「最近、街中でゴツめの靴を履いている人をよく見かけるな」と感じたことはありませんか?実は今、山歩き用のトレッキングシューズを日常のファッションに取り入れる人が急増しています。
かつては「登山専用」というイメージが強かったアイテムですが、一度その履き心地を知ってしまうと、普通のスニーカーには戻れないという声も少なくありません。
しかし、いざ自分が買おうと思うと、「アスファルトで履いたら疲れるのでは?」「街中で浮いてしまわないか?」といった不安もよぎるはず。そこで今回は、トレッキングシューズを普段履きするメリットや、後悔しないための選び方のコツを徹底的に解説します。
なぜ今、トレッキングシューズを普段履きに選ぶ人が増えているのか
トレッキングシューズが街履きとして支持される最大の理由は、その圧倒的な「機能美」にあります。過酷な自然環境に耐えうるスペックは、実は都市生活におけるストレスを解消するのにも役立つのです。
まず、多くの人が実感するのが「天候に左右されない安心感」です。トレッキングシューズの多くにはゴアテックス シューズなどの防水透湿素材が使われています。これにより、朝から雨が降っている日や、急なゲリラ豪雨に見舞われた際でも、靴の中をドライに保つことができます。
また、長時間の立ち仕事や移動が多い日にも真価を発揮します。山道を歩くために設計された厚いソールは、衝撃吸収性に優れており、膝や腰への負担を軽減してくれます。
さらに、最近のアウトドアブームの影響で、各ブランドからデザイン性の高いモデルが続々と登場しています。ミニマルなワントーンのものや、洗練されたアースカラーのモデルを選べば、普段のカジュアルな服装にも驚くほど馴染みます。
街歩きで後悔しないためのトレッキングシューズの選び方
トレッキングシューズなら何でも良いというわけではありません。山頂を目指すための本格的なモデルをそのまま街で履くと、逆に「重すぎる」「硬すぎる」と感じてしまう可能性があるからです。普段履き用として選ぶ際に、必ずチェックしておきたいポイントをまとめました。
ローカットかミッドカットが現実的な選択肢
登山靴には足首の高さによって3つのタイプがありますが、普段履きなら「ローカット」か、高くても「ミッドカット」までがおすすめです。
- ローカット普通のスニーカーと同じ形状で、脱ぎ履きが非常にスムーズです。足首の自由度が高いため、自転車に乗る際や、車の運転時にも違和感がありません。
- ミッドカットくるぶしを覆うくらいの高さ。足元にボリューム感が出るため、細身のパンツと合わせた時にバランスが取りやすく、ファッションアイテムとしての満足度が高いのが特徴です。
一方で、ふくらはぎ下まである「ハイカット」は避けたほうが無難です。足首をガッチリ固定しすぎてしまい、平坦なアスファルトの上では歩きにくさを感じることが多いからです。
ライフスタイルラインやアプローチシューズを狙う
本格的な登山靴ブランドの中でも、「ライフスタイル」や「タウンユース」というカテゴリーで展開されているモデルは、街中での使用を前提にソール(靴底)の硬さが調整されています。
また、「アプローチシューズ」と呼ばれるジャンルも狙い目です。これは、登山口までのアプローチを歩くための靴で、岩場でも滑りにくい高いグリップ力を持ちながら、スニーカーに近い軽快さを備えています。
防水性の有無を季節で使い分ける
「トレッキングシューズ=防水」というイメージがありますが、実は防水機能が高いモデルほど、夏場の街中では足が蒸れやすくなるという側面があります。
雨の日や冬場をメインにするならゴアテックス スニーカーが最適ですが、もし夏場の快適さを最優先するなら、あえて防水機能を捨てた、通気性の高いメッシュモデルを選ぶのも賢い選択です。
普段履きにおすすめの定番ブランドとモデル
実際にどのような靴を選べばいいのか、迷っている方に向けて、街履きとしても人気が高い信頼のモデルをご紹介します。
MERRELL(メレル)の定番シリーズ
トレッキングシューズを普段履きに、という流れを作った先駆け的存在がメレルです。特にメレル モアブ 3は、世界中で愛されているロングセラーモデル。
履いた瞬間から足に馴染む柔らかさと、独自開発のクッションシステムにより、長時間歩いても疲れにくいのが特徴です。デザインも適度なボリューム感があり、デニムやチノパンとの相性が抜群です。
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)の洗練されたデザイン
ファッション感度が高い層から支持されているのがノースフェイスです。特にザノースフェイス ベロシティ ニットなどのシリーズは、一見するとトレッキングシューズとは思えないほどスマートなルックスをしています。
ゴアテックスを搭載しながらも、ニット素材を採用することで軽量化とフィット感を実現しており、「機能性は欲しいけれど、いかにも登山靴という見た目は避けたい」という方にぴったりです。
SALOMON(サロモン)のテック系スタイル
近年、モードファッションやストリートシーンで絶大な人気を誇るのがサロモンです。もともとはトレイルランニング(舗装されていない山道を走る競技)向けの靴を得意としています。
サロモン XA PRO 3Dなどのモデルは、独自のクイックレース(靴紐を引っ張るだけで締まる機能)が非常に便利で、脱ぎ履きのストレスを劇的に減らしてくれます。ハイテクスニーカーのような見た目が、現代的なファッションにマッチします。
トレッキングシューズを長く愛用するためのお手入れ
せっかく手に入れた一足ですから、できるだけ長く、そして快適に履き続けたいですよね。日常使いにおけるメンテナンスのコツをお伝えします。
まず、一番の敵は「汚れ」と「湿気」です。
雨の日に履いた後は、そのまま放置せずに乾いた布で水気を拭き取り、風通しの良い日陰で乾燥させてください。この時、靴の中に新聞紙などを詰めておくと、内部の湿気を効率よく吸い取ってくれます。
また、意外と見落としがちなのがソールの摩耗です。トレッキングシューズのソールは、土や岩に食い込むように柔らかいラバーを使用していることが多いため、アスファルトの上を歩き続けるとスニーカーよりも早く削れてしまうことがあります。
「最近滑りやすくなったな」と感じたら、ソールの溝をチェックしてみてください。一部の高級ブランドでは、ソールの張り替えサービス(リソール)を行っている場合もありますので、購入時に確認しておくと安心です。
街歩きのスタイルを格上げするコーディネートのヒント
トレッキングシューズを普段の服に合わせる際、少しの工夫でおしゃれ度がアップします。
- 太めのパンツでリラックス感を演出最近のトレンドであるワイドパンツやカーゴパンツに合わせると、靴のボリューム感と絶妙なバランスが生まれます。裾を少しロールアップして、チラリと靴を見せるのがポイントです。
- きれいめな格好の外しアイテムとしてスラックスやセットアップなど、あえて上品なスタイルの足元にトレッキングシューズを持ってくることで、適度な「抜け感」が生まれます。
- 靴下の色で遊ぶローカットのモデルを履く際は、厚手のウールソックスや、差し色になる鮮やかな靴下を合わせるのもおすすめです。これは登山者の定番スタイルでもあり、足元のアクセントになります。
トレッキング シューズ 普段 履きで毎日をより快適に
トレッキングシューズを普段履きに取り入れることは、単なるファッションの選択肢を広げるだけでなく、日々の移動を「もっと楽に、もっと楽しく」するライフハックでもあります。
雨の日でも足元を気にせず歩ける安心感。
長距離の散歩をしても疲れにくいサポート力。
そして、どんな悪路でも確実に地面を捉えるグリップ力。
これらは、一度体験すると手放せなくなる快適さです。もちろん、ソールの摩耗や通気性といった注意点はありますが、自分のライフスタイルに合った一足を選べば、これほど心強い味方はありません。
まずは気になる一足を店頭で試着してみてください。足を入れた瞬間に感じる「守られている感覚」こそが、あなたが新しい一歩を踏み出すための最大の理由になるはずです。
お気に入りのトレッキング シューズ 普段 履きとして活用し、毎日の街歩きを最高のアドベンチャーに変えてみませんか。


