「キャンプの朝、テントから出るときに靴を履くのが面倒」「飛行機の機内でリラックスしたいけれど、サンダルだと足元が冷える」……そんな悩み、アウトドア好きなら一度は経験があるはずです。
そんな場面で、今や「最強のサブシューズ」として不動の地位を築いているのが、メレルの「ハットモック(HUT MOC)」シリーズです。
「まるで雲の上を歩いているよう」と評されるその軽さと快適さ。一方で、「サイズ選びが難しい」「外歩きで疲れないの?」といった疑問を持つ方も少なくありません。
今回は、最新の「ハットモック 2」を中心に、その驚異的なスペックから実際のユーザーの評判、そして後悔しないサイズ選びのコツまで、忖度なしで徹底的に深掘りしていきます。
そもそも「ハットモック」ってどんな靴?
ハットモックの「HUT」とは、山小屋や小屋を意味します。その名の通り、登山やアクティビティを終えた後、山小屋やキャンプサイトで足を解放し、リラックスして過ごすために開発されました。
最大の魅力は、なんといってもその「軽さ」です。片足で約150g前後という、スニーカーの半分以下の重量。バッグの中に忍ばせておいても、重さをほとんど感じません。
さらに、かかとを踏んでスリッパのように履ける「2WAY仕様」が、テントの出入りやちょっとした用事の際に、この上ない利便性を提供してくれます。
進化した「ハットモック 2」の注目ポイント
現在は、旧モデルからさらなる進化を遂げた「HUT MOC 2」が主流となっています。主な変更点は、ミッドソールにメレル独自の「FloatPro™(フロートプロ)」フォームを採用したことです。
この素材は、同ブランドの本格的なトレイルランニングシューズにも使われるもので、超軽量ながら長時間のクッション性を持続させます。
また、環境に配慮したリサイクル素材を随所に取り入れており、サステナブルな意識が高いアウトドアユーザーからも厚い支持を得ています。
実際に履いてわかった「サイズ感」の正解
ネットで購入する際に最も不安なのがサイズ選びですよね。ハットモックは1cm刻みの展開(ハーフサイズなし)のため、ここを間違えると快適さが半減してしまいます。
結論から言うと、ハットモックのサイズ感は「ややゆったりめ」に設計されています。
- 厚手の靴下を履くキャンプシーンを想定する場合普段履いているスニーカーが26.5cmなら、27.0cmを選ぶのが正解です。少し余裕がある方が、この靴らしいリラックス感を味わえます。
- 素足や薄手の靴下で、サンダル感覚で履く場合普段26.5cmの方なら、26.0cmに下げても意外とフィットします。ただし、甲高・幅広を自覚されている方は、無理に下げず、上のサイズを選んでください。
かかと部分が柔軟な素材でできているため、多少大きくても脱げにくい構造にはなっていますが、ジャストフィットを狙いすぎると指先が詰まってしまうこともあるので注意が必要です。
履き心地は?「疲れる」という噂の真相
ハットモックのレビューを見ていると、「最高に楽」という声と「長時間歩くと疲れる」という声の二つに分かれることに気づくはずです。これは、この靴の構造に理由があります。
メリット:圧倒的な開放感と柔らかさ
足を入れた瞬間、中綿入りのアッパーが優しく足を包み込みます。この「ふんわり感」は、一般的なスニーカーでは味わえません。FloatProミッドソールのクッション性は非常に高く、室内や平坦な地面を歩く分には、足裏への衝撃をしっかり吸収してくれます。
デメリット:サポート力の不足
ハットモックには、靴のねじれを防ぐ「シャンク(芯材)」が入っていません。そのため、砂利道やゴツゴツした岩場、または街中での長距離ウォーキングには不向きです。
足裏に柔軟性がありすぎるため、不安定な道では足の筋肉を余計に使ってしまい、結果として「疲れた」と感じる原因になります。あくまで「リラックス用」として割り切るのが、快適に使いこなすコツです。
キャンプやアウトドアでのリアルな評判
キャンプサイトでの評判は、正直言って「これ以外考えられない」というレベルで高評価です。
- 脱ぎ履きが圧倒的に楽テントからトイレへ、あるいは夜中にちょっと外へ……というとき、重い登山靴を履き直すのは苦行です。かかとを踏めるハットモックなら、サンダル感覚でサッと外に出られます。
- 冬キャンプでも足元が冷えにくいキルティング仕様のアッパーが適度に熱を逃がさず、一般的なサンダルよりも格段に温かいです。ボア付きのモデルを選べば、さらに防寒性能がアップします。
一方で、ソールが柔らかいため「焚き火の近くで薪を踏むと、足裏にダイレクトに感触が伝わる」という意見もあります。また、グリップ力はそこそこありますが、濡れた滑りやすい岩場などは注意が必要です。
パッカブルモデルが登山者に愛される理由
ハットモックには、左右の靴をジッパーで連結できる「HUT MOC 2 PACKABLE」というモデルが存在します。これが登山愛好家に大ヒットしています。
- ザックの外に吊るせるジッパーで一つにまとめ、カラビナを使ってバッグの外側に吊るすことができます。ザックの中の貴重なスペースを圧迫せず、見た目もテクニカルでおしゃれです。
- テント泊の質が変わる重い登山靴からこの軽量モックに履き替えた瞬間の解放感は、登頂の喜びと同じくらい格別なもの。足のむくみをリセットする効果も期待できます。
タウンユースやオフィスでの意外な活用術
アウトドア専用と思われがちなハットモックですが、実は日常シーンでもそのポテンシャルを発揮します。
- オフィスでの履き替え用革靴やパンプスをずっと履いていると足が疲れますよね。デスクワーク中にハットモックに履き替える人が急増しています。デザインがシンプルなので、オフィスでも浮きすぎず、急な来客にはかかとを立てて「靴」として対応できるのが強みです。
- 飛行機や新幹線の移動に長距離移動での足のむくみ対策として、メレルのハットモックは最適です。機内スリッパよりもクッション性があり、そのまま現地のホテル内を歩き回るのにも適しています。
長く使うためのお手入れと注意点
お気に入りの一足を長く愛用するために、知っておきたいポイントがあります。
- 防水性能について表面には耐久撥水加工が施されていますが、完全防水ではありません。雨の日に履き続けると染みてきます。使用前に防水スプレーを軽く吹きかけておくと、汚れもつきにくくなり一石二鳥です。
- 洗濯方法汚れが気になったら、ぬるま湯に中性洗剤を溶かして手洗いするのが基本です。洗濯機は型崩れの原因になるため避けたほうが無難。乾燥させる際は、直射日光を避け、風通しの良い日陰で形を整えて干してください。
まとめ:メレルのハットモックを徹底レビュー!サイズ感や履き心地、キャンプでの評判は?
メレルのハットモックは、単なる「便利な靴」の枠を超え、私たちの移動や休息の質を上げてくれる優秀なギアです。
サイズ選びに迷ったら「少し余裕を持たせる」ことを意識し、激しい運動ではなく「リラックスする時間」のために履く。このポイントさえ押さえれば、これほど手放せなくなる一足は他にありません。
キャンプのテン場、静かなオフィス、あるいは自宅のリビング……。どんな場所でも、あなたの足を優しく解放してくれるハットモックを、ぜひ一度体験してみてください。
その驚きの軽さに、きっとあなたも「もっと早く買えばよかった」と驚くはずですよ。


