「最近、お気に入りの革靴がくたびれて見える……」
「クリーナーって種類が多すぎて、どれを買えばいいのかさっぱり分からない」
毎日仕事を支えてくれる革靴。ふとした瞬間に足元を見て、汚れやカビ、ひび割れに気づいてヒヤッとしたことはありませんか?実は、革靴のお手入れで最も重要なのは「クリームを塗ること」ではなく、その前段階の「汚れを落とすこと」なんです。
古いクリームや汚れが蓄積したまま上塗りを続けるのは、メイクを落とさずにファンデーションを重ねるようなもの。革が呼吸できなくなり、最悪の場合はひび割れて寿命を縮めてしまいます。
今回は、2026年現在の最新トレンドを踏まえ、初心者からこだわり派まで納得の革靴クリーナーおすすめアイテムを厳選しました。汚れの種類に応じた賢い選び方や、プロも実践する正しい使い方も詳しく解説します。
なぜ革靴クリーナーが重要なのか?お手入れの基本を知ろう
革靴を長く、美しく履き続けるためには、定期的な「すっぴん状態」へのリセットが欠かせません。多くの方が「靴磨き=ツヤを出すこと」と考えがちですが、実は「洗浄」こそが革の健康を左右します。
古いクリームと汚れが革を殺す?
革靴の表面には、日々の歩行で付着するチリやホコリ、そして過去に塗った靴クリームの残骸が層になって積み重なっています。これらが酸化して固まると、革の柔軟性が失われ、歩く時の屈折に合わせて「クラック(ひび割れ)」が発生しやすくなるのです。
クリーナーの役割は「導管を広げる」こと
良質なクリーナーを使うと、革の表面にある小さな穴(毛穴)に詰まった汚れを取り除くことができます。これにより、次に塗る栄養クリームが革の奥深くまで浸透し、しなやかで丈夫な状態をキープできるようになります。
失敗しない革靴クリーナーの選び方:4つのタイプを使い分ける
クリーナーならどれでも同じ、というわけではありません。自分の靴の状態に合わせて、最適なタイプを選ぶことが大切です。
1. 初心者なら迷わず「水性ローションタイプ」
最も失敗が少なく、日常的なケアに最適なのが水性タイプです。革への刺激が穏やかで、水に溶ける汚れと油汚れの両方をバランスよく落としてくれます。
- 代表的な製品:ステインリムーバー
2. ガッツリ落としたい時の「油性・溶剤タイプ」
「数ヶ月放置してクリームがカチカチ」「鏡面磨きのワックスを一度リセットしたい」という時は、溶剤の力が強いタイプが必要です。洗浄力が非常に高い反面、革の油分も奪いやすいため、使用後の保湿は必須です。
- 代表的な製品:レノマットリムーバー
3. 時短派におすすめの「乳液・クリームタイプ」
汚れ落としと栄養補給を同時に行える多機能タイプです。忙しい朝や、頻繁にお手入れをする時間がない方に支持されています。
- 代表的な製品:ユニバーサルレザーローション
4. カビや雨染みには「特殊専用クリーナー」
白カビが発生してしまった時や、雨による塩吹き・シミには専用のクリーナーを使いましょう。除菌成分が含まれていないと、表面だけ綺麗にしてもすぐにカビが再発してしまいます。
- 代表的な製品:モールドクリーナー
【2026年厳選】革靴クリーナーおすすめ15選
それでは、今買うべきおすすめのクリーナーをカテゴリー別に紹介します。
日常ケアに最適!定番のクリーナー
- M.モゥブレィ ステインリムーバー靴磨きの定番中の定番。水性でさらっとしており、革に負担をかけずに古いクリームを浮かせます。迷ったらこれを選べば間違いありません。
- コロンブス ツヤ出し・汚れ落としローション日本の老舗メーカーが作る安心の一本。防カビ剤も配合されており、湿気の多い日本の環境に適しています。
- サフィール ユニバーサルレザーローションフランスの名門ブランド。汚れを落としながら、天然のビーズワックスが革にツヤと栄養を与えてくれます。
- ブートブラック シルバーライン ツーフェイスローション油性と水性の2層式。振って混ぜることで、あらゆる汚れに対応する万能選手です。
- ライカ 靴クリーナーコストパフォーマンスに優れ、プロの現場でも長年愛されている実力派です。
頑固な汚れ・鏡面磨きを落とす強力タイプ
- サフィールノワール レノマットリムーバー洗浄力最強クラス。蓄積した古いワックスを魔法のように溶かします。大掃除用として持っておきたい一本です。
- ブートブラック ハイシャインクリーナー鏡面磨き専用。革を傷めずにワックス層だけを素早く分解できるよう設計されています。
- タピール レーダーオイル天然成分にこだわるならこれ。オレンジオイルの力で汚れを落としつつ、深い栄養を与えます。
- ジェイソンマーク フォームクレンザースニーカーだけでなく、スムースレザーにも使用可能。泡で出てくるので手軽に洗浄できます。
- エム・モゥブレィ プレステージ ステインクレンジングウォーター天然由来成分を主軸にしたクリーナー。肌の弱い方や、デリケートな革を大切にしたい方に。
特殊な悩み・素材に対応するクリーナー
- M.モゥブレィ モールドクリーナーカビの除去と予防に特化。嫌な臭いも抑えてくれる、梅雨時期の救世主です。
- サフィール オムニローションスエードやヌバックなどの起毛革専用。奥に入り込んだ汚れをしっかり洗浄します。
- ヴィオラ スエードクリーナー汚れが気になる部分をピンポイントでケアできる泡タイプ。
- コロニル デリケートクリームクリーナーではありませんが、非常にマイルドな洗浄効果があり、高級なラムレザー等に最適。
- DABLOCKS 靴磨きセットクリーナーだけでなく、ブラシやクロスもセットに。これから始める初心者に一番人気のパッケージです。
プロが実践!革靴クリーナーの正しい使い方とコツ
せっかく良いクリーナーを手に入れても、使い方が間違っていると革を傷めてしまいます。プロのシューシャイナーも実践している手順をマスターしましょう。
手順1:馬毛ブラシで入念にホコリを払う
いきなりクリーナーを塗るのは厳禁です。表面に砂やホコリがついたまま拭くと、それが研磨剤のようになって革に細かな傷をつけてしまいます。馬毛ブラシで、コバ(靴の縁)の隙間までしっかり払いましょう。
手順2:クロスに「少量」取る
クリーナーを直接靴に垂らすのはシミの原因になります。指に巻き付けたポリッシングコットンに、小指の先ほどの少量を取ります。
手順3:力を入れず、優しく円を描く
ゴシゴシこするのではなく、クリーナーの成分で汚れを浮かせるイメージで、優しく撫でるように拭き取ります。汚れがひどい場所は、一度に落とそうとせず、数回に分けて作業してください。
手順4:クロスの綺麗な面を常に使う
一度拭き取った汚れがクロスについたまま使い続けると、汚れを広げているだけになってしまいます。こまめにクロスの面を変えて、常に綺麗な状態で拭き取ることが重要です。
2026年のトレンド:サステナブルな革靴ケア
現在、シューケア業界でも「脱・有機溶剤」の流れが加速しています。これまではシンナーのような強い臭いがするクリーナーが当たり前でしたが、最近はオレンジオイルやココナッツオイルなどを主成分とした、環境にも人にも優しい製品が人気です。
これらの製品は、汚れを落とす力はそのままに、革の油分を奪いすぎないというメリットがあります。また、室内で作業しても臭いが気にならないため、リビングでリラックスしながらお手入れを楽しむユーザーが増えています。
【2026年最新】革靴クリーナーおすすめ15選!汚れの種類別選び方と正しい使い方も解説 まとめ
いかがでしたでしょうか?
足元はその人の内面を映し出す鏡と言われます。どんなに高級なスーツを着ていても、靴が汚れていては魅力が半減してしまいます。逆に、手入れの行き届いた革靴を履いているだけで、清潔感と信頼感は格段にアップします。
今回ご紹介した革靴クリーナーおすすめアイテムの中から、あなたのライフスタイルや靴の状態にぴったりの一本を見つけてみてください。
- 日々のケアを楽にしたいなら ステインリムーバー
- 頑固な汚れをリセットしたいなら レノマットリムーバー
- カビなどのトラブルには モールドクリーナー
正しいクリーナー選びとお手入れの習慣を身につければ、お気に入りの一足は10年、20年と寄り添ってくれる一生モノの相棒になります。まずは週末、玄関で一足の靴を「すっぴん」にすることから始めてみませんか?


