子どもの足は日々成長していて、数ヶ月でサイズが変わることもあります。
そんな中で「ニューバランスのキッズサイズ、どれを選べばいいの？」と迷う親御さんは多いでしょう。
実はニューバランスの子ども靴は、足の長さだけでなく「足幅（ウイズ）」まで考慮した設計になっており、正しい選び方を知っていればフィット感の良さが格段に違います。
ここでは、ニューバランスのキッズシューズを選ぶ際に知っておきたいサイズの見極め方と、失敗しないコツをわかりやすく解説します。
子どもの足は毎月変わる？サイズ選びが難しい理由
子どもの足は大人よりもやわらかく、骨もまだ形成途中です。
成長スピードも早く、3〜6ヶ月の間に0.5〜1cm大きくなることもあります。
そのため「ちょっと大きめで長く履けるように」と思って選んだ靴が、実は動きづらかったり足に悪影響を与えてしまうこともあるのです。
靴が大きすぎると、かかとが浮いたり前にずれて歩きにくくなります。
逆に小さすぎると、足指が圧迫されて成長を妨げる原因にも。
だからこそ、子どもの靴は“今の足にぴったり＋少しの余裕”が理想的なサイズ感なのです。
ニューバランスのキッズサイズ展開と特徴
ニューバランスのキッズシューズは、他ブランドよりも細かく設計されています。
特に注目すべきは「ウイズ（足幅）」の展開です。
- M（標準）：やや細め〜普通幅
- W（ワイド）：標準〜幅広
- XW（エクストラワイド）：幅広〜甲高
このように足幅に合わせて選べるのが、ニューバランスの強みです。
「うちの子、幅広だからどの靴もキツそう…」という悩みも、ウイズを選べば解消できるケースが多いです。
また、キッズモデルは0.5cm刻みでサイズが展開されているので、成長に合わせて細かく調整できるのも魅力。
ただし、モデルによってはウイズがMのみの展開もあるため、購入前に確認しておきましょう。
自宅でできる！正しい足の測り方
まずは子どもの足の実寸を正しく知ることが大切です。
メジャーや定規、紙と鉛筆があれば自宅でも簡単に測れます。
手順：
- 壁際に紙を敷き、子どもに靴下を履かせて立たせる
- かかとを壁につけ、足の一番長い指の先に印をつける
- その距離を定規で測り、左右両方をチェック（長い方を基準にする）
この時、夕方など足が少しむくんでいる時間帯に測ると、実際の履き心地に近いデータが取れます。
ニューバランス公式サイトでは、印刷して使える「計測シート」も公開されているので、それを利用するとより正確です。
失敗しない「捨て寸」の考え方
靴の中には「つま先の余裕＝捨て寸」が必要です。
これは指先の自由な動きや成長に対応するためのスペースのこと。
- 理想的な捨て寸：0.5〜1.0cm程度
たとえば、実際の足長が15.5cmなら、靴は16.0cmを選ぶイメージです。
このくらいのゆとりがあると、足指を動かしやすく、履き心地も快適になります。
ただし、あまりに大きすぎると歩行が不安定になりやすいため、「1.5cm以上の余裕」は避けましょう。
靴を履かせた状態で、つま先を軽く押して指1本分の余裕があればOKです。
モデルによって違う？ニューバランスのサイズ感
「同じ16cmなのに、モデルによって大きさが違う気がする…」という声は少なくありません。
実際、ニューバランスのキッズモデルには設計上の特徴があり、シリーズによって“やや大きめ”に感じるものもあります。
- YV996：やや細めの作り。甲高・幅広の子どもにはWモデル推奨
- IZ996：軽量で標準的なサイズ感。ベビーにも人気
- IO313：幅広・甲高設計で安定感抜群。足幅のある子におすすめ
- PO313／**IV420**など：やや大きめの作りで、つま先にゆとりあり
このように、同じブランドでもフィット感が異なります。
レビューで「大きめ」「小さめ」と書かれている場合は、必ずチェックしておきましょう。
店舗での試着とオンライン購入、それぞれのポイント
店舗で買う場合
実店舗では、スタッフが足の長さや幅を計測してくれる場合があります。
子どもに実際に履かせ、歩いたりしゃがんだりしてフィット感を確認できるのが最大のメリットです。
チェックポイントは以下の通り。
- かかとが浮かないか
- つま先に指1本分の余裕があるか
- 横幅がきつくないか
- 歩いた時に靴がズレないか
これらを確認するだけで、サイズ選びの失敗を防げます。
オンラインで買う場合
忙しい親御さんにとって、通販は便利な選択肢です。
ただし、試着できない分、慎重さが求められます。
- 計測シートで足長・足幅を測る
- モデルごとのサイズ感レビューを確認する
- 返品・交換可能なショップを選ぶ
ニューバランス公式オンラインストアでは、サイズ交換にも対応しているため安心です。
成長期だからこそ、定期的なサイズチェックを
一度買った靴でも、定期的にサイズを確認するのが大切です。
特に3〜6ヶ月に一度は、インソールを取り出して足を乗せ、つま先に余裕が残っているかをチェックしましょう。
もしつま先がインソールの端に当たっていたら、それは買い替えのサインです。
「まだ履けるかも」と思っても、きつい靴を履き続けると、足指の変形や外反母趾の原因になることもあります。
幅広・甲高の子どもに合う選び方のコツ
日本人の子どもは、比較的「甲高・幅広」な足の形が多いと言われています。
そんな場合は、以下の方法を試してみてください。
- 「W」や「XW」モデルを選ぶ
- 足長＋0.5cmのサイズで、横にゆとりを持たせる
- 甲の締めつけが強い場合は、マジックテープで微調整できるタイプを選ぶ
特に「IO313」シリーズは、柔らかいメッシュ素材と幅広設計で人気があります。
幅のある子でも足を圧迫せず、自然な歩き方をサポートしてくれます。
サイズ選びのチェックリスト
最後に、購入前に確認しておきたいチェックポイントをまとめます。
- 足の長さと幅を実際に測ったか
- 左右両足でサイズ差を確認したか
- つま先に0.5〜1cmの余裕があるか
- かかとがしっかりホールドされているか
- 横幅や甲がきつくないか
- 試し履きで歩いてみて違和感がないか
- モデルごとのサイズ感を確認したか
- 成長に備えた“ちょうど良い余裕”を確保したか
これらを意識するだけで、フィット感がぐっと向上します。
まとめ：ニューバランスのキッズサイズ選び方完全ガイドを実践して、最高のフィット感を！
ニューバランスのキッズシューズは、足の成長と健康を第一に考えた設計が特徴です。
正しい測り方と選び方を知っていれば、子どもが自分の足でしっかり歩き、走り、遊ぶための最高のパートナーになります。
ポイントは「今ちょうど良いサイズ＋少しの余裕」。
大きすぎず、小さすぎず、かかとがしっかりフィットする靴を選ぶこと。
そして、定期的に足をチェックして、成長に合わせて買い替えることです。
ニューバランスのキッズサイズ選び方をマスターして、子どもの足にぴったりの一足を見つけましょう。
