日本一の山、富士山。一生に一度は登ってみたい聖地ですよね。装備を揃える中で、真っ先に悩むのが「靴」ではないでしょうか。
登山ショップに行けば、ガッチリとした重厚なブーツを勧められる。でも、ネットで調べると「メレルのモアブで十分」という声もあれば、「いや、あれはハイキング用だから危険だ」という意見もあって、初心者の方は混乱してしまいますよね。
結論から言いましょう。メレルの メレル モアブ 3 シリーズは、適切なモデルを選び、正しい対策をすれば、富士登山において非常に強力な相棒になります。
今回は、なぜモアブが選ばれるのか、そして富士山で使う際に絶対に気をつけるべきポイントを、本音で解説していきます。
世界中で愛される「モアブ」が富士山でも支持される理由
メレルの モアブ シリーズは、世界累計2,800万人以上に履かれている超ベストセラーです。これほどまでに支持されるのには、明確な理由があります。
一番の魅力は、なんといっても「履き心地の良さ」です。一般的な登山靴は、ソール(靴底)が非常に硬く、履き慣らすまでに時間がかかります。初心者がいきなり硬い靴を履くと、足の裏が痛くなったり、靴擦れを起こしたりすることも珍しくありません。
その点、モアブは箱から出してすぐに足に馴染むと言われるほど柔らかく、スニーカーに近い感覚で歩き始めることができます。特に メレル モアブ 3 ゴアテックス は、日本人の足型に多い「甲高・幅広」にもフィットしやすい設計になっているのが嬉しいポイントです。
また、富士山は五合目から山頂まで標高差が大きく、登れば登るほど酸素が薄くなります。脚力が弱い初心者にとって、片足500gを切るようなモアブの「軽さ」は、後半の粘りに大きく貢献してくれるはずです。
富士山で使うなら「ミッドカット」一択であるべき理由
モアブには、くるぶしが出る「ローカット」と、足首まで覆う「ミッドカット」の2種類があります。街履きやキャンプならローカットが楽ですが、富士山に持ち込むなら間違いなく メレル モアブ 3 ミッド ゴアテックス を選んでください。
これには、富士山特有の地形が関係しています。
富士山の下山道、特に「須走ルート」や「御殿場ルート」を想像してみてください。そこには「砂走り」と呼ばれる、細かい火山礫が深く積もったエリアがあります。一歩踏み出すたびに足がズボッと埋まるような場所です。
ローカットだと、この砂や小石が面白いほど靴の中に入ってきます。一度入ると、足裏が痛くて歩けなくなり、何度も靴を脱いで掃除することになります。これは体力的にも精神的にもかなりキツイ作業です。
足首をホールドして捻挫を防ぐという意味でも、砂の侵入を最小限に抑えるという意味でも、富士山ではミッドカットが必須条件となります。
知っておきたいモアブの弱点と「砂走り」対策
「モアブはハイキング用だから富士山には向かない」という意見が出る理由は、その「ソールの柔らかさ」にあります。
富士山の上部はゴツゴツとした岩場が続きます。ソールが柔らかい靴だと、尖った岩の感触が足裏に伝わりやすく、長時間歩くと足の裏が疲れやすいという側面があるのです。また、岩場に足をぶつけた時の保護性能も、本格的なレザーブーツに比べれば一歩譲ります。
しかし、これは「歩き方」と「アイテム」でカバーできます。
まず、絶対に用意してほしいのが 登山用ゲイター(スパッツ)です。靴の履き口を上から覆うカバーのことですね。これがあれば、モアブのようなミッドカットシューズでも、砂走りの砂利侵入を完璧に防ぐことができます。モアブとゲイターの組み合わせは、富士下山における最強の布陣と言っても過言ではありません。
また、インソールを少し硬めのもの、例えば スーパーフィート などに交換するだけで、足裏の突き上げ感を大幅に軽減し、本格的な登山靴に近い安定感を手に入れることも可能です。
最新モデル「モアブ 3」は何が変わったのか?
もしこれから購入を検討しているなら、旧モデルの在庫処分品ではなく、最新の メレル モアブ 3 シリーズを選んでください。名前は同じですが、中身は着実に進化しています。
特筆すべきは、アウトソールの「Vibram TC5+」です。世界的に有名なヴィブラム社がメレル専用に開発したこのソールは、グリップ力がさらに強化されています。富士山の濡れた岩場や、滑りやすい砂利道でも、地面をしっかり捉えてくれる安心感があります。
さらに、ミッドソールのクッション性も向上しました。かかと部分の「エアークッション」が着地の衝撃を吸収してくれるので、膝に不安がある方や、運動不足を自覚している方ほど、最新モデルの恩恵を感じられるでしょう。
もちろん、防水透湿素材の王様 ゴアテックス も搭載されています。富士山は天候が非常に不安定で、さっきまで晴れていたのに急に土砂降り…ということも。そんな時、靴の中がびしょ濡れになると体温が奪われ、登頂断念に追い込まれることもあります。信頼できる防水性能は、富士山では「命を守る機能」と言っても大げさではありません。
実際にモアブで富士山を登った人のリアルな評判
ネット上のレビューを覗いてみると、面白い傾向が見えてきます。
ポジティブな意見で多いのは、「とにかく足が楽だった」というもの。
「他の登山靴だと足が痛くなって途中でリタイアしていたかもしれないが、モアブのクッション性のおかげで最後まで歩けた」という声は非常に多いです。
一方で、ネガティブな意見としては「岩場でつま先をぶつけると痛い」「ソールの減りが早い気がする」といったものがあります。
確かに、富士山の溶岩はヤスリのように鋭いため、グリップ力の高いモアブのソールは、一度の登山でそれなりに摩耗します。しかし、それは「しっかり地面を噛んでくれた証拠」とも言えます。年に何度も富士山に登るプロガイドなら耐久性を重視しますが、年に一度のご褒美登山であれば、耐久性よりも「その一回を無事に、快適に歩き通せるか」を重視すべきではないでしょうか。
また、モアブはデザイン性に優れているため、富士山から帰ってきた後も、近所の低山ハイクやキャンプ、あるいは雨の日のタウンユースとして活用できるのが嬉しいですよね。高価な登山靴を買って一度きりで下駄箱の肥やしにするよりも、ずっと経済的で合理的です。
メレル モアブ 富士山登頂への最終チェックリスト
さて、ここまで読んで「モアブで行こう!」と決めたあなた。最後に、富士山で失敗しないための最終チェックをしておきましょう。
- サイズ選びは慎重に:厚手の登山用ソックスを履いた状態で、つま先に1cm程度の余裕があるものを選んでください。下山時はつま先に体重がかかるため、ピッタリすぎると爪が死んでしまいます。登山用靴下 もセットで用意しましょう。
- 必ずゲイターを装着する:先ほども言いましたが、これが無いとモアブの魅力は半減します。砂の侵入を防ぐことが、快適な下山の鍵です。
- 事前に数回は歩いておく:馴染みが良いとはいえ、新品の靴でいきなり富士山は危険です。近所の散歩や近くの低い山で、紐の締め具合などを確認しておきましょう。
- ストック(ポール)を併用する:モアブの軽さを活かしつつ、足首への負担を減らすために トレッキングポール を使うのが賢い選択です。膝の保護にもなります。
富士山は、しっかりとした準備さえすれば、初心者でも素晴らしい感動を味わえる場所です。
足元に信頼できる メレル モアブ 3 ミッド を備え、万全の対策で山頂を目指してください。雲海の上から見る御来光は、一生忘れられない景色になるはずです。
あなたの富士山挑戦が、素晴らしい思い出になることを応援しています!
まとめ:富士山登山にメレル「モアブ」は使える?初心者が失敗しない選び方と評判を徹底解説!
いかがでしたでしょうか。
メレルのモアブは、その快適性と軽さから、多くの富士山登山者に愛されている一足です。「本格的すぎないけれど、機能は妥協したくない」という初心者のワガママを叶えてくれる、絶妙なバランスのシューズだと言えます。
「重厚な登山靴じゃないとダメだ」という固定観念に縛られる必要はありません。大切なのは、自分の脚力や経験に合った靴を選び、その靴の特性を理解して道具を使いこなすことです。
ミッドカットモデルを選び、ゲイターで砂対策をし、最新の モアブ 3 の機能を最大限に活かす。これだけで、あなたの富士山登山はぐっと楽で、楽しいものになるでしょう。
最後になりますが、登山は自己責任の世界です。靴選びと同じくらい、体調管理や装備の確認、そして「無理をしない勇気」も大切にしてくださいね。
富士山登山にメレル「モアブ」は使える?初心者が失敗しない選び方と評判を徹底解説!というテーマでお届けしました。この記事が、あなたの第一歩を後押しするヒントになれば幸いです。


