「今度、学校の行事で登山があるんだけど、どんな靴を選べばいいの?」
「子供の足はすぐ大きくなるし、普通のスニーカーじゃダメなのかな?」
そんな悩みをお持ちの保護者の方は多いのではないでしょうか。子供と一緒に自然を楽しむトレッキングや登山は最高の思い出になりますが、親として一番心配なのは「怪我」や「疲れ」ですよね。
実は、大人の登山靴選びとは少し違った、ジュニア世代ならではのチェックポイントがあるんです。今回は、大切なお子さんの足を守り、最後まで笑顔で歩き切るためのトレッキングシューズの選び方と、今選ぶべきおすすめの10足を徹底解説します。
なぜ子供に専用のトレッキングシューズが必要なの?
「わざわざ登山靴を買わなくても、履き慣れたスニーカーでいいのでは?」と考える方もいるかもしれません。もちろん、平坦なハイキングコースならスニーカーでも歩けます。しかし、少しでも傾斜があったり、岩場や泥道があったりする山道では、トレッキングシューズの有無が安全性を大きく左右します。
まず、決定的な違いは「ソールのグリップ力」です。登山の道は、濡れた岩や浮いた砂利など、滑りやすい場所の連続です。専用のシューズは、こうした悪路でもしっかり地面を噛むように設計されています。
次に「足首の保護」です。子供の関節はまだ柔らかく、不整地で足を挫きやすい傾向にあります。ミドルカット以上のシューズであれば、足首を適度にホールドし、捻挫のリスクを軽減してくれます。
そして「防水性」も無視できません。山の天気は変わりやすく、朝露で草むらが濡れていることも。足が濡れると冷えに繋がり、子供の体力とモチベーションは一気に奪われてしまいます。専用シューズの多くは防水透湿素材を使っているため、内側のムレを逃がしながら、外からの水をシャットアウトしてくれます。
失敗しないジュニア用トレッキングシューズの選び方
お子さんにぴったりの一足を見つけるために、以下の4つのポイントを意識してみてください。
1. サイズ選びは「0.5cm〜1.0cm」の余裕を
子供の靴選びで最も難しいのがサイズです。「すぐ大きくなるから」と極端に大きなサイズを買うのはNG。靴の中で足が動いてしまい、ひどい靴擦れや転倒の原因になります。
理想は、実際に履く厚手の登山用靴下を履いた状態で、つま先に0.5cmから1.0cm程度の余裕(捨て寸)があるものです。中敷きを取り出せるタイプなら、その上に子供を立たせて、つま先の余り具合を目視で確認するのが一番確実な方法です。
2. 子供の脚力に合ったソールの硬さを選ぶ
大人の本格的な登山靴は、岩場でも安定するようにソール(底)が非常に硬く作られています。しかし、体重が軽く脚力も未発達な子供が硬すぎる靴を履くと、足裏がうまく曲がらず、逆に歩きにくくなってしまいます。
ショップで靴を手にとった際、手で力を加えたときに「適度にしなるか」を確認しましょう。ジュニア専用モデルとして開発されているものは、このあたりのバランスが絶妙に調整されています。
3. 脱ぎ履きのしやすさをチェック
低学年のお子さんの場合、複雑な靴紐を結ぶのが苦手な子もいます。登山中に紐が解けてしまうと、それを踏んで転倒する恐れがあり危険です。
最近では、ダイヤルを回すだけで締め付けを調整できるボアシステムや、ドローコード(クイックレース)、ベルクロ(マジックテープ)を採用したモデルが増えています。お子さんの年齢やスキルに合わせて、自分でしっかりと締められるタイプを選んであげましょう。
4. 登る山のレベルに合わせる
学校の林間学校や整備されたハイキングコースなら、軽量なローカットやスニーカーに近いタイプが軽快に歩けます。一方で、富士登山や岩場の多い本格的なトレッキングに挑戦するなら、足首をしっかり守るミドルカット以上のモデルが必須です。
2026年最新!ジュニア用トレッキングシューズおすすめ10選
それでは、機能性・安全性・コストパフォーマンスを兼ね備えた、今おすすめしたいモデルをご紹介します。
1. キャラバン C1_JR
日本の老舗登山靴メーカーが、子供のために本気で作った一足です。特筆すべきは、成長に合わせてサイズ調整ができる「インソールクッション」が付属していること。指先にゆとりを持たせた設計で、日本人の足型によく合います。
キャラバン C1_JR2. モンベル ラップランドブーツ ジュニア
国内ブランドの安心感といえばモンベルです。非常に軽量で、子供の力でも楽に一歩が踏み出せます。防水透湿性も高く、学校行事から家族登山まで幅広く対応できる優等生的なモデルです。
モンベル ラップランドブーツ3. キーン ターギー スポーツ
つま先を分厚いラバーで覆った「トゥ・プロテクション」が最大の特徴です。岩に足をぶつけがちな元気な子でも安心。デザインもおしゃれで、キャンプなどのアウトドアシーンでも映えます。
キーン ターギー スポーツ4. メレル モアブ スピード ロー
大人気のモアブシリーズのジュニア版です。まるでスニーカーのような軽快な履き心地ながら、ヴィブラム社製のソールを採用しており、抜群のグリップ力を誇ります。重い靴を嫌がるお子さんに最適です。
メレル モアブ スピード5. ザ・ノース・フェイス K ヌプシ トラクション
スタイリッシュなデザインで、街履きとしても違和感がないのがノースフェイスの魅力。独自の防水メンブレンを採用しており、雨の日の通学や軽いハイキングにぴったりな一足です。
ザ・ノース・フェイス トレッキングシューズ ジュニア6. ハイテック アオラギ
「年に数回しか使わないから、コストを抑えたい」という方におすすめなのが、イギリス生まれのハイテック。手頃な価格ながら、しっかりとした防水機能と耐久性を備えています。
ハイテック アオラギ7. サロモン XA PRO 3D V9 ジュニア
トレイルランニングの技術を応用した、クイックレースシステムが便利な一足。紐を結ぶ手間がなく、一瞬でフィット感を調整できます。アクティブに動き回りたいお子さんに向いています。
サロモン XA PRO 3D ジュニア8. コロンビア セイバー ファイブ ロウ
独自素材「アウトドライ」による高い防水性が自慢。水たまりを気にせず歩けるので、雨上がりの登山道でも快適です。クッション性が高く、長時間の歩行でも足が疲れにくい設計です。
コロンビア セイバー ファイブ9. アディダス テレックス AX2R
スポーツブランドならではのフィット感と、タフなソールを兼ね備えたモデル。普段からアディダスのスニーカーを履いているお子さんなら、違和感なくトレッキングに移行できるはずです。
アディダス テレックス ジュニア10. スカルパ ラッシュ ジュニア
イタリアの本格クライミングブランドが手掛けるジュニアシューズ。大人顔負けの剛性とサポート力があり、将来的に本格的な登山を目指すならこれ以上ない選択肢となります。
スカルパ トレッキングシューズ購入後にやっておきたいこと
お気に入りの靴を手に入れたら、すぐに山へ行くのではなく、まずは家の中で履いてみましょう。厚手の靴下との相性を確認し、できれば近所の公園などを30分程度散歩して「慣らし履き」をすることが大切です。
もし当たって痛いところがあれば、紐の締め方で調整するか、必要であればサイズ交換を検討してください。山の上で「痛くて歩けない」となるのが一番悲しいですからね。
また、登山後は泥をしっかり落とし、風通しの良い日陰で乾かしてください。しっかり手入れをすれば、弟さんや妹さんにお下がりとして譲る際も、良い状態を保てますよ。
まとめ:トレッキングシューズ ジュニア
子供たちの冒険を足元から支えるトレッキングシューズ。単なる「道具」としてだけでなく、一歩一歩を自分の力で踏みしめ、頂上にたどり着く達成感を共有するための「パートナー」でもあります。
スニーカーに比べれば少しお値段は張りますが、滑りにくいソールや足首のホールド、そして水の侵入を防ぐ機能は、お子さんの安全と楽しさを守るための必要経費と言えるでしょう。
今回ご紹介した選び方のポイントを参考に、ぜひお子さんと一緒にショップへ足を運んだり、じっくりと比較したりして、最高の一足を見つけてください。準備が整えば、あとは素晴らしい大自然へ飛び出すだけです。
ジュニア用トレッキングシューズの選び方!子供の足を安全に守るおすすめ10選を紹介しました。お子さんの新しい挑戦が、安全で楽しいものになるよう応援しています!


