮革に比べると「履き込むことによる伸び」が少ない傾向にあります。
もしあなたが「普段から靴選びで横幅がキツく感じやすい」というタイプなら、いつものサイズより0.5cmアップすることをおすすめします。紐で調節できる範囲が広がるため、より快適なフィッティングが得られるはずです。
ヴィーガンレザーならではの履き心地
「合皮って硬くて足が痛くなりそう」というイメージを持っている方もいるかもしれません。しかし、ステラ・マッカートニーが採用している素材は別格です。
驚くほどしなやかで、最初から足に馴染むような柔らかさがあります。また、天然皮革に比べて軽量なのも嬉しいポイント。長時間歩いても疲れにくく、デイリーユースには最適です。
お手入れ簡単!美しい白さを長く保つためのメンテナンス術
3万円以上する高価なスニーカーですから、できるだけ長く、白く保ちたいですよね。実は、ステラ版スタンスミスは、天然皮革のモデルよりもお手入れが圧倒的に楽なんです。
汚れが染み込みにくい
ヴィーガンレザー(人工皮革)は、水や汚れに強いという特性を持っています。雨の日に履いたとしても、天然皮革のように水シミを過度に心配する必要はありません。
軽い汚れであれば、湿らせた柔らかい布でサッと拭くだけで簡単に落ちます。忙しい現代人にとって、この「メンテナンスのしやすさ」は大きなメリットです。
唯一の注意点は「加水分解」と「ひび割れ」
とても丈夫な素材ですが、人工的なポリウレタンなどを使用しているため、何十年も保管し続けると劣化(加水分解)が進む可能性があります。
「もったいないから」と箱の中にしまいっぱなしにするのが一番の敵。適度に出番を作って、空気に触れさせてあげることが、結果として寿命を延ばすことにつながります。ガシガシ履いて、汚れたら拭く。これが一番の愛情表現です。
結論:ステラ・マッカートニー版スタンスミスは「買い」か?
さて、ここまで詳しく見てきましたが、結論としてこのスニーカーは買いなのでしょうか?
もしあなたが、以下のどれか一つにでも当てはまるなら、迷わず手に入れるべき一足だと言えます。
- 定番のスタンスミスは好きだけど、人と被りたくない。
- 環境や動物に配慮したファッションを、無理なく取り入れたい。
- カジュアルすぎるスニーカーは苦手。少しモードな雰囲気が欲しい。
- 汚れを気にせず、毎日おしゃれに履きこなしたい。
価格は確かに安くありません。しかし、ステラマッカートニーのバッグやウェアを買おうと思えば、10万円を超えることも珍しくありませんよね。そう考えると、ブランドのフィロソフィーが凝縮されたこのスタンスミスは、実は最も手に入れやすい「ステラのマスターピース」なのかもしれません。
アディダス×ステラマッカートニーのスタンスミスをレビュー!サイズ感や違いを解説
最後に振り返りとして、アディダス×ステラマッカートニーのスタンスミスをレビュー!サイズ感や違いを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
このスニーカーは、単なるファッションアイテムを超えて、私たちがこれからどう生きていくか、という姿勢を示すアイコンでもあります。星型のサイドラインに、左右異なるシュータンの顔。その一歩一歩が、世界を少しだけ良くする選択につながっている。そう思うと、歩くのがもっと楽しくなりそうですよね。
限定モデルやカラー展開によっては、すぐに完売してしまうことも多いこのシリーズ。もしお気に入りの一足を見つけたら、それは運命かもしれません。ぜひ、あなたの足元に特別な「星」を迎え入れてみてください。
きっと、いつものコーディネートが劇的に、そして誇らしく変わるはずですよ。


