お気に入りのメレル、最近くたびれていませんか?
アウトドアからタウンユースまで、圧倒的な履き心地で私たちを支えてくれるメレル。でも、「汚れが目立ってきたけど、どう洗えばいいのかわからない」「ゴアテックスを水に浸けても大丈夫?」と不安に思っている方も多いはずです。
実は、メレルのシューズは素材に合わせた正しいメンテナンスをするだけで、寿命がぐんと延びます。逆に、間違った洗い方をしてしまうと、せっかくの防水機能やクッション性が台無しになってしまうことも。
この記事では、メレルの代表作であるメレル ジャングルモックやメレル モアブを中心に、プロも実践する正しい洗い方を徹底解説します。大切な一足を新品のような輝きに蘇らせましょう!
メレルの洗い方を知る前に!絶対にやってはいけない3つのNG
まず最初に、これだけは絶対に避けてほしい「禁忌」をお伝えします。良かれと思ってやったことが、シューズに致命的なダメージを与えるケースが非常に多いからです。
1つ目は、**「直射日光での乾燥」**です。
濡れた靴を早く乾かしたい気持ちはわかりますが、強い日差しはアッパーのレザーを硬化させ、ひび割れの原因になります。また、ソールの接着剤が剥がれてしまうリスクも高まります。
2つ目は、**「洗濯機での丸洗い」**です。
メレルのシューズは精密なパーツの組み合わせでできています。洗濯機の激しい回転は、型崩れを引き起こすだけでなく、メッシュ素材を傷めたり、防水フィルムを破損させたりする恐れがあります。
3つ目は、**「ドライヤーの熱」**です。
高温の風を当てることで、ゴムパーツが変質したり、合成皮革が溶けたりすることがあります。乾燥は「風通しの良い日陰」が鉄則です。
素材別!メレルの正しい洗い方ステップ
メレルには、スエード(ピッグスキン)、スムースレザー、ゴアテックスメッシュなど、さまざまな素材が使われています。それぞれの特性に合わせたアプローチを見ていきましょう。
ジャングルモック(スエード・ピッグスキン)のお手入れ
メレル ジャングルモックに代表されるピッグスキンレザーは、水に濡らしすぎないのがポイントです。
- ブラッシングで汚れを浮かすまずは専用のブラシ(馬毛や豚毛)を使い、表面の毛並みに沿って、そして逆らってブラッシングします。これだけで、毛の奥に入り込んだ砂やホコリの大部分が落ちます。
- 専用クリーナーで部分汚れを落とす全体を水に浸けるのではなく、スエード専用の消しゴムクリーナーを使って、こすれた跡や黒ずみを優しく取り除きます。
- 仕上げの防水スプレー汚れを落とした後は、スエード用の防水スプレーを薄くムラなくかけます。これにより、水分だけでなく油汚れも弾くようになり、次のお手入れが格段に楽になります。
モアブやカメレオン(ゴアテックス・メッシュ)の洗い方
トレッキングで泥だらけになったメレル モアブなどは、機能性を回復させるための洗浄が必要です。
- 泥を完全に乾燥させてから落とす濡れたままこすると泥が繊維の奥に入り込みます。まずはしっかり乾燥させ、乾いたブラシで泥を叩き落としてください。
- 中性洗剤を使った押し洗いバケツにぬるま湯を張り、おしゃれ着用などの中性洗剤を薄く溶かします。柔らかいスポンジや布に含ませ、アッパーを優しくなでるように洗います。ゴアテックスの膜を傷つけないよう、ゴシゴシ擦るのは厳禁です。
- 入念なすすぎ洗剤成分が残っていると、撥水性が著しく低下します。きれいな水で、洗剤が完全に抜けるまで丁寧にすすいでください。
インソールと靴紐のメンテナンスでニオイ対策
アッパーが綺麗になっても、ニオイが残っていては台無しです。実は、ニオイの原因の多くはインソール(中敷き)にあります。
メレルの多くのモデルはインソールが取り外せます。インソールは中性洗剤でしっかり揉み洗いし、完全に乾かしましょう。これだけで靴全体の清潔感が劇的に変わります。
また、靴紐も外して洗うのが正解です。紐を外すことで、普段隠れているシュータン(ベロ)の部分までしっかりブラッシングできるようになります。靴紐自体は洗濯ネットに入れて洗濯機へ入れても問題ありません。
劇的に長持ちさせる!洗浄後の「乾燥」と「保管」術
「洗う」ことと同じくらい大切なのが「乾かす」プロセスです。
洗浄後のメレルは、まず中に新聞紙やキッチンペーパーを詰めます。これにより、内側の水分を吸い取ると同時に型崩れを防ぐことができます。紙が湿ってきたら、こまめに交換するのがコツです。
乾燥場所は、風通しの良い日陰を選んでください。完全に乾くまでには、季節にもよりますが2日ほどかかることもあります。中途半端な乾燥は雑菌の繁殖を招き、悪臭の原因になるので、じっくり時間をかけましょう。
仕上げに、全体へ防水スプレーを吹きかけます。新品の時だけでなく、洗った後にスプレーをすることで、コーティングが復活し、ダメージに強い靴に仕上がります。
メレルの正しい洗い方をマスターして一生モノの相棒に
メレルのシューズは、決して安い買い物ではありません。しかし、適切なケアを施せば、5年、10年とあなたの足元を支え続けてくれるタフなパートナーになります。
汚れを放置せず、気づいた時にブラッシングする。そして、シーズン終わりには今回ご紹介した手順で丁寧に洗ってあげる。そのひと手間が、メレル特有の「包み込まれるようなフィット感」を維持する秘訣です。
泥だらけの冒険を楽しんだ後は、感謝の気持ちを込めてメンテナンスしてあげてください。清潔で機能的なシューズなら、次のお出かけがもっと楽しみになるはずです。
正しいメレルの洗い方を身につけて、あなたの大切な一足を、ぜひ一生モノの相棒へと育てていってくださいね。


