ベアフットシューズ(裸足感覚シューズ)の代名詞ともいえるメレルのグローブシリーズ。その中でも、最も地面の感触をダイレクトに味わえるのがVapor Glove 6です。
「まるで靴を履いていないような感覚」というキャッチコピーに惹かれて購入を検討している方も多いはず。しかし、いざ買おうとすると一番気になるのがサイズ選びですよね。
ベアフットシューズは一般的なランニングシューズやスニーカーとは設計思想が根本から異なります。そのため、いつもの感覚でサイズを選んでしまうと「きつすぎて足が痛い」「逆にかかとが浮いてしまう」といった失敗を招きかねません。
今回は、Vapor Glove 6のサイズ感を中心に、後悔しないための選び方のポイントを深掘りして解説していきます。
ベアフットシューズ特有の「サイズ感」を理解しよう
Vapor Glove 6のサイズ感を語る上で、まず知っておかなければならないのが「ベアフット(裸足)」というコンセプトです。
このシューズは、クッションで衝撃を吸収するのではなく、人間本来の足の機能を呼び覚ますために作られています。そのため、足の指が自由に動かせる「トウボックスの広さ」と、足が靴の中でズレない「中足部のホールド感」が共存しているのが特徴です。
一般的なスニーカーは、つま先に向かって細くなるデザインが多いですが、Vapor Glove 6は足の形に沿って扇状に広がっています。この独特の形状が、サイズ選びを少しだけ難しくさせている要因なのです。
Vapor Glove 6 は「ジャストサイズ」が基本?
多くのユーザーレビューや専門家の意見を総合すると、Vapor Glove 6のサイズ感は「基本的には普段履いているスニーカーと同じサイズ」で問題ないという声が大半です。
しかし、ここで注意したいのが「フィット感の好み」と「靴下の有無」です。
このモデルは、素足で履くことを想定して設計されています。もしあなたが「完全に素足で、地面との一体感を楽しみたい」のであれば、普段通りのサイズを選べば、驚くほど吸い付くようなフィット感を得られるでしょう。
一方で、薄手のスポーツソックスや、五本指ソックスを履いて使用することを考えているなら、話は変わってきます。ベアフットシューズはアッパー(甲の部分)の素材が非常に薄く、余裕がほとんどありません。靴下一枚の厚みでも、人によっては窮屈に感じることがあります。
幅広・甲高の人は「ハーフサイズアップ」を検討すべき理由
日本人に多い「幅広・甲高」の足型の方は、特に注意が必要です。
Vapor Glove 6は、前作までのモデルと比較して、中足部(土踏まず付近)の絞り込みがややタイトになっています。これは足との一体感を高めるためのアップデートですが、足の幅が広い人がジャストサイズを履くと、土踏まずのあたりに強い圧迫感を覚えることがあります。
もしあなたが、普段から「ワイズ(足囲)が狭い靴だと横幅が痛くなる」と感じているのであれば、いつものサイズより0.5cm上げた「ハーフサイズアップ」を選択するのが賢明です。
「サイズを上げるとつま先が余りすぎて歩きにくいのでは?」と心配になるかもしれませんが、Vapor Glove 6はシューレース(靴紐)による調整機能が優秀です。甲の部分をしっかり締めれば、多少の長さの余裕はホールド感でカバーできます。
前作 Vapor Glove 5 との違いから見るフィット感の変化
すでに旧モデルを愛用している方にとって、新作のサイズ変化は最も気になるポイントでしょう。
Vapor Glove 6では、アウトソールの形状が変更され、より足の裏を包み込むようなデザインになりました。これにより、足が左右にぶれる感覚が減り、安定感が増しています。
しかし、この「包み込む感覚」が、一部のユーザーには「少し小さくなった」と感じさせる要因になっているようです。アッパーのメッシュ素材も、耐久性を高めるために少ししっかりとした質感になっており、以前のモデルのような「履いているうちにどんどん伸びて馴染む」という感覚は少なめです。
前作で「本当にギリギリのジャストサイズ」だった方は、今作では迷わずハーフサイズ上げたほうが、ストレスなくトレーニングに集中できるはずです。
失敗しないためのセルフチェックリスト
ネット通販で購入する前に、以下の3つのポイントをチェックしてみてください。
一つ目は、自分の「足の実寸」を知ることです。
普段履いている靴の表記サイズではなく、実際に踵から一番長い指の先までを測ってみてください。その実寸に対して、0.5cmから1cm程度の余裕があるサイズが、Vapor Glove 6における理想的なサイズ選びの目安となります。
二つ目は、使用目的を明確にすることです。
ジムでのウエイトトレーニングや、芝生の上での短いランニングがメインなら、ズレを防ぐためにジャストサイズがおすすめ。逆に、タウンユースや長時間のウォーキングにも使いたいなら、足のむくみを考慮して少し余裕のあるサイズを選びましょう。
三つ目は、ソックスの厚みです。
ベアフット専用の極薄ソックスを履くのか、それとも一般的なパイル地の靴下を履くのか。これだけでサイズ選びの正解はガラリと変わります。
メレル Vapor Glove 6 を履きこなすためのアドバイス
自分にぴったりのサイズを手に入れたら、次は「履き方」にもこだわってみましょう。
Vapor Glove 6は、ベアフットシューズの中でも特にソールが薄いモデルです。スタックハイト(ソールの厚み)はわずか6mmしかありません。
この薄さゆえに、サイズが合っていないと足裏の特定の場所に負担が集中してしまいます。正しくフィットしていれば、足裏全体で地面を捉える感覚が研ぎ澄まされ、ふくらはぎや足首の筋肉が自然と鍛えられていくのがわかるはずです。
もし履き始めに「少しタイトかな?」と感じても、シューレースを一度すべて緩め、かかとをしっかり合わせてから下から順に締め直してみてください。それだけで、サイズ選びの不安が解消されることも少なくありません。
メレル Vapor Glove 6 サイズ感と選び方のまとめ
Vapor Glove 6は、サイズ選びさえ間違えなければ、あなたのウォーキングやランニングの概念を覆してくれる素晴らしい一足になります。
基本は「普段のスニーカーと同じサイズ」でOKですが、靴下を履く場合や、幅広・甲高を自覚している方は「0.5cmアップ」を強く推奨します。
ベアフットシューズは、単なるファッションアイテムではなく、足の健康を取り戻すためのツールです。自分に最適なサイズを選んで、地面と対話するような新しい歩行体験をぜひ楽しんでください。
最後に、もしサイズ選びで迷ってどうしても決められない時は、返送料無料の試着サービスなどを活用して、実際に足を入れてみるのが一番の近道です。完璧なフィット感のVapor Glove 6を手に入れて、裸足以上の心地よさを体感しましょう。


