アウトドアを愛する人なら、一度はそのロゴを目にしたことがあるはず。世界中の足元を支え続けてきたシューズブランド「MERRELL(メレル)」が、誕生から40周年という大きな節目を迎えました。
1981年にアメリカの小さなワークショップから始まったこのブランドが、なぜ今もなお、本格的な登山家から都会のファッショニスタまでを虜にし続けているのでしょうか?
今回は、40周年を機に再注目されているメレルの歩みや、絶対に外せない名作モデル、そして失敗しない一足の選び方まで、その魅力を余すことなくお届けします。
職人のこだわりから始まったメレルの原点
メレルの歴史は、一人の腕利きのカウボーイブーツ職人、ランディ・メレルから始まりました。
彼が作るブーツは「一切の妥協がない」ことで知られ、当時のハイカーたちの間で「履き心地が良すぎて、魔法のようだ」と噂になったほど。その評判を聞きつけた二人のスキー実業家が彼を誘い、1981年にブランドとしてのメレルが正式に産声を上げました。
創業当初からのポリシーは極めてシンプルです。
- 妥協のないフィット感
- 長時間歩いても疲れない快適性
- 過酷な環境に耐えうる耐久性
この3つの柱が、40年経った今でもすべてのシューズに息づいています。メレルの靴を履いた瞬間に感じる「足を包み込むような感覚」は、カウボーイブーツ作りで培われたラスト(足型)の技術がベースになっているのです。
累計2,500万足の金字塔!絶対王者の「モアブ」
メレルの40周年アニバーサリーにおいて、主役として語られるのがメレル モアブシリーズです。
2007年の発売以来、世界中のトレイルで最も多く見かけるシューズの一つとなりました。驚くべきは、その累計販売数が2,500万足を超えているという事実です。
なぜ「モアブ」はこれほどまでに愛されるのか?
最大の理由は、箱から出してすぐに山へ行けるほどの「即戦力」にあります。通常、本格的な登山靴は数回履いて「慣らし」が必要ですが、モアブはその必要がほとんどありません。
また、40周年を機にアップデートされた最新のモアブは、環境への配慮も忘れていません。リサイクル素材を積極的に採用しつつ、伝統のVibramソールによる強力なグリップ力は健在。
ハイキング初心者が「まず最初の一足」を選ぶなら、間違いなくこのメレル モアブ ゴアテックスが正解と言えるでしょう。
革命を起こしたスリッポン「ジャングルモック」の衝撃
メレルを語る上で、1998年に登場したメレル ジャングルモックを避けて通ることはできません。
この靴は、当時のアウトドア業界に「アフタースポーツ」という全く新しい概念を持ち込みました。激しいアクティビティを終えた後の足を、優しく開放するために作られた一足です。
唯一無二の履き心地と利便性
サイドに配置されたストレッチ素材により、紐を結ぶ手間なくスルッと履ける。それなのに、歩き出すと踵が浮かず、しっかりと足に付いてくる。この絶妙なホールド感こそが、ジャングルモックが「一度履いたら戻れない」と言われる所以です。
最近では、40周年を祝うバースデーケーキをイメージしたカラーリングや、よりクッション性を高めた次世代モデルメレル ジャングルモック 2.0も登場。キャンプサイトでのリラックスタイムはもちろん、脱ぎ履きが多い日本人のライフスタイル、さらにはビジネスシーンの「ハズし」としても定着しています。
ファッションと機能の融合「カメレオン」シリーズ
2000年代初頭、日本のアウトドアファッションシーンを席巻したのがメレル カメレオンです。
その名の通り、どんな環境にも適応する高い汎用性と、それまでの登山靴にはなかった鮮やかなカラーバリエーションが特徴。野外フェスブームの火付け役とも言われ、泥だらけになっても足を守り、かつスタイリッシュに見えるその姿は、多くの若者の心をつかみました。
現在はメレル カメレオン 8 ストームとして進化を続けており、ゴアテックスの防水透湿性と、最新のVibram「XS TREK EVO」ソールを搭載。雨の日の通勤から本格的なトレッキングまで、まさにカメレオンのようにシーンを選ばず活躍してくれます。
メレルが描く「次の40年」への取り組み
40周年を迎えたメレルが掲げたテーマは「THE TRAIL TO COME(これから続く道)」でした。
これは、単に過去を振り返るだけでなく、未来の地球環境を守りながら歩み続けるという決意表明でもあります。
サステナブルな進化
近年のメレルは、製造工程で水の使用量を大幅に削減した「UNDYED(アンダイド)」コレクションや、廃材を再利用したミッドソールなど、環境負荷を最小限に抑える試みを加速させています。
「良い靴を作ることは、良い環境を守ること」という考え方は、現代のユーザーがブランドを選ぶ際の大きな基準となっています。40年の歴史で培った信頼は、こうした誠実なモノづくりによって支えられているのです。
あなたにぴったりのメレルを選ぶ3つのポイント
40年の歴史の中で多様なモデルが生まれたからこそ、どれを選べばいいか迷ってしまうこともあるはず。失敗しないための選び方を整理しました。
1. 使用シーンを明確にする
- 週末の低山ハイクやキャンプがメインなら: 安定感抜群のメレル モアブ。
- 日常のウォーキングや旅行、脱ぎ履きの多さを重視するなら: 快適なメレル ジャングルモック。
- フェスや雨の日の街歩き、見た目の格好良さも重視するなら: 防水性に優れたメレル カメレオン。
2. サイズ感の特性を知る
メレルの靴は、日本人の足に合いやすい広めの設計が多いですが、モデルによって若干のクセがあります。
- モアブ: 厚手の登山用靴下を履くことを前提に、普段より0.5cm大きめを選ぶのがセオリー。
- ジャングルモック: フィット感が強いため、最初はややタイトに感じますが、履き込むほどに革が馴染んできます。甲高の方はワンサイズアップを検討してください。
3. 防水性の有無を確認する
メレルの多くのモデルには、世界最高水準の防水透湿素材「GORE-TEX(ゴアテックス)」が採用されています。雨の日も安心して履きたいならメレル ゴアテックス シューズという表記があるものを選びましょう。一方で、晴れた日の通気性を最優先するなら、非防水のメッシュモデルという選択肢もあります。
ユーザーから寄せられる「メレルへの信頼」
実際に40周年を迎えたメレルの靴を愛用しているユーザーからは、こんな声が多く届いています。
「10年以上モアブを履き潰しては買い直している。他の靴に浮気しても、結局このフィット感に戻ってきてしまう」
「仕事で1日中歩き回るけれど、ジャングルモックのおかげで足の疲れが劇的に減った」
「40周年記念モデルのカラーリングが絶妙。歴史を感じさせつつも古臭くないのがすごい」
こうしたリアルな評価こそが、広告以上にブランドの価値を物語っています。長年愛されるには、それ相応の理由があるのです。
まとめ:メレル40周年の歴史と名作たち。進化し続ける人気モデルの魅力と選び方を徹底解説!
創業者がたった一足のブーツに込めた情熱は、40年という歳月を経て、世界中の人々の歩みを支える巨大なエネルギーへと成長しました。
メレルのシューズを履くということは、単に道具を手に入れるということではありません。それは、40年にわたって積み上げられてきた「快適な歩行へのこだわり」を、自分の足で体感するということです。
メレル モアブで新しいトレイルに挑戦するもよし、メレル ジャングルモックで日常をより心地よいものに変えるもよし。
あなたのこれからの道を、ぜひメレルの一足と共に歩んでみてください。きっと、これまで以上に「歩くこと」そのものが楽しくなるはずです。


