スニーカー好きなら一度は耳にしたことがあるニューバランス。その中でも「ニューバランスU370」は、手に取りやすい価格ながら上質なデザインと履き心地を両立したモデルとして注目を集めています。今回は、そんなニューバランスU370の特徴や履き心地、サイズ感、コーディネートのコツまで、実際のレビューを交えながら徹底的に紹介します。
ニューバランスU370とは?70年代のランニングシューズを現代風に再構築
ニューバランスU370は、ブランドの豊かなヘリテージを感じさせる「70年代ランニングスタイル」を再構築したモデルです。アッパーにはスエード・メッシュ・ナイロンといった異素材をミックスし、クラシックさと現代的な軽快さを両立しています。
デザインの最大の特徴は、立体感のあるミッドソールとオーバーサイズの「N」ロゴ。ボリュームのあるソールながら全体のシルエットはすっきりとしており、ファッションスニーカーとしてもバランスの取れた仕上がりです。公式情報では重さは約329gとされ、軽すぎず重すぎない“ちょうどいい”感覚を意識したモデルといえます。
価格帯は1万円前後と、ニューバランスの中では比較的手に取りやすいレンジ。高級ランニングモデルとは異なり、日常履きやカジュアルシーンを意識した設計が特徴です。
実際の履き心地は?クッション性と安定感を両立した快適な設計
ニューバランスU370を履いてまず感じるのは、その安定感。ソールはEVAミッドソールを採用しており、クッション性を確保しつつ沈み込みすぎない設計になっています。「硬めで安定感がある」「底の厚みがあり歩いていて気持ちいい」といったレビューが多く、柔らかすぎないしっかりした履き心地が好評です。
ふわふわの反発感を求めるランニング向けモデルとは異なり、ニューバランスU370は“地面をしっかり捉える安定感”を重視しています。街歩きや通勤など、長時間の着用でも疲れにくいという声も多いです。
一方で、「ニューバランスの上位モデル(ニューバランス990v6やニューバランス2002Rなど)と比べるとクッション性は控えめ」という意見もあります。とはいえ価格を考えれば、日常ユースには十分な快適さを備えており、普段履きには最適なバランスといえます。
サイズ感とフィット感の実際:幅広の人は0.5cmアップが安心
サイズ選びに迷う人も多いニューバランスですが、ニューバランスU370は標準的なDウィズ(やや細めの設計)です。普段のニューバランスサイズでジャストフィットするという声が多く、標準的な足幅の人であれば普段のサイズを選んで問題ありません。
ただし、足幅が広い・甲が高いという人は0.5cm~1.0cmアップを検討するのがおすすめです。「幅が狭いのは苦手だが、このモデルは大丈夫だった」というレビューもあるように、素材の柔軟性がありながらもフィット感はややタイトめ。試着できる環境で確認すると安心です。
スエード素材の特性上、履き始めは少し硬さを感じる場合もありますが、履くうちに足になじみ柔らかくなっていきます。購入後は短時間の慣らし履きから始めると快適です。
デザインの魅力:どんなコーデにも合う万能スニーカー
ニューバランスU370の魅力の一つは、どんなスタイルにもマッチする汎用性の高さです。レトロなランニングデザインをベースにしているため、スポーティすぎず、きれいめにも合わせやすいのが特徴です。
グレーやブラックなど落ち着いたトーンのカラーリングが多く、シンプルな服装に合わせても自然に馴染みます。ボリューム感のあるミッドソールがコーデのバランスを整え、足元に程よい存在感を与えてくれます。
たとえば、
- デニム+白Tの王道カジュアル
- ワイドパンツ+シャツのリラックススタイル
- チノパン+ニットのきれいめカジュアル
など、幅広いスタイルに溶け込みます。
男女問わず履けるユニセックスモデルなので、ペアコーデにもおすすめです。デザイン性と機能性を両立している点もニューバランスU370の大きな強みといえるでしょう。
クッション・通気性・重さのバランスが取れた設計
ニューバランスU370は、日常履きに求められる“ちょうどよさ”を追求した設計です。
- EVAミッドソールで適度なクッション性
- メッシュ素材による通気性
- 約329gという安定した重量感
この3つのバランスが絶妙で、「軽すぎず、重すぎない」感覚が歩きやすさにつながっています。
通気性に関しては、アッパーにメッシュ素材を部分的に使用することで、蒸れを防ぎながらも上質な見た目をキープ。季節を問わず履ける万能スニーカーです。ただし、真夏の長時間着用ではやや蒸れを感じるという声もあるため、必要に応じて通気性の高いインソールに替えると快適さが増します。
コスパ最強と言われる理由
ニューバランスU370が“コスパ最強”と評される理由は、その価格と完成度のバランスにあります。
上位モデルのような最新クッションテクノロジーは搭載していないものの、1万円前後という価格で、デザイン・ブランド力・素材感をすべて備えている点が魅力です。スエードやメッシュの質感、しっかりしたソール構造、安定感のある履き心地は、この価格帯では非常に優秀です。
レビューでも「この価格でこの履き心地は大満足」「デザインが高見えする」「通勤にも使える」といった高評価が多数見られます。ファッションスニーカーとしての完成度も高く、コストを抑えつつ“ニューバランスらしさ”を楽しみたい人にはうってつけの一足です。
ニューバランスU370のデメリットと注意点
どんなモデルにも強みと弱みがあります。ニューバランスU370の注意点を整理すると以下の通りです。
- クッション性や反発力は上位モデル(ニューバランス990v6やニューバランス2002Rなど)に劣る
- 幅が広い人はタイトに感じることがある
- 真夏はやや通気性が控えめ
- ランニングなどの本格スポーツ用途には不向き
これらを理解した上で「街歩き・通勤・休日カジュアル用」として選ぶと満足度が高くなります。逆に、「長距離ランニング」「軽量重視」「反発性重視」といった目的なら、より上位のシリーズを検討するのが賢明です。
お手入れと長く使うためのコツ
ニューバランスU370はスエード素材を使っているため、日常的なメンテナンスが長持ちの鍵になります。
- 履く前に防水スプレーを使用
- 汚れたら柔らかいブラシで乾拭き
- 水洗いは避け、部分的に中性洗剤で優しく手入れ
- ソールに詰まった砂や小石は定期的に除去
また、毎日同じ靴を履くと中敷きやソールのへたりが早くなるため、数足をローテーションすると寿命が延びます。価格が手ごろなニューバランスU370だからこそ、“長くきれいに使う意識”で愛用するのがおすすめです。
こんな人におすすめ
- 手ごろな価格でニューバランスのデザインを楽しみたい
- スポーティすぎないカジュアルスニーカーを探している
- 通勤や街歩きなど日常ユースで快適に履ける靴が欲しい
- 安定感があり長時間歩いても疲れにくい靴を求めている
- ペアコーデやユニセックスで履けるスニーカーが欲しい
ニューバランスU370は、“初めてのニューバランス”としても非常におすすめのモデルです。ブランドの世界観を感じながら、普段使いしやすいデザインと価格で満足感を得られるでしょう。
ニューバランスU370のまとめ:デザインも履き心地も妥協しないバランスモデル
ニューバランスU370は、価格以上の満足感を提供してくれる優秀なスニーカーです。
・70年代のランニングデザインをベースにしたレトロモダンな外観
・EVAソールによる安定した履き心地
・スエードとメッシュの質感の良さ
・日常使いにちょうどいいクッション性と重量感
これらすべてを1万円前後で手に入れられるという点で、まさに“コスパ最強”と呼ぶにふさわしいモデルです。
派手すぎず、でも存在感がある。
どんなコーデにも合わせやすく、シーズンを問わず使える。
そんなバランスの良さこそ、ニューバランスU370が多くの人に選ばれる理由でしょう。
デザイン・履き心地・価格の三拍子がそろったニューバランスU370。
「ちょうどいい一足」を探しているあなたに、間違いなくおすすめできるモデルです。


