スニーカー選びで迷う人の多くが気にするのが「サイズ感」。特に26.5cmは、日本の男性にとって最も標準的なサイズ帯です。しかし、同じ26.5cmでもブランドやモデルによって履き心地が全く違うことがあります。そこで今回は、26.5cmスニーカーのおすすめモデルと、快適に履くためのサイズ選びのコツを紹介します。
26.5cmは日本人男性の「基準サイズ」
日本人男性の平均的な足の長さは約26~27cm前後といわれています。そのため、26.5cmはまさに「基準」となるサイズ。多くのブランドがこのサイズを基準に木型を設計しているため、ラインナップも豊富です。
ただし注意したいのが、スニーカーのサイズ表記はブランドによって微妙に異なるという点。例えばナイキの26.5cmは実際にはやや小さめに感じることがあり、ニューバランスはややゆとりを持たせた設計になっているなど、それぞれの傾向を理解しておくと失敗を防げます。
快適に履くためのサイズ選びのコツ
1. 足の実寸+ゆとり1.0〜1.5cmが目安
スニーカーは「ぴったり」よりも、つま先に少し余裕を持たせるのが基本です。実寸より1〜1.5cm大きめを選ぶことで、歩行時の衝撃を吸収しやすく、靴擦れのリスクも減ります。
2. 足幅と甲の高さも考慮する
同じ26.5cmでも、足幅(ワイズ)や甲の高さによって履き心地は大きく変わります。幅広の人は「2E」や「4E」などワイドモデルを、甲が高い人はシューレースの締め具合で調整できるタイプを選ぶと快適です。
3. 試着のときは歩いて確認
立ったままではわからないフィット感も、実際に数歩歩くと違いがわかります。かかとが浮かないか、つま先にゆとりがあるかをチェックしてみましょう。厚めの靴下を履く季節は、試着時も同じ厚さの靴下を履くのがベストです。
ブランド別のサイズ感とおすすめモデル
ナイキ(NIKE)
ナイキのスニーカーは細身に作られているモデルが多く、26.5cmでもややタイトに感じる人が多い傾向です。特に「エアフォース1」は横幅が狭いため、普段26.5cmを履く人でも27cmを選ぶとちょうど良いことがあります。
おすすめモデルは「エアフォース1」「エアマックス90」「ダンクロー」。クラシックなデザインながら、通気性とクッション性を兼ね備えた万能スニーカーです。普段履きにもビジネスカジュアルにも合わせやすく、耐久性にも優れています。
アディダス(adidas)
アディダスはブランド全体としてやや大きめの作り。26.5cmを選んでも余裕を感じる場合があります。「スタンスミス」や「スーパースター」は幅に余裕があるので、靴下の厚みに合わせてジャストサイズを選ぶのがおすすめ。
特に人気なのが「サンバ」や「ガゼル」。レトロなシルエットがトレンドで、細身パンツやフレアジーンズとも好相性です。
ニューバランス(New Balance)
ニューバランスは日本人の足型に合う設計が多く、26.5cmでも自然なフィット感があります。「CM996」や「574」などは、ワイズ展開(D・2E・4E)があるため、幅広足の人にも安心。
クッション性に優れ、長時間歩いても疲れにくいのが魅力。旅行や通勤用スニーカーとしても高い人気を誇ります。
アシックス(ASICS)
アシックスはスポーツ由来のテクノロジーを活かしたフィット感が特徴です。26.5cmでも標準的な日本人の足に合いやすく、ランニングやウォーキングにも最適。「GEL-KAYANO 14」や「GEL-LYTE III」などはデザイン性も高く、街履きにもぴったり。
プーマ(PUMA)
プーマはやや細めの木型を採用しています。「スピードキャット」「スウェードクラシック」などはフィット感重視で、26.5cmを選ぶと足にしっかり馴染むタイプ。軽量でスタイリッシュなデザインが多く、アクティブな印象を演出できます。
2025年のスニーカートレンド
2025年は「クラシック回帰」と「機能美」がキーワード。レトロデザインの再評価と、日常に馴染む高機能スニーカーが同時に人気を集めています。
- レトロクラシック系:アディダスのサンバ、ガゼル、ナイキのコルテッツなどが注目。シンプルで大人っぽい着こなしにマッチ。
- テック系・ハイテク系:ナイキ「ヴェイパーマックス」、アシックス「ゲルカヤノ」など、クッション性と安定性を兼ね備えたモデル。
- 厚底&ボリュームソール:ニューバランス「9060」やHOKA「クリフトン9」など、歩きやすくトレンド感も演出できる一足。
街歩きにも通勤にも使える「オン・オフ兼用スニーカー」が今後の主流となりそうです。
26.5cmスニーカー選びで失敗しないために
26.5cmは「万人向けサイズ」だからこそ、選び方で差が出ます。以下のポイントを意識すると、失敗を防げます。
- ブランドごとのサイズ感を把握する
ナイキはやや小さめ、アディダスは大きめ、ニューバランスとアシックスは日本人向け。 - 足型に合うワイズを選ぶ
幅広の人は「2E」以上のワイドタイプ、細身の人は「D」や「E」など標準幅を。 - 用途に合わせる
ランニングや通勤には軽量・クッション性重視。ファッション目的ならデザイン優先でOK。 - 試着時の感覚を大事に
「最初は少しキツいけど伸びる」は過信禁物。購入直後から快適に履けるものを選ぶのがベストです。
まとめ|スニーカー26.5cmのおすすめモデルで快適な一足を
スニーカー26.5cmは、多くのブランドが基準にしているサイズ。つまり、最も選択肢が多く、自分に合った一足を見つけやすいサイズでもあります。
ブランドごとの特徴や自分の足型を理解し、用途に合わせて選べば、長時間履いても疲れにくい理想のスニーカーに出会えるはずです。
お気に入りの26.5cmスニーカーを見つけて、毎日の足元をもっと快適に、もっと楽しく彩りましょう。


