アウトドアシーンから街歩きまで、圧倒的な支持を集めるシューズブランド「メレル」。その中でも、どこか上品でタフな印象を与えるのが「ヌバックレザー」を採用したモデルです。
「メレルのヌバックって、普通のスエードと何が違うの?」
「雨の日に履いても大丈夫? 手入れが難しそう……」
そんな疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。実はヌバックは、正しく選んで定期的にお手入れをすれば、5年、10年と相棒のように履き続けられる素晴らしい素材なんです。
今回は、メレルのヌバックモデルの魅力から、スエードとの決定的な違い、そして愛用者なら絶対に知っておきたいメンテナンス術までを詳しくお伝えします。
ヌバックとスエード、似ているけれど全く別物?
メレルのシューズを探していると、よく「スエード」と「ヌバック」という言葉が出てきますよね。どちらも起毛していて似た質感に見えますが、実はその構造は正反対と言ってもいいほど違います。
まず、スエードは革の「裏面」を削って起毛させたものです。柔らかく足馴染みが良いのが特徴ですが、革としては比較的薄くなるため、軽やかさを重視するモデルに使われます。
対して、ヌバックは革の「表面(銀面)」を削って起毛させたものです。表面はもともと牛が外敵や環境から身を守るための最も丈夫な部分。そこを贅沢に使っているため、ヌバックは非常に厚みがあり、引き裂きや摩擦に強いという特徴があります。
メレルの定番であるメレル ジャングルモックなどと比較しても、ヌバックモデルは独特のマットな質感としっとりとした手触りがあり、履き込むほどに「自分だけの一足」に育っていくエイジングの楽しみがあるんですよ。
メレルのヌバックが選ばれる3つの理由
なぜ、多くのアウトドア愛好家やファッショニスタがメレルのヌバックを選ぶのでしょうか。そこには、単なる見た目以上の理由が隠されています。
1. カジュアルすぎない「大人の品格」
メレルのシューズは機能性が高い反面、モデルによっては少しスポーティーすぎる印象を与えることもあります。しかし、ヌバック素材になると一気に雰囲気が変わります。
毛足が短く整えられたヌバックは、光の当たり方によって絶妙な陰影を生み出します。この落ち着いた光沢感が、デニムだけでなくスラックスやチノパンとも相性抜群なんです。休日のハイキング帰りに、そのままちょっと良いレストランへ入っても違和感がない。そんな「汎用性の高さ」こそが最大の魅力と言えるでしょう。
2. 驚くほどの耐久性と保護力
ヌバックは、数ある皮革素材の中でもトップクラスのタフさを誇ります。岩場に擦れたり、茂みを歩いたりしても、表面が起毛しているため傷が目立ちにくいというメリットがあります。
また、メレルの多くのモデルでは、このヌバックにゴアテックス シューズなどの防水透湿素材を組み合わせています。厚みのあるヌバックが外からの物理的な衝撃や冷気を遮断し、内側のメンブレンが水の侵入を防ぐ。この二段構えの構造が、過酷な環境下でも足を守り抜いてくれるのです。
3. 履くほどに変化する「育てる楽しみ」
新品のヌバックは均一で美しいマットな状態ですが、履き続けるうちにシワが入り、色が深く変化していきます。手入れを繰り返すことで、少しずつツヤが出てくるのもヌバックならではの醍醐味です。
スニーカーを「消耗品」として使い捨てるのではなく、自分と一緒に時を刻む「道具」として愛用したい。そんなこだわりを持つ層にとって、メレルのヌバックは最高の選択肢になります。
失敗しない!メレルのおすすめヌバックモデル5選
それでは、具体的にどのモデルを選べば良いのか、厳選した5つのモデルをご紹介します。
ジャングルモック ヌバック
メレルの代名詞とも言えるジャングルモックのヌバックバージョンです。
通常モデルのピッグスキンスエードに比べ、より重厚感があり、型崩れしにくいのが特徴。サイドのストレッチゴアによる脱ぎ履きのしやすさはそのままに、足元に高級感をプラスしてくれます。仕事履きとして愛用するファンも非常に多い一足です。
モアブ 3 ゴアテックス(ヌバック採用モデル)
世界中で愛されるトレッキングシューズモアブ 3シリーズ。
このモデルのアッパーにヌバックを配したタイプは、本格的な登山にも耐えうる剛性を備えています。ナイロンメッシュとのコンビネーションにより通気性を確保しつつ、負担のかかる部分をヌバックで補強。初めての本格登山靴としても、ベテランのセカンドシューズとしても信頼できるスペックです。
パスウェイ レース ヌバック
よりタウンユースに寄せた、ロープロファイルなデザインが魅力のパスウェイ レース。
ヌバック特有の柔らかな質感が、丸みを帯びたフォルムをさらに引き立てます。歩きやすさを追求したソール構造と、落ち着いたカラーリングのヌバックは、街歩きや旅行の最高のパートナーになってくれるはずです。
モアブ 3 ミッド ゴアテックス
足首までしっかりホールドしたい方には、ミッドカットモデルがおすすめ。
広範囲にヌバックを使用しているため、足首周りの保護性能が格段に高いのが特徴です。砂利や小石が入りにくい設計と、ヌバックの堅牢性が相まって、荒れた道でも安心して踏み出すことができます。
アンコール バイパス ヌバック
「もっと気軽にメレルの履き心地を楽しみたい」という方には、カカトのないクロッグタイプのアンコール バイパス。
ヌバック素材を採用することで、サンダル特有のラフさが消え、上品な「大人のつっかけ」へと昇華されています。玄関先に一足あるだけで、ちょっとした外出が楽しくなる名作です。
ヌバックを美しく保つためのお手入れ術
「ヌバックは手入れが難しそう」という声をよく聞きますが、実はポイントさえ押さえればそれほど難しくありません。基本は「汚れを溜めないこと」と「乾燥させないこと」です。
準備する道具
まずは最低限、以下の道具を揃えておきましょう。
- ヌバック・スエード専用ブラシ(真鍮混じりのものやゴム製のもの)
- ヌバック用消しゴム(部分的な汚れ落とし)
- 防水スプレー(起毛皮革対応のもの)
日々のケア:ブラッシングが命
履き終わったら、まずはブラシで全体の埃を払いましょう。ヌバックの毛足の間に砂や埃が入り込むと、それが革の水分を奪い、乾燥やひび割れの原因になります。
毛並みを逆立てるようにブラッシングして汚れを掻き出した後、最後に毛並みを整えるように優しく撫でる。これだけで、ヌバック特有のしっとりとした質感が驚くほど長持ちします。
汚れがついてしまったら
泥汚れなどは、完全に乾いてからブラシで落とすのが鉄則です。濡れているうちに擦ると、汚れが繊維の奥まで入り込んでしまいます。
ブラシで落ちない頑固な汚れには、ヌバック用の消しゴムを使いましょう。汚れた部分を優しくこするだけで、表面の汚れを削り取ることができます。ただし、強くこすりすぎるとそこだけ色が薄くなることがあるので注意が必要です。
仕上げの防水スプレー
ヌバックにとって、水濡れと油汚れは大敵です。新品の状態や、お手入れの仕上げには必ず防水スプレーをかけましょう。
防水スプレーは単に水を弾くだけでなく、油分や泥汚れが繊維に付着するのを防ぐ「防汚バリア」の役割も果たしてくれます。20cmほど離して、全体が軽く湿る程度にムラなくスプレーし、完全に乾かすのがコツです。
ヌバックを履く際の注意点とよくある質問
長く付き合っていくために、知っておきたい注意点がいくつかあります。
雨の日に履いてもいいの?
結論から言うと、しっかり防水処理をしていれば大丈夫です。特にゴアテックス搭載モデルであれば、靴の中に水が入る心配はほとんどありません。
ただし、ヌバックそのものが水に濡れると、乾いた後に革が硬くなったり、シミになったりすることがあります。もし濡れてしまったら、新聞紙などを詰めて形を整え、直射日光の当たらない風通しの良い場所でじっくり自然乾燥させてください。ドライヤーで急激に乾かすのは、革を傷める原因になるので厳禁です。
サイズ選びのコツは?
ヌバックは天然皮革なので、履き込むうちに自分の足の形に合わせて少しずつ伸びていきます。最初は「少しタイトかな?」と感じるくらいが、数ヶ月後には最高のフィット感になることが多いです。
ただし、厚手の登山用ソックスを履く場合は、その分を考慮してメレル シューズ サイズを確認する必要があります。ジャストサイズを選びつつ、革の馴染みを待つのがヌバックを楽しむコツです。
色落ちが心配……
濃い色のヌバック(ブラックやネイビー、ダークブラウンなど)は、特に初期段階で色落ちすることがあります。白いソックスを履いていると色が移ってしまうことがあるため、最初の数回は同系色のソックスを履くのが無難です。防水スプレーをかけることで、ある程度の色落ち抑制効果も期待できます。
最後に:一生モノの相棒を手に入れよう
メレルのヌバックシューズは、単なる靴以上の価値を提供してくれます。それは、履くたびに足に馴染んでいく感覚であり、手入れをするたびに深まる愛着です。
山道を力強く歩く時も、都会の石畳をスマートに歩く時も。ヌバックならではのタフさと美しさは、あなたの足元をしっかりと支え、自信を与えてくれるでしょう。
少しの手間を惜しまず、ブラッシングと防水スプレーを習慣にする。そうすれば、その一足はきっと、数年後のあなたにとっても欠かせない「一生モノの相棒」になっているはずです。
あなたもぜひ、この機会に自分にぴったりのメレルのヌバックを選んで、新しい一歩を踏み出してみませんか。
メレルのヌバックシューズおすすめ5選!手入れ方法やスエードとの違いも徹底解説を最後までお読みいただき、ありがとうございました。


