スニーカーファンなら一度は耳にしたことがある「VANSコラボ」。毎年数多くのブランドやアーティスト、ショップと手を組み、独自のカルチャーを発信しているVANS(ヴァンズ)は、2025年も話題のコラボモデルを次々とリリースしています。この記事では、最新のVANSコラボスニーカーを中心に、その魅力や注目モデル、今後の展開までをじっくり紹介していきます。
VANSとは?コラボ文化を築いたストリートの象徴
VANSは1966年にアメリカ・カリフォルニアで誕生したブランド。もともとはスケートボード用のシューズとして人気を集めましたが、その後ストリートファッションや音楽、アートなど、あらゆるカルチャーと融合していきました。
特徴は、どんなコラボ相手でも「VANSらしさ」を失わないこと。シンプルなデザインに、パートナーの個性を自然に溶け込ませるバランス感覚が抜群です。さらに、ブランドのスローガン「Off The Wall(型にはまらない自由な精神)」がコラボの世界観にも生きており、スニーカーを通じて自己表現を楽しむ人々から絶大な支持を受けています。
2025年の注目モデル①:BABYMETAL × VANS
まず紹介したいのが、日本を代表するメタルダンスユニット「BABYMETAL」とのコラボ。結成15周年を記念したこの特別コレクションでは、VANSの定番モデル「Old Skool」「Sk8-Hi」「Slip-On」が採用されました。
デザインは黒と赤を基調とし、BABYMETALのライブで感じるエネルギーとダークな世界観をシューズに落とし込んだ仕上がり。ミッドソールには“BABYMETAL DEATH”の文字がプリントされ、ファンの心をくすぐります。音楽とファッションが見事に融合したこのコラボは、国内外で大きな話題を呼びました。
限定販売だったこともあり、発売直後からSNSでは「抽選外れた」「再販希望」の声が相次ぐ人気ぶり。音楽ファンとスニーカーヘッズの両方を惹きつけた、象徴的なコラボといえるでしょう。
2025年の注目モデル②:OTW by VANS × S.R. STUDIO. LA. CA.
次に注目したいのが、アーティスト「Sterling Ruby」が手掛けるブランド「S.R. STUDIO. LA. CA.」とのコラボ。こちらはVANSの新しいライン「OTW by VANS」とのコレクションとして発表されました。
最大の話題となったのは、彫刻作品のような存在感を放つ「Future Clog」。スニーカーとサンダルの中間のようなシルエットで、これまでのVANSとはまったく異なるアプローチを見せています。素材やフォルムにアート的要素を取り入れ、履くというより“身にまとう”感覚に近いデザインが特徴です。
また、「Authentic Prima」など従来モデルの進化版も登場し、クラシックな形を保ちながらも新しいVANS像を提案しています。アートとストリートの境界を超える挑戦的なコレクションとして注目を集めました。
2025年の注目モデル③:mita sneakers × VANS
日本を代表するスニーカーショップ「mita sneakers」とのコラボも大きな話題に。こちらは2025年10月に発売され、GORE-TEX素材を採用した高機能モデルとして注目されました。
雨天でも快適に履ける防水仕様ながら、デザインはVANSらしいクラシックな雰囲気を維持。ミリタリーテイストの配色や、細部までこだわった素材選びが特徴で、タウンユースにもアウトドアにも対応できる万能スニーカーとして人気を博しました。
抽選販売を経て一般販売も行われましたが、入手難易度は高め。ショップコラボならではの特別感が、コレクター心を刺激したモデルです。
2025年の注目モデル④:Gallery Dept. × VANS
2025年春には、アートとファッションを融合させたブランド「Gallery Dept.」とのコラボレーションも話題に。ベースモデルは「Authentic Reissue 44」で、ヴィンテージ感のあるキャンバス素材にペイントを施したデザインが特徴です。
アーティストの手描き風のプリントやカラフルなスプラッターペイントが印象的で、1足1足がアートピースのよう。クラシックなシルエットにクリエイティブな要素を加えることで、ストリートとアートの融合を象徴する仕上がりになりました。
履き込むほどに味が出るため、経年変化を楽しめる点も人気の理由です。
2025年の注目モデル⑤:ELLEGARDEN × VANS
日本のロックシーンを代表するバンド「ELLEGARDEN」とのコラボも2025年に実現。ブラックを基調にした「Old Skool」など3型が登場し、シンプルながらバンドのロゴが映えるデザインが魅力です。
ライブカルチャーとスニーカーの親和性を体現したこのコラボは、音楽ファンにとっても特別な存在。SNSでは「ライブに履いていきたい」という声も多く、音楽とファッションの垣根を超えたアイテムとして注目されました。
VANSコラボの魅力:自由な発想と限定性
VANSのコラボがここまで支持される理由はいくつかあります。
まずは「自由な発想」。スケートブランドという枠にとらわれず、アーティストやデザイナー、ショップ、さらには音楽ユニットまで幅広いジャンルと組む柔軟さがあります。コラボ相手の世界観を尊重しつつ、しっかりとVANSの個性を保つバランスが絶妙です。
次に「限定性」。多くのコラボモデルは数量限定での販売や抽選制を採用しており、入手の難しさが魅力のひとつになっています。発売直後に完売するケースも珍しくなく、スニーカーマーケットではプレミア価格がつくこともあります。
そして「クラシックなデザイン」。VANSの定番モデルであるOld Skool、Slip-On、Authentic、Sk8-Hiなどは、どんなデザインを乗せても様になる名作シルエット。流行に左右されない普遍的な魅力があるため、コラボごとに新鮮さを感じられるのです。
コラボを通して広がるカルチャーの可能性
VANSのコラボは単なるスニーカーのリリースではなく、「カルチャーの共有」としての側面があります。アート、音楽、ファッション、そしてスケートボード。異なる分野が交わることで、新しい価値が生まれています。
特に近年は、アート志向のコレクションが増加傾向にあり、履くだけでなく「飾りたくなるスニーカー」としての需要も高まっています。ファッション性だけでなく、作品としての完成度を求める動きが強まっているのです。
今後の展開:2026年以降も続くVANSコラボ旋風
2025年の動きを見る限り、VANSは今後も多様な分野とのコラボレーションを積極的に行っていくと考えられます。アニメ、映画、ゲーム、ストリートアートなど、さらに幅広いカルチャーとの融合が期待されています。
特に新ライン「OTW by VANS」は、アートやモード志向のブランドと相性が良く、これからのVANSを象徴する存在になりそうです。また、環境意識の高まりを受け、サステナブル素材を取り入れたコラボモデルも増えていくでしょう。
新作情報はVANS公式サイトや海外スニーカーニュースサイトで随時更新されるため、気になる人は定期的にチェックするのがおすすめです。
VANSコラボスニーカー最新情報!限定デザインと人気モデルを完全ガイドのまとめ
2025年も、VANSは音楽・アート・ファッション・ストリートをつなぐハブとして進化を続けています。BABYMETALやSterling Ruby、mita sneakersなど、ジャンルを超えたコラボはまさにVANSの真骨頂。どのモデルも「限定」「自由」「カルチャー」という3つのキーワードで語ることができます。
これからもVANSコラボスニーカーは、単なるトレンドではなく、“個性を表現する手段”として愛され続けるでしょう。あなたもぜひ、自分のスタイルに合った一足を探してみてください。


