「ハイキングシューズの定番といえば?」と聞かれて、真っ先に名前が挙がるのがメレルのモアブシリーズです。世界中で愛されているこの名作ですが、いざ買おうとショップを覗いてみると「モアブ 3」と「モアブ 3 シンセティック」という似たような名前が並んでいて、頭にハテナが浮かんだことはありませんか?
「見た目はそっくりだけど、何が違うの?」
「安い方は性能が劣るのかな?」
「自分の用途にはどっちが合っているんだろう?」
そんな疑問を抱えている方のために、今回はメレル モアブ 3 シンセティックの違いを徹底比較し、選び方や実際の口コミ・評判まで詳しく解説していきます。この記事を読み終える頃には、あなたにぴったりの一足が確信を持って選べるようになっているはずですよ。
メレル モアブ 3 シンセティックの決定的な違いは「素材」にある
まず結論からお伝えしましょう。モアブ 3(オリジナルモデル)とモアブ 3 シンセティックの最大の違いは、アッパーに使用されている「レザーの種類」にあります。
オリジナルのメレル モアブ 3には、ピッグスキンレザー、つまり本物の天然皮革が使われています。一方で、メレル モアブ 3 シンセティックには、その名の通り「シンセティックレザー(合成皮革)」が採用されているんです。
この素材の違いが、見た目の質感だけでなく、履き心地やメンテナンス性、そして価格にまで大きく影響してきます。
シンセティックモデルのメリットは、なんといっても「軽さ」と「手軽さ」です。天然皮革に比べて素材自体が軽量なため、長距離を歩く際の足への負担が軽減されます。また、天然皮革のように履き込んで足に馴染ませる「慣らし」の期間がほとんど必要ありません。箱から出してすぐに足にフィットしてくれる感覚は、初心者の方や忙しい現代人にとって大きな魅力と言えるでしょう。
一方で、オリジナルの天然皮革モデルは、履けば履くほど自分の足の形に馴染んでいく「育てる楽しみ」があります。耐久性においても、岩場での擦れなどに対しては厚みのある天然皮革に軍配が上がりますが、その分こまめな保革メンテナンスが必要です。
「道具を手入れして長く使いたい派」はオリジナルを、「軽快に、かつメンテナンスに気を遣わずガシガシ使いたい派」はシンセティックを選ぶのが正解です。
進化したモアブ 3 シリーズ!前作モアブ 2 からの変更点
現在販売されているのは第3世代となる「3」シリーズですが、前作の「モアブ 2」から何が変わったのかも気になるところですよね。実は、見た目の大きな変化以上に、中身が劇的にアップデートされているんです。
まず注目したいのが、ソールのクッション性です。ミッドソールには反発弾性に優れた新しいコンパウンドが採用されました。これにより、一歩踏み出す際のエネルギーリターンが向上し、長時間歩いても疲れにくい構造になっています。
次に、インソールの進化も見逃せません。足裏のアーチをしっかりサポートする形状に改良され、かかと部分の衝撃吸収性もアップしています。登山道を歩いているときに感じる「地面からの突き上げ感」がかなり軽減されているのを実感できるはずです。
そして、アウトソールはおなじみのビブラム社製「Vibram TC5+」を継続採用していますが、ラグ(溝)のパターンが微調整されています。これにより、泥詰まりを防ぎつつ、濡れた路面や岩場でのグリップ力がさらに強化されました。
環境への配慮も現代ならではのポイントです。シューレースやメッシュライニングにはリサイクル素材が積極的に使われており、パフォーマンスを落とさずにサステナブルな一足へと進化を遂げています。
防水性能の選び方!ゴアテックスと独自防水の違い
モアブ 3 シンセティックを選ぶ際、もう一つ迷うのが「防水機能」の選択です。ラインナップには、世界的に有名な「GORE-TEX(ゴアテックス)」搭載モデルと、メレル独自の防水技術を採用したモデルが存在します。
メレル モアブ 3 シンセティック ゴアテックスは、やはり防水透湿性において最高峰の安心感があります。雨の中を歩いても水を通さず、かつ靴内部の湿気を効率よく外に逃がしてくれるため、靴の中が蒸れて不快になるのを最小限に抑えてくれます。特に夏場のハイキングや、運動量の多いシーンではゴアテックスの恩恵を強く感じるでしょう。
対して、メレル独自の防水メンブレンを採用したモデルは、ゴアテックスモデルよりも価格が抑えられているのが最大のメリットです。「雨の日にたまに履く程度」「短時間の散歩がメイン」という方であれば、独自防水モデルでも十分な性能を発揮してくれます。
ただし、透湿性(蒸れにくさ)に関してはゴアテックスに一歩譲るため、足の蒸れが気になる方や、本格的なトレッキングを予定している方は、少し予算を足してでもゴアテックスモデルを選んでおくのが後悔しないコツです。
リアルな声を紹介!モアブ 3 シンセティックの口コミと評判
実際にメレル モアブ 3 シンセティックを愛用しているユーザーからは、どのような感想が寄せられているのでしょうか。良い口コミと気になる口コミ、両方をチェックしてみましょう。
多くのユーザーが絶賛しているのは、その「汎用性の高さ」です。
「登山口までの移動、ハイキング、帰りの街歩きまでこれ一足でいける」
「雨の日の通勤靴として最強。ビジネスライクな黒を選べば違和感がない」
といった声が非常に多いです。特に日本人の足型に近いワイドモデルの展開があることも、「幅広の自分でも痛くならなかった」という高い評価に繋がっています。
一方で、ネガティブな意見としては「サイズ感」に関する指摘がいくつか見られます。
「普段のスニーカーと同じサイズだと、厚手の靴下を履いた時に窮屈に感じた」
「少しタイトな作りなので、0.5cmアップすればよかった」
というレビューが散見されます。登山やハイキングでは厚手のソックスを履くのが一般的なので、もし迷ったら普段よりハーフサイズ上を検討してみるのが良さそうです。
また、ビブラムソールについては「乾いた岩場では最高だけど、濡れたマンホールやタイルでは油断すると滑る」という声もあります。これはモアブに限った話ではありませんが、過信は禁物ということですね。
総じて、コストパフォーマンスと履き心地のバランスについては、他の追随を許さないほどの高評価を得ているモデルだと言えます。
あなたに最適なのはどれ?目的別の選び方ガイド
ここまで違いを解説してきましたが、結局のところ自分にはどれがベストなのか。使用シーン別に推奨モデルを整理しました。
まず、これから登山を始めたい、あるいは日帰り登山を趣味にしたいという方には、メレル モアブ 3 シンセティック ミッド ゴアテックスがイチオシです。足首をしっかり固定してくれるミッドカットは、不整地での捻挫を防いでくれます。さらにゴアテックスなら、山の急な天候変化にも余裕を持って対応できます。
キャンプや野外フェスがメインという方なら、脱ぎ履きが楽なローカットのメレル モアブ 3 シンセティック ゴアテックスが使いやすいでしょう。テントの出入りが多いキャンプシーンでは、ローカットの軽快さが際立ちます。
そして、意外と多いのが「雨の日の街履き」として検討している方。この場合は、シンセティックモデルの「トリプルブラック」などの落ち着いたカラーを選んでみてください。合成皮革は天然皮革よりも水に強く、汚れもサッと拭くだけで落ちるため、都市部でのレインシューズとしてこれ以上ないほど優秀な相棒になってくれます。
さらに、コストを極限まで抑えたい、あるいは防水性はそこまで重視しないというライトユーザーであれば、防水なしのメッシュモデルという選択肢もあります。通気性は抜群なので、晴天時のウォーキング専用機としては非常に快適です。
メレル モアブ 3 シンセティックの違いを理解して最高の一足を見つけよう
いかがでしたでしょうか。一口に「モアブ」と言っても、素材や機能の組み合わせによって、その性格は驚くほど多種多様です。
改めて整理すると、メレル モアブ 3 シンセティックは、天然皮革のオリジナルモデルに比べて「軽く」「手入れが楽で」「足馴染みが早い」という、非常に現代的でユーザーフレンドリーな一足です。
本気の登山を楽しみたいならミッドカットのゴアテックスモデルを。
アクティブな日常やフェスを彩りたいならローカットモデルを。
雨の日のストレスを無くしたいなら、メンテナンスのしやすいシンセティック素材を。
メレル モアブ 3 シンセティックの違いを正しく知ることで、あなたのライフスタイルに溶け込む最適なパートナーがきっと見つかるはずです。
一度その足を滑り込ませれば、世界中のハイカーがなぜこの靴を選び続けるのか、その理由がすぐに納得できるでしょう。さあ、新しいモアブと一緒に、次の目的地へ向かって一歩踏み出してみませんか?


