スニーカーを選ぶとき、「デザイン」や「カラー」だけで選んでいませんか?
ニューバランスの魅力は見た目だけでなく、足元を支える“ソール(ミッドソール)構造”にあります。実はこのソールが、履き心地や用途を大きく左右しているんです。今回は、ニューバランスの代表的なソール種類を一覧で紹介しながら、それぞれの特徴と履き心地の違いをわかりやすく解説します。
- C-CAP(シーキャップ)|軽くて長持ちする定番ソール
- ENCAP(エンキャップ)|安定性とクッション性の黄金バランス
- ABZORB(アブゾーブ)|衝撃吸収と反発力の両立
- N-ERGY(エナジー)|弾むような反発感で快適な歩行をサポート
- REVLITE(レブライト)|軽さを追求したハイテクソール
- ACTEVA/ACTEVA LITE(アクティーバ/アクティーバライト)|軽量性と柔軟性の両立
- Fresh Foam/Fresh Foam X(フレッシュフォーム/フレッシュフォームエックス)|柔らかく包み込む最新クッション
- FuelCell(フューエルセル)|爆発的な反発力を生む最先端ソール
- ソールごとの履き心地比較と選び方の目安
- ソール選びがニューバランスの履き心地を決める
- まとめ|ニューバランスのソール種類一覧で自分に合う履き心地を探そう
C-CAP(シーキャップ)|軽くて長持ちする定番ソール
「C-CAP」は、EVAという軽量で弾力性のある素材を圧縮成型したミッドソール。
1980年代に登場して以来、現在も多くのモデルで採用されています。特徴は「軽量で耐久性が高い」こと。そして、ポリウレタンを使わないため加水分解(経年劣化)に強いのが嬉しいポイントです。
クッション性はしっかりしつつも安定感があり、日常使いや通勤、ウォーキングにも最適。
代表的な搭載モデルは「M576」や「670」などで、クラシックラインの履き心地を支えています。
ENCAP(エンキャップ)|安定性とクッション性の黄金バランス
ENCAPは、EVA素材をポリウレタンで包み込んだ二層構造のミッドソール。
EVAがクッション性を、外側のPUが安定性を担うことで、柔らかさとサポート力の両立を実現しています。
その履き心地は「足元がブレない安心感」。
一方で、PU素材を使用しているため長期使用では加水分解のリスクもあります。
しかし、それを補って余りある安定感が魅力。ニューバランスを象徴する名作「M1300」や「ML574」に採用され、“雲の上の履き心地”と称された所以でもあります。
ABZORB(アブゾーブ)|衝撃吸収と反発力の両立
「ABZORB」は、着地時の衝撃を高いレベルで吸収し、同時に反発力も発揮する高機能素材。
長時間の立ち仕事やウォーキングなど、足に負担がかかるシーンでも疲れにくいのが特徴です。
他の素材よりやや重さがありますが、その分しっかりとしたクッション感を得られます。
1993年に登場した「998」に初搭載されて以来、快適性を追求するモデルで多く採用されています。
N-ERGY(エナジー)|弾むような反発感で快適な歩行をサポート
「N-ERGY」は、弾性素材を使ったソールテクノロジーで、衝撃吸収と反発性能を両立。
地面を踏み込んだ瞬間に“グッと返ってくるような”感覚が特徴です。
クッション性が高く、軽快に歩けるのが魅力。
ランニングやウォーキングなど、アクティブなシーンに適しています。
搭載例としては「M2000」シリーズなど、高機能ラインのモデルに多く見られます。
REVLITE(レブライト)|軽さを追求したハイテクソール
「REVLITE」は、従来の素材より約30%軽量でありながら、クッション性と耐久性を維持した最新技術。
“軽くてもしっかり支える”ことをテーマに開発されました。
軽快な履き心地で、スニーカーを履いていることを忘れるような感覚。
ランニングやトレーニング、通勤・通学など、動きやすさを重視したい人にぴったりです。
特に、軽量設計を重視したモデル(例:「996」や「247」など)に多く採用されています。
ACTEVA/ACTEVA LITE(アクティーバ/アクティーバライト)|軽量性と柔軟性の両立
ACTEVAは、軽さと弾力性のバランスに優れたミッドソール。
さらに改良型の「ACTEVA LITE」では、従来よりも約24%の軽量化を実現しています。
日常使いから軽いランニングまで幅広く対応し、履いた瞬間に柔らかさを感じるタイプ。
長時間履いても足が疲れにくく、ウォーキング用スニーカーなどにも多く使われています。
Fresh Foam/Fresh Foam X(フレッシュフォーム/フレッシュフォームエックス)|柔らかく包み込む最新クッション
ニューバランスの最新シリーズとして注目されているのが「Fresh Foam」テクノロジー。
独自のデータ解析から開発された立体構造で、着地から蹴り出しまでを自然にサポートしてくれます。
特に進化版の「Fresh Foam X」は、より軽く、より柔らかく、反発性もアップ。
ランニングだけでなく、普段履きにも快適なクッション感を提供します。
代表モデルは「1080」シリーズ。
長距離ランナーや、足への負担を減らしたい人から圧倒的な支持を得ています。
FuelCell(フューエルセル)|爆発的な反発力を生む最先端ソール
「FuelCell」は、スピードランニング用に開発された高反発フォーム。
PEBA(ポリエーテルブロックアミド)とEVAをブレンドした構造で、踏み込んだ力を前へと変換する推進力が魅力です。
特にカーボンプレートを組み合わせたモデルでは、まるで“跳ねるように走れる”感覚を実現。
軽量性・反発性・安定性を兼ね備え、レースやスピードトレーニングにも対応します。
代表例として「FuelCell Rebel」や「RC Elite」などが知られています。
ソールごとの履き心地比較と選び方の目安
ソールの種類によって、履き心地も大きく変わります。
ここでは目的別に、どのソールを選ぶと良いか簡単に整理します。
- 軽快さ重視:REVLITE、ACTEVA LITE、Fresh Foam X
- 柔らかさ・クッション性重視:ABZORB、Fresh Foam
- 安定感重視:ENCAP、C-CAP
- 反発力・スピード重視:FuelCell Rebel、N-ERGY
- 耐久性・長期使用重視:C-CAP(加水分解に強い)
また、PU素材(ENCAPなど)を使ったモデルは劣化しやすい一方、履き心地が非常に安定しています。
「毎日履きたいならC-CAP」、「長距離ランやレース向けならFuelCell Rebel」、そんなふうに目的で選ぶのがおすすめです。
ソール選びがニューバランスの履き心地を決める
ニューバランスのスニーカーは、見た目が似ていても、ソール構造が違うだけでまったく別物の履き心地になります。
たとえば、574と996では同じクラシックラインでも、ENCAPとC-CAPの違いで足裏感覚が変わるのです。
ソールを理解すれば、あなたに最適な1足がきっと見つかります。
歩きやすさ、クッション性、反発力…どれを重視するかで選ぶべきモデルは変わります。
ぜひ次にニューバランスを選ぶときは、デザインだけでなく「ソールの種類」にも注目してみてください。
まとめ|ニューバランスのソール種類一覧で自分に合う履き心地を探そう
今回は「ニューバランス ソール 種類」をテーマに、代表的なソール技術と履き心地の違いを紹介しました。
軽さ重視の人はREVLITEやACTEVA、クッション重視ならFresh FoamやABZORB、スピード派ならFuelCell Rebel。
自分のライフスタイルや足の特徴に合ったソールを選ぶことで、スニーカーの満足度は格段に上がります。
あなたの足にぴったりの“ベストソール”を見つけて、ニューバランスの真の履き心地を体験してみてください。


