「登山を始めたいけれど、ゴツすぎるブーツはちょっと抵抗がある……」
「キャンプやフェス、雨の日の街歩きまで一足でこなせる万能な靴が欲しい!」
そんなわがままな願いを叶えてくれる一足として、今熱い注目を集めているのがメレル NOVA 3 GORE-TEXです。
世界中で愛されるアウトドアブランド、メレル。その中でも「スニーカーのような軽快さ」と「ハイキングシューズのタフさ」をいいとこ取りしたハイブリッドモデルとして誕生したのがNOVAシリーズです。
今回は、最新モデルであるNOVA 3 GORE-TEXを徹底的に掘り下げます。気になるサイズ感から、実際のフィールドで見せる実力まで、忖度なしでレビューしていきます。
そもそもメレル NOVA 3 GORE-TEXとはどんな靴?
アウトドアシーンにおいて、メレルの靴は「履き心地の良さ」で知られています。その中でもNOVA 3 GORE-TEXは、トレイルランニングシューズのテクノロジーをベースに、ハイキングに必要な保護機能をプラスしたモデルです。
最大の特徴は、やはり「GORE-TEX(ゴアテックス)」を搭載している点でしょう。
圧倒的な防水透湿性
雨の中を歩いても靴の中が濡れない防水性と、汗による蒸れを外に逃がす透湿性。この両立は、アウトドアフィールドでは命綱とも言える機能です。水たまりを気にせず歩ける安心感は、一度味わうと戻れません。
信頼のVibramソール
地面を捉えるアウトソールには、イタリアの銘品「Vibram(ビブラム)TC5+」を採用しています。メレル専用に調合されたこのラバーは、乾いた岩場はもちろん、湿った土の上でも確かなグリップ力を発揮してくれます。
進化したクッション性
前作のNOVA 2から大きくアップデートされたのがミッドソールです。「FloatPro™(フロートプロ)」という軽量かつ耐久性の高いフォームを採用したことで、長時間歩いても足が疲れにくい、弾むような歩き心地を実現しています。
失敗しないためのサイズ感チェック
ネットで購入する際に最も不安なのがサイズ選びですよね。結論から言うと、メレル NOVA 3 GORE-TEXは「ややタイトめ」な作りになっています。
横幅と甲の高さに注意
このモデルは、足との一体感を高めるために全体的にスリムなシルエットをしています。欧米人に多い足型に近い設計のため、典型的な「幅広・甲高」と言われる日本人の足には、普段のスニーカーサイズだと窮屈に感じることがあります。
選ぶべきサイズの目安
- 薄手の靴下で街履きメインの人: 普段のジャストサイズか、0.5cmアップ。
- 厚手の登山用ソックスを履く人: 普段より0.5cm〜1.0cmアップを強くおすすめします。
特に下り坂では、つま先に余裕がないと爪を痛める原因になります。迷ったら少し大きめを選び、靴紐でフィット感を調整するのが正解です。
実際の登山・トレイルでの実力を検証
「スニーカー感覚で履ける」と言っても、山で使えなければ意味がありません。実際にNOVA 3 GORE-TEXをフィールドに持ち出すと、そのバランスの良さに驚かされます。
軽さは正義
一般的な登山靴が片足500gを超える中、この靴は約300g台と非常に軽量です。足上げがスムーズになるため、体力の消耗を劇的に抑えてくれます。初心者の方や、体力を温存したいロングハイキングには最高の武器になります。
足裏を守るロックプレート
軽量シューズの弱点は、尖った岩を踏んだ時に足裏が痛くなることです。しかし、NOVA 3 GORE-TEXには「ロックプレート」が内蔵されています。これにより、ガレ場や木の根が露出した道でも、突き上げ感を軽減して安定した歩行をサポートしてくれます。
苦手なシーンはある?
一方で、注意が必要な場面もあります。ローカットモデルであるため、足首のホールド力は高くありません。20kgを超えるような重装備での縦走や、足首の捻挫が心配なガチガチの岩場では、ハイカットのメレル モアブ 3などの本格登山靴に分があります。
日常使いやキャンプでの使い勝手はどう?
NOVA 3 GORE-TEXの隠れた魅力は、その「汎用性の高さ」にあります。
キャンプ・フェスでの最強靴
キャンプ場は朝露で草地が濡れていたり、急な雨に見舞われたりすることが日常茶飯事です。ゴアテックスを搭載したこの靴なら、足元をドライに保ちつつ、汚れもサッと落とせます。また、デザインがスポーティーで街着にも馴染むため、フェスなどでおしゃれを楽しみたい層からも支持されています。
雨の日の通勤・タウンユース
「今日は雨が降りそうだな」という日の通勤靴としても優秀です。落ち着いたカラーバリエーションを選べば、スラックスやデニムとも相性が良く、不意の豪雨でも靴下の替えを心配する必要がありません。
ただし、一点だけ注意があります。Vibramソールはオフロード(土や岩)でのグリップに特化しているため、駅の濡れたタイルやマンホールの上では少し滑りやすい傾向があります。雨の日の都会を歩く際は、少しだけ慎重に足を運んでくださいね。
前モデルやライバル機との違いを整理
購入を検討する際、他のモデルと何が違うのか気になりますよね。
NOVA 2からの進化
最大の変更点は、ミッドソールの「クッション性」と「耐久性」の向上です。より柔らかく、かつヘタリにくくなっています。また、アッパーのメッシュ素材も強化されており、枝などに引っ掛けても破れにくいタフな仕様にアップデートされました。
メレルを代表する「モアブ 3」との比較
メレルの代名詞といえばモアブ 3ですが、NOVA 3 GORE-TEXとはキャラクターが明確に違います。
- モアブ 3: どっしりした安定感。歩行のサポート力が強く、ハイキングがメイン。
- NOVA 3: 軽快でスピーディー。走ることも視野に入れた、活動的なアクティビティ向け。
「歩く」ことの安心感を求めるならモアブ、「動く」ことの楽しさを求めるならNOVA、という選び方がしっくりきます。
メレル NOVA 3 GORE-TEXを長く愛用するために
せっかく手に入れたNOVA 3 GORE-TEX。その性能を維持するためのメンテナンスのコツをお伝えします。
使用後は汚れを落とす
泥汚れが乾燥して固まると、アッパーの通気性を損なうだけでなく、素材の劣化を早めます。使用後はブラッシングをして、ひどい汚れは水を含ませた布で拭き取りましょう。
直射日光を避けて保管
GORE-TEXのメンブレンやソールのラバーは熱に弱いです。洗った後に天日干しをすると、素材が硬くなったり剥がれたりする原因になります。必ず風通しの良い日陰で乾かしてください。
撥水スプレーの活用
「防水なのに撥水スプレーが必要なの?」と思うかもしれませんが、実は非常に重要です。表面の生地が水を弾かなくなると、水膜ができてしまい、ゴアテックスの「蒸れを逃がす」機能がストップしてしまいます。定期的に撥水スプレーをかけることで、快適さが長持ちします。
まとめ:メレル NOVA 3 GORE-TEXを徹底レビュー!サイズ感や登山での実力を検証
ここまでメレル NOVA 3 GORE-TEXの魅力を多角的にお伝えしてきました。
この靴をひとことで表すなら、「ボーダーレスな一足」です。
舗装された道路から、泥んこのトレイル、岩が転がる低山まで。場所を選ばず、自分の足の一部のように軽快に動ける感覚は、他のアウトドアシューズではなかなか味わえません。
最後にポイントを振り返ってみましょう。
- サイズ感: やや細身。迷ったら0.5cm〜1cmアップが安心。
- 実力: 軽量ながらロックプレートとVibramソールで、低山登山やハイキングには十分すぎる性能。
- 多用途: 登山だけでなく、キャンプ、フェス、雨の日の街歩きまで一足で完結。
本格的な登山靴の重さに疲れてしまったベテランハイカーから、これからアウトドアを始めたいビギナーまで、幅広い層におすすめできる名作です。
あなたの足元をNOVA 3 GORE-TEXに変えるだけで、次に外へ出るのがもっと楽しみになるはずですよ。一歩踏み出す軽やかさを、ぜひ体感してみてください。


