「メレルの靴は履き心地最高!でも、雨の日は滑るって本当?」
そんな噂を聞いて、購入を迷っていませんか?メレル(MERRELL)といえば、アウトドアシューズの代名詞。特にジャングルモックやモアブシリーズは、世界中で愛されているベストセラーです。
しかし、ネットのレビューを覗くと「濡れたタイルでヒヤッとした」「雨のマンホールが怖い」という声が散見されるのも事実。せっかくの高機能シューズ、雨の日に使えないなら意味がないですよね。
結論から言うと、メレルの靴が滑ると言われるのには明確な理由があります。そして、近年のモデルではその弱点を完璧に克服した「滑らないメレル」が続々と登場しているんです。
今回は、メレルの靴がなぜ滑ると言われるのか、その正体を深掘りしつつ、雨の日でも安心して歩ける最強の5足を厳選してご紹介します。
なぜ「メレルは雨の日に滑る」という噂があるのか?
まず、火のない所に煙は立たぬと言いますが、なぜこれほどまでに「滑る」というイメージが定着してしまったのでしょうか。それには、メレルが誇るロングセラー商品の「構造」と「使用シーンのズレ」が関係しています。
1. アウトソールの形状と接地面の問題
最も有名なジャングルモックの初期モデルを例に挙げましょう。この靴のソールは、もともと「アフタースポーツ」用として開発されました。登山や激しい運動の後に、足をリラックスさせるための靴です。
そのため、土の上や芝生の上で適度なグリップを発揮するよう、丸みを帯びたラグ(突起)が配置されています。しかし、この形状が「濡れた平滑な路面」では仇となります。硬いタイルや駅の構内、マンホールの上では、接地面が「点」に近くなってしまい、摩擦力が十分に働かず、つるりと滑ってしまう現象が起きるのです。
2. ラバーの硬さと耐久性のトレードオフ
アウトドアシューズのソールは、ゴツゴツした岩場でも削れないように、比較的硬いゴム素材が使われることがあります。硬いゴムは乾いた路面では非常に頑丈で頼もしいのですが、水膜が張った路面では水を排出しきれず、ハイドロプレーニング現象のような状態を招きやすいのです。
3. 街履きという特殊な環境
メレルの靴は、本来「山」や「未舗装路」を想定して設計されているものが多いです。山の泥道や岩場では最強のグリップを発揮する靴でも、都会の「濡れた大理石」や「点字ブロック」は想定外の強敵。この用途のミスマッチが、ユーザーに「滑る」という印象を強く植え付けてしまいました。
進化するソール技術!「滑らないメレル」を選ぶコツ
「やっぱり雨の日は履けないのか……」と諦めるのは早すぎます。メレルはユーザーの声を真摯に受け止め、ここ数年で劇的な進化を遂げています。
現在、メレルのラインナップには大きく分けて4種類のソールが存在します。雨の日を重視するなら、以下のキーワードに注目して選ぶのが正解です。
- Vibram MEGAGRIP(メガグリップ)これが現在の「滑らないメレル」の象徴です。濡れた岩場や湿った路面でも、吸い付くようなグリップ力を発揮します。トレイルランニングや本格登山モデルに多く採用されており、雨の日の都市部でもその威力は絶大です。
- Vibram EVOソールジャングルモック 2.0に搭載されているソールです。従来のジャングルモックの弱点を克服するために開発され、ウェットな路面での防滑性が大幅に向上しています。
- Vibram ARCTIC GRIP(アークティックグリップ)こちらは「氷の上」に特化した特殊ソール。濡れた氷という最も滑りやすい環境を想定しており、冬の雨や雪の日にはこれ以上のものはありません。
雨の日でも安心!滑らないメレルの人気モデル5選
ここからは、実際に「雨の日でも滑りにくい」と評判の、信頼できるモデルを5つ厳選して紹介します。
1. ジャングル モック 2.0(JUNGLE MOC 2.0)
不動の人気を誇るジャングルモックの進化版です。最大の特徴は、アウトソールにVibram社製の専用ソールを採用したこと。
従来のモデルに比べて形状がシャープになり、接地面のパターンも改良されました。さらに、かかと部分が少し立ち上がった「イージーオン・イージーオフ」構造により、手を使わずに履ける利便性はそのままに、雨の駅構内での安定感が格段にアップしています。
2. モアブ 3 ゴアテックス(MOAB 3 GORE-TEX)
メレルの代名詞とも言えるモアブシリーズ。現行の「3」では、コンパウンド(ゴムの配合)が見直され、よりグリップ力が強化されました。
完全防水のゴアテックスメンブレンを採用しているため、外からの水は一切通さず、靴内部の蒸れだけを逃がしてくれます。ハイキングから雨の日の通勤まで、もっとも汎用性が高い一足と言えるでしょう。
3. モアブ スピード 2 ゴアテックス(MOAB SPEED 2 GORE-TEX)
「絶対に滑りたくない」という方にイチオシなのがこちら。このモデルには、最高峰のグリップを誇る「Vibramメガグリップ」が搭載されています。
非常に軽量でありながら、足裏の突き上げを防ぐプレートも内蔵。雨の日の濡れたアスファルトや、落ち葉が積まった階段など、滑りやすいシチュエーションでも驚くほどの安定感を見せてくれます。デザインもモダンで、街歩きにも違和感がありません。
4. カメレオン 8 ストーム ゴアテックス(CHAMELEON 8 STORM GORE-TEX)
フェスやキャンプの定番として知られるカメレオンシリーズの最新作です。こちらも「Vibramメガグリップ」を贅沢に採用。
尖ったラグが泥をしっかり掴むだけでなく、濡れた路面での接地面積も計算されています。ゴアテックスによる防水性も完璧で、ゲリラ豪雨の中でも足元だけはドライでいられる安心感があります。
5. コールドパック 3 サーモ モック(COLDPACK 3 THERMO MOC)
冬の雨や雪、そして路面凍結が心配な地域の方には、コールドパックが最適解です。
ソールに配置された「アークティックグリップ」は、触ると少しザラついた特殊な素材。これが濡れた氷に食いつき、転倒のリスクを最小限に抑えます。保温性も高いため、冷たい雨の日でも足先まで温かく守ってくれます。
滑りやすさを抑えるための「ちょっとした工夫」
お気に入りのメレルを手に入れたら、さらに安全に履きこなすためのコツも覚えておきましょう。
- 「一皮剥く」までは慎重に新品の靴のソールには、製造工程で使われる「剥離剤(油分)」が薄く残っていることがあります。これが残っていると、使い始めは非常に滑りやすいです。まずは乾いたアスファルトの上を数キロ歩いて、ソールを少し削る(一皮剥く)ことで、本来のグリップ力が発揮されるようになります。
- 歩き方を意識する濡れた路面では、かかとから強く着地したり、つま先で強く蹴り出したりすると滑りやすくなります。足の裏全体で着地するイメージ、いわゆる「忍び足」に近い歩き方を意識するだけで、摩擦面積が増えて転倒しにくくなります。
- ソールの寿命をチェックどんなに高性能なビブラムソールでも、溝がなくなれば滑ります。特にかかと部分が斜めに削れてきたら要注意。接地面が歪むことで、グリップが効かなくなります。早めの買い替えを検討しましょう。
メレルの靴は雨の日に滑る?評判の真相と対策まとめ
「メレルの靴は雨の日に滑るのか?」という問いへの答えは、「モデル選びさえ間違えなければ、むしろ雨の日の最強の味方になる」です。
かつてのイメージでメレルを避けてしまうのは、あまりにももったいない進化を遂げています。特に「Vibramメガグリップ」を搭載したモデルや、改良版のジャングルモック 2.0を選べば、これまでの不安が嘘のように快適な歩行を楽しめるはずです。
最後に、雨の日に強いメレルを選ぶポイントを振り返りましょう。
- 街履きメインなら「ジャングルモック 2.0」
- 全天候型で万能な「モアブ 3 ゴアテックス」
- 究極のグリップを求めるなら「メガグリップ」搭載モデル
- 冬の氷上なら「アークティックグリップ」搭載モデル
自分のライフスタイルにぴったりの一足を見つけて、雨の日のお出かけを「憂鬱な時間」から「快適なウォーキングタイム」に変えてみませんか?
メレルの靴は雨の日に滑るという不安を解消して、ぜひその圧倒的な履き心地を体感してみてくださいね。


