ニューバランスのバスケットボールシューズの中でも注目を集めているのが「ニューバランスWXY」。シリーズ名の由来や、最新モデルの実力、どんなプレーヤーに向いているのかなど、この記事では徹底的に紹介します。見た目のデザインだけでなく、機能性や履き心地、実際のプレーでの使い勝手まで掘り下げていきましょう。
TWO WXYとは?名前に込められた意味と開発コンセプト
「WXY」は、“Two Way(トゥー・ウェイ)”という言葉をもとに名づけられています。これは「攻め」と「守り」、つまりオフェンスとディフェンスの両面で高いパフォーマンスを発揮できるという意味。
近年のバスケットボールでは、ポジションに縛られず、全員が攻守に関わる“ポジションレス”なスタイルが主流になりつつあります。ニューバランスWXYシリーズは、そんな現代的なプレーに対応するために誕生したモデルです。
従来のシューズのように「ガード専用」「センター用」といった区分を超え、どのポジションでも快適かつ安定した動きをサポートすることを目的としています。つまり、プレーヤーの個性や動き方を制限せず、自由にコートを駆け回れる一足なのです。
最新モデル「TWO WXY v5」の概要と魅力
2024年に登場した最新作「TWO WXY v5」は、シリーズの完成形とも言えるバランス型モデル。前作からアップデートされた点も多く、ニューバランスの技術力を存分に感じられます。
- ミッドソール:反発性の高い「FuelCellフォーム」と、クッション性に優れた「Fresh Foam X」を組み合わせたハイブリッド構造。着地の衝撃を吸収しながらも、次の一歩を踏み出す反発力を与えてくれます。
- アッパー:軽量なエンジニアードメッシュを採用し、通気性とサポート性を両立。長時間のプレーでも蒸れにくく、快適なフィット感が続きます。
- アウトソール:多方向のトラクションパターンを備え、素早い切り返しやストップ動作にも対応。コート上での安定感とグリップ力が際立ちます。
これらの改良によって、v5は単に軽いだけではなく「スピードと安定性、両方を求めるプレーヤー」に最適な仕上がりになっています。
ニューバランスWXYのテクノロジーを詳しく解説
ニューバランスのバスケットボールシューズには、ランニングシューズで培われた独自のテクノロジーが惜しみなく投入されています。ここでは、その代表的な機能をもう少し深く見ていきましょう。
FuelCell(フューエルセル)フォーム
高反発素材として有名なFuelCellフォームは、足を踏み出すたびにエネルギーを前方へ押し出してくれるのが特徴。まるでトランポリンのような反発感があり、加速やジャンプの動作をアシストします。
Fresh Foam X
ニューバランスの中でも最も柔らかく、衝撃吸収に優れたフォーム素材。FuelCellフォームが反発力を担うのに対して、Fresh Foam Xは“着地時の安心感”を担当しています。両者を組み合わせることで、足への負担を減らしながらもキレのある動きを実現しています。
エンジニアードメッシュアッパー
軽量でありながら、必要な部分にはしっかりとしたサポートを与える設計。柔らかいだけでなく、動きに合わせてしなやかに変形し、フィット感を高めます。
特にWXYでは、かかとや母指球周りのホールド性を高める補強が施されており、急な方向転換でも安定感を保ちます。
多方向トラクションソール
バスケットボールにおいて重要なのが“グリップ力”。WXYのソールは、360度どの方向にも動き出せるよう設計されています。コート上で滑りにくく、ピタッと止まる動作にも強い構造です。
実際のプレーで感じるWXYの実力
実際にニューバランスWXYシリーズを使用したプレーヤーからは、「反発とクッションのバランスが絶妙」「グリップが安定していて安心感がある」といった声が多く聞かれます。
特に印象的なのは、攻守の切り替えが速いプレーでその真価を発揮する点。FuelCellフォームの反発が一歩目の加速を助け、Fresh Foam Xが着地の衝撃をやわらげることで、スムーズな連続動作を可能にしています。
また、軽さもポイントです。26.5cmサイズで片足約385gと、ハイパフォーマンスモデルとしては標準的ながら、サポート性と安定感を確保した絶妙なバランスです。
日本人向けの2Eワイド設計もあり、横幅が広い足形の人でも窮屈に感じにくい構造になっています。
どんなプレーヤーにおすすめ?
ニューバランスWXYは、特定のポジションに限定されず、オールラウンドに動くプレーヤーにぴったりです。
以下のようなタイプに特におすすめできます。
- コート全体を走り回るスピードプレーヤー
- 攻守どちらも重視するオールラウンダー
- ガード兼フォワードの“スイングマン”タイプ
- チームの中で役割が多く、柔軟に動くプレーヤー
逆に、極端に軽量性を追求するスピード特化型や、ジャンプ力を最大限に活かしたいパワープレーヤーには、別モデル(たとえばFuelCellシリーズより軽量なシリーズ)の方が合う場合もあります。
デザインとカラー展開にも注目
ニューバランスの魅力といえば、機能性だけでなくデザイン性の高さも外せません。ニューバランスWXYシリーズはスポーティーながらも洗練されたデザインが特徴で、日常のファッションにも取り入れやすいのが強みです。
最新のv5では、定番のホワイトやブラックに加えて、ビビッドなブルーやグリーンなど、プレー中も視線を引きつけるカラーが登場しています。
バスケットボールだけでなく、ストリートシーンでも履きたくなるような存在感です。
実際のレビューと評価まとめ
多くのバスケットボール専門店やユーザーから、高評価を得ているニューバランスWXY。
特に評価が高いポイントは以下の通りです。
- クッション性と反発力のバランスが良い
- 長時間履いても疲れにくい
- グリップが強く安定感がある
- デザインがスタイリッシュで普段履きにも使える
一方で、「やや重量がある」「価格が高め」という声もありますが、その分パフォーマンスは非常に安定しており、価格に見合う価値を感じるという意見が多数です。
他モデルとの比較:OMN1SやFuelCellシリーズとの違い
ニューバランスには他にも人気のバスケットボールシューズがあり、WXYとの違いを知ることでより自分に合ったモデルを選びやすくなります。
- OMN1S:NBA選手のカワイ・レナードが着用していたモデル。パワープレー向きで、より高いサポート性を求めるプレーヤーにおすすめ。
- FuelCellシリーズ:軽量性と反発性を重視したライン。スピード重視のガードプレーヤー向け。
- **ニューバランスWXY**シリーズ:上記2つの“中間”に位置する万能型で、バランスの取れた設計が特徴。
このように、WXYは“オールラウンドプレー”を最も得意とする位置づけにあります。
購入時の注意点と選び方のコツ
ニューバランスWXYを選ぶ際は、プレースタイルに加えてサイズ感にも注意しましょう。日本仕様の2E幅が基本ですが、足幅が広い人はハーフサイズアップも検討の価値があります。
また、屋内コートと屋外コートでは摩耗のしやすさが異なるため、使用環境も考慮して選ぶのがポイントです。
セール時期や限定カラーの再販も多いため、公式オンラインストアやスポーツショップを定期的にチェックしておくと、お得に手に入れられる可能性があります。
ニューバランスWXYの特徴と機能性のまとめ
ニューバランスWXYは、現代バスケットボールの“ポジションレス”な動きに完全対応した万能モデルです。
FuelCellフォームとFresh Foam Xによる絶妙なミッドソールバランス、軽量かつサポート性の高いアッパー、多方向トラクションのグリップ力など、どれを取っても完成度が高いシューズです。
攻守どちらの局面でも安定感を発揮し、あらゆるポジションのプレーヤーが使えるのが最大の魅力。
最新のv5では機能がさらに洗練され、快適性・反発性・安定感のすべてを向上。まさに「コートを支配する一足」と言えるでしょう。
ニューバランスWXYを履けば、あなたのプレーも新たなレベルへと進化するはずです。


