最近、街を歩いていても、アウトドアフィールドに足を運んでも、ふと目に留まるのが「絶妙な色合いのタフな靴」ではないでしょうか。それこそが、世界的なアウトドアブランドであるメレルと、日本のファッションシーンを牽引するnonnative(ノンネイティブ)によるコラボレーションモデルです。
なぜ、この両者のタッグがこれほどまでに服好きやアウトドア愛好家を熱狂させるのか。単なる「流行り物」では終わらない、その深い魅力と選ぶべき理由について、じっくりとお話ししていきます。
アウトドアの王道「メレル」という信頼の土台
まず、ベースとなるメレルについておさらいしておきましょう。1981年にカスタムブーツ職人のランディ・メレルが設立して以来、彼らが一貫して追求してきたのは「妥協のない快適さ」です。
特にメレルの代名詞とも言える「MOAB(モアブ)」シリーズは、累計2,500万足以上を販売したという驚異的な記録を持っています。「Mother of All Boots(すべてのブーツの母)」の略称通り、登山靴としての堅牢さと、スニーカーのような軽快さを併せ持った名作中の名作です。
しかし、本格的なスペックゆえに、どうしても「ギア感」が強く、都会的なファッションに合わせるには少し無骨すぎるという側面もありました。そこに新しい風を吹き込んだのが、nonnativeです。
nonnativeが魔法をかけた「匿名性」と「色彩」
nonnativeというブランドは、特定のカテゴリーに属さない自由なスタイルを提案し続けています。デザイナーの藤井隆行氏が手掛けるプロダクトは、ヴィンテージのディテールを取り入れつつも、現代の都市生活に馴染むシルエットと機能性を備えているのが特徴です。
メレル nonnativeのコラボレーションにおいて、最も注目すべきは「色の魔術」です。通常、アウトドアシューズは視認性を高めるために派手な差し色や大きなロゴが入りがちですが、nonnative別注モデルは違います。
セメント、トープ、アンバーといった、自然界に存在する中間色をワントーンでまとめることで、ブランドロゴの主張を抑えた「匿名性の高いデザイン」へと昇華させているのです。これにより、ミリタリーパンツからクリーンなスラックスまで、合わせる服を選ばない万能な1足が誕生しました。
唯一無二の存在感を放つ素材のこだわり
デザインだけでなく、素材使いにもnonnativeらしいこだわりが詰まっています。
一般的なトレッキングシューズは、耐久性を重視して合成皮革や硬いナイロンを使用することが多いのですが、コラボモデルでは毛足の長いラフスウェードや、質感に優れたヌバックなどが採用されることが多々あります。
この「素材の質感」が、履き込むほどに味わいを増し、デニムのように自分の足に馴染んでいく感覚を楽しませてくれるのです。機能素材であるGORE-TEX(ゴアテックス)の防水透湿性を確保しつつ、見た目には温かみのある天然素材を配する。このコントラストこそが、大人の物欲を刺激するポイントと言えるでしょう。
街履きでも疲れない。Vibramソールの確かな実力
どれだけ見た目が良くても、履き心地が悪ければ日常使いはできません。その点、メレル nonnativeのプロダクトは、アウトドアの最前線で培われたテクノロジーがそのまま活かされています。
足元を支えるのは、イタリアの名門ソールメーカーVibram社製のアウトソールです。特に「TC5+」というメレル専用のコンパウンドは、濡れた路面でも滑りにくく、それでいてアスファルトの上でも硬すぎない絶妙なクッション性を発揮します。
街中の階段や、雨の日の駅のホーム、あるいは週末のキャンプ場。どんなシーンでも「あ、この靴にして良かった」と思える安定感があります。踵部分に搭載されたメレル独自のエアクッションも、長時間の歩行による疲労を劇的に軽減してくれます。
サイズ感選びで失敗しないためのポイント
さて、実際に手に入れようと思った時に気になるのがサイズ選びですよね。メレル nonnativeのコラボモデル、特にGORE-TEX シューズを採用しているタイプは、内部に防水の膜があるため、通常の靴よりもわずかにタイトに感じることがあります。
多くのユーザーが推奨しているのは、普段のスニーカーサイズよりも「0.5cmアップ」を選ぶことです。厚手のソックスを履く場合や、指先に少し余裕を持たせたい方は、このサイズ選びが最も失敗が少ないでしょう。
メレルの靴はもともと日本人の足型に近い、やや幅広の設計になっているため、長ささえ合わせれば抜群のフィット感を得られるはずです。
どんな服に合わせる?おすすめのスタイリング
このコラボモデルを手に入れたら、ぜひ試してほしいのが「ワントーンコーディネート」です。
例えば、ベージュやグレーのカーゴパンツに、同系色のニットやシェルジャケットを合わせ、足元にこのシューズを持ってくる。全体をニュアンスカラーで統一することで、アウトドア由来の靴が、驚くほどモードで洗練された印象に変わります。
また、あえて裾がストンと落ちる綺麗なスラックスの足元に持ってくるのもおすすめです。程よいボリューム感が全体のバランスを整え、カッチリしすぎない「大人の余裕」を演出してくれます。
時代に左右されない資産価値としての魅力
昨今のスニーカーブームは移り変わりが激しいですが、メレル nonnativeのような「本物の道具」に基づいたコラボレーションは、流行に左右されにくいという特徴があります。
5年後、10年後に履いていても決して古臭く見えず、むしろ履き古した傷さえも「味」として肯定される。そんな一足は、使い捨てのファッションとは一線を画す、一種の資産とも言える存在です。限定販売されることが多いため、手に入れるチャンスがあれば迷わず手にとってみる価値があります。
メレル nonnativeが導き出す「歩く楽しさ」の結論
ここまで、デザインや機能、スタイリングについてお伝えしてきましたが、最終的にこの靴が教えてくれるのは「外へ出ることの楽しさ」です。
雨が降っても足元を気にせず歩ける安心感。都会の雑踏を歩き回っても疲れにくいクッション性。そして、鏡に映った自分の足元を見て「いい靴だな」と思える高揚感。これらが揃うことで、日常の何気ない移動が、少しだけ特別な冒険に変わります。
本物のアウトドアスペックを、日常のワードローブとして楽しむ贅沢。それが、メレル nonnativeという選択肢です。あなたのライフスタイルに寄り添い、どこまでも連れて行ってくれる良き相棒として、これ以上の存在はなかなか見つからないかもしれません。
ぜひ、その確かな履き心地と洗練された佇まいを、あなた自身の足で体感してみてください。きっと、これからの靴選びの基準が変わるはずです。


