近ごろSNSやファッション誌でもよく見かけるようになった「mates（マテス）」のスニーカー。
「どこのブランド？」「どんな特徴があるの？」と気になっている人も多いのではないでしょうか。
今回は、スペイン発のスニーカーブランド「mates」が注目を集める理由を、デザイン・履き心地・素材などの面から徹底的に紹介していきます。
スペイン発祥のクラフトブランド「mates」とは
matesは、1947年にスペイン・バルセロナで誕生した老舗シューズブランドです。
創業者のフランシス・マテス氏は、当時まだ10代の若さで「足に本当にフィットするスポーツシューズを作りたい」という思いから靴づくりを始めました。彼が手作業で一足ずつ製作したシューズは評判を呼び、やがて陸上競技用スパイクやハンドボールシューズなど、多くのアスリートに愛用されるようになりました。
この「スポーツのための靴づくり」こそが、matesのルーツです。
現在のスニーカーデザインにも、その機能性とクラフトマンシップがしっかりと受け継がれています。
職人の手仕事が光る、ハンドメイドスニーカー
matesの最大の特徴は、すべての工程を熟練職人がハンドメイドで行っていること。
木型（ラスト）を使ってレザーを成形し、ひとつひとつ縫い上げる昔ながらの製法が今も続けられています。大量生産では得られない繊細なフィット感と、美しいフォルムを実現しているのです。
この丁寧な製法により、履き始めた瞬間から足に自然に馴染むような感覚が味わえます。
靴の内側に余計な縫い目や段差が少ないため、長時間歩いてもストレスを感じにくく、まるでオーダーメイドシューズのような履き心地が特徴です。
シンプルなのに存在感のあるデザイン
matesのスニーカーを一目見て感じるのは、そのミニマルな美しさです。
余計な装飾をそぎ落とし、素材とシルエットで勝負するデザインが多く、ファッション性が高いのにどんなコーディネートにも馴染みます。
代表的なモデル「TENIS（テニス）」は、名前の通りテニスシューズをモチーフにしたクラシックな一足。
つま先にかけての丸みのあるフォルムが柔らかい印象を与え、カジュアルにもきれいめにも合わせやすい万能型のスニーカーです。
ホワイトレザーを採用したモデルは特に人気が高く、「大人の白スニーカー」として雑誌やセレクトショップでも度々取り上げられています。
上質な素材へのこだわり
matesが選ぶ素材はどれも一級品。
アッパーには柔らかく耐久性のあるカーフレザーを採用し、履くほどに風合いが増していく経年変化が楽しめます。
スエードやナイロンメッシュを組み合わせたモデルもあり、季節やスタイルに合わせて選べるラインナップも魅力です。
レザーの質感は高級感がありながらも重たくなく、スニーカー本来の軽快さを失いません。
「革靴のような品格を持ったスニーカー」として、ファッション感度の高い層から支持を集めています。
履き心地を支えるクッション性とグリップ力
見た目の美しさだけでなく、歩きやすさにも徹底的にこだわっているのがmatesのすごいところ。
スポーツシューズの設計思想をベースにしているため、クッション性・安定感・グリップ力といった機能面も非常に優秀です。
インソールには柔らかなクッション素材を使用し、足裏への衝撃をしっかり吸収。
また、アウトソールには耐摩耗性の高いラバーを採用しており、滑りにくく快適な歩行をサポートします。
モデルによってはVibram（ヴィブラム）ソールを搭載し、耐久性や防滑性をさらに高めているものもあります。
大人カジュアルに映える万能スニーカー
matesのスニーカーは、どんなファッションにも自然に溶け込むバランスの良さが魅力。
デニムやチノパンなどのカジュアルスタイルはもちろん、ジャケットやスラックスを合わせたきれいめスタイルにもマッチします。
「スポーティだけど上品」という印象を与えてくれるため、休日だけでなく通勤やオフィスカジュアルにも取り入れやすい存在です。
白やベージュのレザースニーカーは特に汎用性が高く、春夏には軽快な印象、秋冬には落ち着いたトーンのコーディネートに程よい抜け感をプラスしてくれます。
シンプルなデザインだからこそ、靴紐やソックスの色で遊ぶのもおすすめです。
実際の評判と口コミ
愛用者の口コミを見てみると、
「見た目より軽く、履き心地が柔らかい」
「長時間歩いても足が痛くならない」
「革の質が良く、シンプルなのに上品」
といった声が多く寄せられています。
また、「他のブランドとかぶりにくい」という点も人気の理由の一つ。
まだ日本国内での流通が少ないため、他人と被らない“通好みのスニーカー”としてファッション好きから注目されています。
特に海外ブランドの洗練されたデザインに惹かれる人や、量産スニーカーに飽きた人にとって、matesは新鮮な選択肢となっています。
日本での取り扱いと価格帯
matesのスニーカーは、日本では主にセレクトショップや公式オンラインストアで購入可能です。
価格帯はモデルによって異なりますが、おおむね3万円〜4万円台が中心。
決して安価ではありませんが、ハンドメイドと素材の質を考えると、その価値を感じる人が多いようです。
一足を長く愛用できる作りになっているため、コストパフォーマンスの面でも優れています。
特に革の経年変化を楽しみたい人や、長く履ける“相棒スニーカー”を探している人にはぴったりのブランドです。
matesのスニーカーを選ぶ理由
改めて、matesが注目される理由を整理すると以下の通りです。
- スペイン職人によるハンドメイド製法
- クラシックで洗練されたデザイン
- 柔らかなカーフレザーなど上質素材を使用
- 優れたクッション性とグリップ力
- シーンを問わず使える万能性
つまりmatesは、「履きやすくておしゃれ」だけでなく、「一足でスタイルが完成する」スニーカー。
日常の装いを格上げしてくれるような上質さが、多くのファンを惹きつけています。
matesスニーカーで足元からおしゃれを楽しもう
スニーカーというとカジュアルな印象が強いですが、matesはその常識を良い意味で覆してくれる存在です。
ハンドメイドの温かみと、洗練されたデザイン、快適な履き心地。
この三拍子がそろったスニーカーは、日々のスタイルをより心地よく、より自分らしくしてくれます。
もし次の一足を探しているなら、matesのスニーカーをチェックしてみてください。
“履くだけでおしゃれに見えるスニーカー”という言葉が、きっと実感できるはずです。
