スニーカーを履いたとき、「横幅がきつくて足が痛い」と感じた経験、ありませんか?
実はそれ、単にサイズが小さいだけではなく、足の形や靴の作り、履く時間帯など、さまざまな要因が関係しているんです。今回は、スニーカーの横幅がきつい原因と、その改善方法、そして次に買うときに失敗しないためのサイズ選びのコツを詳しくお伝えします。
横幅がきつく感じるのは「サイズ」だけが原因じゃない
スニーカーのサイズ選びでは「〇cm」という長さに目が行きがちですが、実際に重要なのは足の横幅(ワイズ)と足囲です。
たとえば、同じ26cmのスニーカーでも、メーカーやモデルによって幅の設計が異なります。細めの木型で作られたスニーカーを幅広の人が履くと、指の付け根や小指側が圧迫されて痛みが出るのです。
自分の足幅を知るには、親指と小指の付け根をぐるりとメジャーで測り、足囲(ワイズ)を確認します。日本では「E」や「2E」「3E」といった表記で幅が広がる仕組みになっており、特に3E以上の人は幅広設計のモデルを選ぶと快適に履けます。
スニーカーの横幅がきつくなる主な原因
1. 足の形と靴の木型(ラスト)が合っていない
スニーカーはモデルごとに「ラスト」と呼ばれる木型で作られています。細身のデザインが多いブランドもあれば、ゆったりめの設計を得意とするブランドもあります。
自分の足が幅広・甲高なのに細身のラストを選ぶと、履いた瞬間からきつさを感じてしまいます。逆に、幅が狭い足の人が幅広の靴を履くとフィットせず、かえって疲れやすくなることもあります。
2. 新品特有の硬さ
新品のスニーカーはアッパー素材がまだ硬く、足に馴染んでいません。革や合皮素材のモデルは特に最初の数回がきつく感じることが多いです。
ただし、履き続けるうちに自然と柔らかくなるケースもあるため、「履き始めは少しきついけど、歩ける程度ならOK」という判断も一つの目安になります。
3. 足のむくみ
人の足は朝よりも夕方のほうが0.5cmほど大きくなるといわれます。仕事帰りなどに靴を脱ぐとスッキリ感じるのはそのためです。
スニーカーを試着するときは、むくみが出やすい夕方に行うのがベスト。朝の時間帯に合わせて買うと、実際に履く時間帯にはきつく感じてしまうことがあります。
4. 靴紐の締めすぎ
意外と多いのがこれ。靴紐を強く締めると甲や側面が圧迫され、横幅のきつさを感じます。歩くときは少し余裕を持たせ、足首側でホールドする感覚を意識しましょう。特にスポーツタイプのスニーカーは、紐を緩めるだけでも履き心地が大きく変わります。
横幅がきつい靴を履き続けると起こるトラブル
「少し痛いけど我慢すればそのうち慣れるだろう」と思って履き続けるのは危険です。
きついスニーカーを長期間履くと、以下のようなトラブルが起こることがあります。
- 外反母趾・内反小趾:指の付け根が内外に変形してしまう。
- タコや魚の目:皮膚が繰り返し圧迫されて硬くなる。
- 靴ずれやマメ:摩擦で皮膚が破れやすくなる。
- 神経痛や足指のしびれ:神経を圧迫して痛みが出ることも。
- 膝・腰の不調:歩き方が歪んで、下半身全体に負担がかかる。
足の健康は全身のバランスにも関係しています。痛みや違和感がある場合は、早めに対処することが大切です。
きついスニーカーをゆるめる・改善する方法
1. シューズストレッチャーを使う
靴の中に入れて幅を少しずつ広げられるアイテムです。特に革やキャンバス素材のスニーカーには効果的。
数時間〜一晩置くだけで、圧迫感がかなり軽減されることがあります。ストレッチスプレーを併用するとより効果的です。
2. ドライヤーで温めて馴染ませる
ドライヤーの温風をきつい部分に数十秒当てながら履くと、素材が柔らかくなって足の形に馴染みやすくなります。
ただし、熱を当てすぎると変形や変色の原因になるため、短時間で少しずつ行うのがポイント。
3. 薄手の靴下に変える
厚手の靴下は保温性がある反面、足囲を広げてしまいます。試しに薄手の靴下を履くだけでも、横幅の圧迫感が軽くなることがあります。
夏場や屋内では、吸湿性の高い薄手タイプを選ぶのもおすすめです。
4. 専門店で調整してもらう
シューフィッターがいる靴店では、木型を使って部分的に伸ばす調整をしてくれます。特に高価なスニーカーや革製モデルは、自己流で無理に広げるよりもプロに任せたほうが安全です。
次に買うときに失敗しないサイズ選びのコツ
● 足の計測は必ず行う
靴屋のスタッフや計測機を使って、足長・足囲・足幅を正確に知りましょう。
多くの人が思っているより、自分の足サイズを誤解しています。足長は同じでも、横幅や甲の高さが違うだけで履き心地はまったく変わります。
● ブランドごとのサイズ感を確認
スニーカーはブランドやモデルごとにサイズ感が異なります。たとえば、ナイキは細め、ニューバランスはやや広め、アディダスはモデルによってばらつきがある傾向です。
購入前にレビューをチェックし、「幅が狭め」などの口コミを参考にするのも効果的です。
● 試着は必ず「夕方」に
前述の通り、むくみを考慮して夕方〜夜の時間帯に試すのが理想です。実際の生活時間に近い足の状態で選ぶことで、購入後の失敗を防げます。
● 靴下とインソールを考慮する
試着の際は普段履く靴下を持参し、インソールの厚みも考慮しましょう。
インソールを変えるだけでもフィット感が大きく変わるため、薄型や衝撃吸収タイプなどを試して微調整するのもおすすめです。
● 少し余裕のあるフィット感を選ぶ
「ジャストフィットよりも少し余裕がある」くらいが理想です。きつい靴は慣れるよりも痛みやトラブルの原因になる可能性が高く、軽い余裕のほうが結果的に快適に履けます。
足が痛くならないための小さな習慣
スニーカーを選ぶときだけでなく、日々の履き方にも気を配ることで、足の負担を減らせます。
- 履く前に靴紐を一度すべて緩め、つま先を合わせてから甲を締める
- 靴を脱いだら、形を整えて湿気をとる
- 同じ靴を毎日履かず、2〜3足をローテーションする
- 足がむくんでいるときはストレッチやマッサージで血行を促す
このような小さな習慣が、長く健康な足を保つカギになります。
スニーカーの横幅がきつい原因と改善法!足が痛くならないサイズ選びのポイント
スニーカーの横幅がきついのは、あなたの足に問題があるわけではなく、靴の設計や選び方が合っていないだけかもしれません。
無理に履き続けると足の変形や痛みにつながることもあるので、まずは原因を見極め、できる範囲から改善していきましょう。
自分の足を理解して、素材やブランドの特性を知り、試着のタイミングを工夫する。
それだけで「きついスニーカー」は「快適な一足」に変わります。次にスニーカーを選ぶときは、横幅にもぜひ注目してみてください。


