子どもの足が成長してくると、ちょうど19センチ前後のスニーカーを選ぶタイミングが訪れます。けれど、成長期のキッズにとって靴選びは「ただサイズが合えばOK」ではありません。足の形や動き方、使うシーンによって選ぶポイントが大きく変わります。この記事では、スニーカー19センチを選ぶときに知っておきたいポイントと、人気ブランドのおすすめモデルを紹介します。
スニーカー19センチはどんな年代にぴったり?
19センチのスニーカーは、だいたい5歳から7歳前後の子どもに多いサイズです。幼稚園の年長さんや小学校低学年くらいが中心で、走ったり跳ねたりと一気に活動量が増える時期でもあります。
この時期の子どもの足はまだ柔らかく、骨や筋肉が完全に発達していません。だからこそ、足に合った靴を履かせることがとても大切です。窮屈な靴は足の成長を妨げる原因になり、大きすぎる靴は歩きにくく転倒のリスクを高めます。
スニーカー19センチを選ぶ際は、「実寸+0.5〜1センチ」の余裕をもたせたサイズ感を意識しましょう。これがちょうど良い“捨て寸”で、指先に適度なゆとりを持たせながら快適に履けるバランスです。
成長期の足に合うスニーカーの選び方
1. 柔らかくしなやかなソールを選ぶ
足裏が地面をしっかり感じ取れるよう、ソールは柔らかくて屈曲性のあるものを。特に足の付け根部分で自然に曲がるタイプが理想的です。硬すぎるソールは足の動きを妨げ、疲れやすくなる原因になります。
2. かかとのホールド感をチェック
子どもの足は動きが多いため、かかとが固定されていないと靴擦れや不安定な歩行につながります。指で押してもぐらつかない、しっかりしたヒールカウンター(かかと部分の芯)が入っているものを選びましょう。
3. マジックテープが便利
自分で脱ぎ履きしたい年齢には、面ファスナー(マジックテープ)タイプが断然おすすめです。通園や通学でも素早く着脱でき、しっかり足にフィットさせることができます。2本ベルトタイプはよりホールド感が高く、運動量の多い子にも安心です。
4. 通気性・抗菌性も大事
長時間履くとどうしても汗をかきやすいキッズスニーカー。メッシュ素材や抗菌・防臭加工のあるインソールを選ぶと、靴の中が蒸れにくく快適です。洗えるタイプならお手入れも簡単で、いつでも清潔に保てます。
人気ブランドのスニーカー19センチおすすめモデル
アシックス「スクスク」シリーズ
日本人の子どもの足型を研究して作られたロングセラーモデル。柔らかいアッパー素材と安定したかかと設計で、歩き始めから走る時期までしっかりサポートします。軽量で履き心地がよく、通園用にもぴったり。
瞬足(シュンソク)
小学校低学年の男の子に特に人気のブランド。左右非対称ソールで走り出しがスムーズになる設計が特徴です。デザインも豊富で、キャラクターコラボなど楽しく履けるモデルもあります。運動会や通学用として選ばれることが多い一足です。
ニューバランス YVシリーズ
柔らかいメッシュ素材とクッション性の高いソールが特徴。特にYVシリーズはマジックテープ仕様で脱ぎ履きが簡単です。カラー展開も豊富で、兄弟おそろいで選ぶ家庭も多い定番モデル。
ナイキ ダイナモフリー
スリッポンタイプで紐なしでも足にフィット。ゴムのような伸縮アッパーが足の動きに追従し、着脱がとてもスムーズです。遊びたい盛りの子どもにもぴったりで、デザイン性の高さも人気の理由です。
アディダス「フォルタラン」シリーズ
通気性と安定感を兼ね備えたモデル。マジックテープタイプやスリッポンなど幅広いラインナップがあり、運動にも普段履きにも活躍します。軽量かつ丈夫で、通学靴としての評価も高いです。
ムーンスター「スーパースター」
防水・撥水仕様のモデルも多く、雨の日の通学にも強いブランド。ソールのグリップ力も高く、走ったり遊んだりするシーンに最適。日本製のしっかりした作りも安心感があります。
シーン別おすすめの選び方
通園・通学用
毎日履く靴は「軽くて通気性が良い」ことが第一。園の指定がなければ、メッシュ素材で柔らかいタイプを選びましょう。靴底のグリップがしっかりしていれば、雨の日でも滑りにくく安心です。
外遊び・運動用
走る・跳ぶ動作が多いなら、クッション性と耐久性がポイント。アシックス「スクスク」シリーズや瞬足(シュンソク)のようなスポーティーなモデルが適しています。通気性もよく、砂遊び後に丸洗いできるタイプなら清潔に使えます。
雨の日用
防水スニーカーは1足持っておくと便利です。ムーンスターやイフミーの防水タイプは、雨上がりの公園でも快適。完全防水ではなくても撥水加工のある素材を選ぶだけで、靴の中が濡れにくくなります。
サイズ選びで失敗しないためのチェックポイント
- かかとをしっかり合わせて試し履きする
- つま先に5〜10mmのゆとりがあるか確認
- 歩いたときに足が前にずれていないかを見る
- 靴底が自然に曲がる位置が足の付け根と合っているか
- 履かせた状態でマジックテープや紐がしっかり固定できるか
また、子どもの足のサイズは3〜4か月ごとに見直すのがおすすめです。成長スピードが早い時期には、数か月で0.5〜1センチほど大きくなることもあります。
長く快適に履くためのメンテナンス
キッズスニーカーはどうしても汚れやすいもの。洗うときは中敷きを外してブラシで軽くこすり、風通しの良い場所で陰干しします。乾燥機や直射日光は素材を傷める原因になるため避けましょう。
また、インソールを定期的に替えることで、クッション性や抗菌効果を維持できます。靴底がすり減ってきたら、早めの買い替えがベストです。
スニーカー19センチで快適に過ごすために
スニーカー19センチは、子どもの足がしっかりしてくる時期にぴったりのサイズです。成長期の足を守るためには、サイズ選び・素材・ホールド感の3つが欠かせません。
毎日履く靴だからこそ、履きやすさと安全性の両立を意識して選びましょう。アシックス「スクスク」シリーズやニューバランス YVシリーズ、瞬足(シュンソク)などの定番ブランドには、デザイン性と機能性を兼ね備えた優秀なモデルが揃っています。
お子さんの成長に寄り添う一足を見つけて、毎日の通園やお出かけをもっと楽しく、快適に過ごしてください。


