最近SNSや街中でよく見かける「Vスニーカー」。その“V”のロゴが印象的で、シンプルなのに不思議と存在感のあるデザインに惹かれる人も多いはずです。この記事では、そんなVスニーカーの意味や人気ブランド、注目のモデル、そして今のトレンドまでを一気に紹介します。おしゃれに敏感な人がなぜVスニーカーを選ぶのか――その理由が分かる内容です。
Vスニーカーとは?“V”の意味に込められた価値観
「Vスニーカー」とは、サイドに“V”のロゴがあしらわれたスニーカーのことを指す場合が多く、その代表格がフランス発のブランド VEJA(ヴェジャ) です。VEJAの「V」は単なるブランドの頭文字ではなく、サステナビリティや透明性を象徴するマークでもあります。
VEJAは2005年に誕生した比較的新しいブランドですが、ファッションの世界ではすでに“エシカルスニーカー”の代名詞的存在。素材選びから生産過程まで、すべての工程において環境と人に配慮していることが特徴です。ブラジルでオーガニックコットンや天然ゴムを生産する農家と直接契約を結び、フェアトレードの仕組みを確立しています。
“V”のロゴには「見える」= Veja(ポルトガル語で“見る”の意味)というコンセプトが込められており、「作り手の顔が見えるスニーカー」としてファッション業界からも高く評価されています。
VEJA(ヴェジャ)の魅力と人気の理由
VEJAが注目される理由は、デザインの良さとブランド哲学の両立です。見た目はミニマルで洗練されているのに、履く人の価値観をさりげなく表現できる。それが“Vスニーカー”の魅力です。
特にヨーロッパでは、環境に配慮したライフスタイルが広く浸透しており、VEJAのスニーカーはその象徴的な存在。ファッション誌やセレブの愛用アイテムとしても頻繁に登場しています。ケイト・ミドルトンやメーガン・マークルなど、ロイヤルファミリーの愛用も話題になりました。
また、VEJAのスニーカーは「履きやすいのに品がある」と言われ、スウェットやデニムのカジュアルスタイルはもちろん、ジャケットやワンピースなどのきれいめコーデにも自然に馴染みます。スニーカーでありながら“上品さ”を損なわないバランスが人気の理由です。
人気モデルを徹底紹介!定番から最新トレンドまで
VEJAにはいくつもの代表的なモデルがありますが、特に人気の高い4つを紹介します。
- V-10
クラシックなローカットモデルで、最もアイコニックな一足。オーガニックコットンや天然ゴムを使用し、環境にも優しい。ベーシックでどんな服にも合わせやすく、初めてのVスニーカーにもおすすめ。 - V-12
V-10をベースにした改良版で、クッション性とホールド感がアップ。足首をしっかり支える構造で、長時間歩いても疲れにくいのが特徴です。よりスポーティな印象が欲しい人にぴったり。 - Campo
70〜80年代のテニスシューズを思わせるクラシックなフォルム。ナチュラルレザーと柔らかいカラー展開で、レトロブームの今にぴったり。シンプルな服装のアクセントにも最適です。 - V-90
90年代のストリートムードを現代的に再構築したモデル。厚めのソールとレトロなラインが特徴で、トレンドの「Y2Kファッション」とも好相性です。
これらのモデルはいずれも、白を基調にしたクリーンなデザインが基本。そこに差し色の“V”ロゴが映えることで、シンプルながら印象に残る一足となっています。
“Vスニーカー”が支持される背景:サステナブルな選択肢として
VEJAの魅力を語る上で欠かせないのが、環境に配慮した素材と製造過程です。
使用されている主な素材は以下の通りです。
- オーガニックコットン:化学肥料を使わずに栽培されたコットン。ブラジルの農家と直接契約し、公正な価格で取引。
- アマゾン天然ゴム:森林を守りながら採取されたラバーをソールに使用。環境保全に貢献。
- リサイクル素材:ペットボトルやナイロンを再利用した再生素材を積極的に採用。
こうした取り組みが、VEJAを単なる“おしゃれなスニーカー”ではなく、“地球にも人にも優しい選択”として際立たせています。サステナブルファッションを意識する層が増える今、その価値観に共感して購入する人が急増しています。
コーディネートのコツ:Vスニーカーでつくる大人カジュアル
Vスニーカーはそのシンプルさゆえ、どんなコーデにも取り入れやすいのが魅力です。
- メンズなら:細身のデニムやチノパンに合わせて、Tシャツ+ジャケットで都会的に。V-10やV-12の白×ネイビー配色は清潔感があり、オンオフどちらにも対応できます。
- レディースなら:ワンピースやスカートに合わせて、足元を軽やかに。Campoの淡色モデルなら、春夏の装いにもぴったり。
- ユニセックスで楽しむ:VEJAはサイズ展開が豊富で、パートナーとお揃いで履く人も多いです。さりげないペアコーデにおすすめ。
「スニーカーなのにきちんと見える」この絶妙なバランスが、Vスニーカーの真骨頂です。
他ブランドにも広がる“Vデザイン”の潮流
最近では、VEJA以外のブランドでも“V”モチーフを取り入れたデザインが登場しています。
ヴィンテージスタイルの復刻やレトロロゴが再評価される中で、“V”は「Victory(勝利)」や「Vision(ビジョン)」を象徴するシンボルとして使われることも増えています。
たとえば、イタリアのブランド「VOILE BLANCHE(ボイルブランシェ)」や、韓国のストリートブランド「VIBRAM」コラボモデルなど、Vの形を取り入れたスニーカーが次々登場。こうしたトレンドは、VEJAが築いた“クリーンかつ意味のあるデザイン”の影響を受けているとも言われています。
2025年のVスニーカートレンド予測
2025年は「静かなラグジュアリー(Quiet Luxury)」がキーワードになると言われています。派手さよりも、質や思想で魅せるスタイル。まさにVスニーカーはこの潮流の中心にあります。
今後は、以下のようなトレンドが予想されます。
- リサイクル素材のさらなる進化と軽量化
- カラーバリエーションの拡大(ベージュ、グレー、グリーンなど自然色が中心)
- スマートシティ向けの「歩きやすさ×ファッション性」の両立モデルの増加
ファッション性とサステナビリティを両立したVスニーカーは、今後ますます定番化していくでしょう。
まとめ:Vスニーカーでおしゃれと意識を両立する
Vスニーカーとは、単なる“ロゴの入った靴”ではなく、時代の価値観を映し出すアイテムです。
おしゃれを楽しみながら、環境や社会に配慮した選択をしたい――そんな想いを叶えてくれるのがVEJAをはじめとするVスニーカーの魅力です。
デザイン、履き心地、そして背景にあるストーリー。どれを取っても特別な存在。
これからスニーカーを選ぶなら、ぜひ“V”に込められた意味を感じながら、自分らしい一足を見つけてみてください。


