ランニングを始めるとき、「どのスニーカーを選べばいいの？」と迷う方は多いもの。そんな中で信頼できるブランドとして注目されているのが、アメリカ発のランニング専門ブランド・**ブルックス（BROOKS）**です。
創業100年以上の歴史を持ち、今ではアメリカでシェアNo.1ともいわれるランニングシューズブランド。今回は、そんなブルックスの魅力とおすすめスニーカー8選を紹介します。初心者も上級者も、自分にぴったりの一足が見つかるはずです。
ブルックスとは？走る人のために進化し続ける専門ブランド
ブルックスは1914年、アメリカ・ペンシルベニア州で誕生しました。もともとは野球やバレエなどのシューズを作っていましたが、1970年代から本格的にランニングシューズの開発に注力。以降は「ランニングに特化したブランド」として世界中のランナーに愛されています。
ブルックスの哲学は「Run Happy（走ることを楽しもう）」。
その理念のもと、単なるスピード追求ではなく、快適性・安定性・ケガ予防といった“走り続けるためのサポート”を重視しています。
マラソン大会の上位ランナーだけでなく、ウォーキングや健康維持のために走る人にも評価が高いのは、その姿勢ゆえでしょう。
履き心地の秘密：ブルックス独自のテクノロジー
クッション性を生む「DNAシリーズ」
ブルックスの最大の特徴は、衝撃吸収と反発を両立させたミッドソール素材です。
代表的なものが以下の3種類。
- BioMoGo DNA：ランナーの体重やスピードに応じてクッション性が変化。柔らかさと反発を自動調整。
- DNA LOFT / v3：極上の柔らかさを追求。ふかふかと沈み込みながらも安定感がある。
- DNA FLASH：軽量で反発性が高く、スピードを求めるランナーにぴったり。
この素材によって、ブルックスのシューズは“長時間走っても疲れにくい”と多くのランナーに支持されています。
フォームを支える「GuideRailsシステム」
ブルックスの安定系モデルに搭載されるのが「GuideRails（ガイドレールズ）」。
足や膝が内外にブレすぎるのを抑える構造で、特にオーバープロネーション（内側に倒れ込みやすい人）をサポートします。
ランニングフォームの安定化は、ケガの予防や長距離走のパフォーマンス維持にもつながる大事な要素です。
アッパーの柔らかさと通気性
ブルックスの多くのモデルには「エンジニアードメッシュ」素材が採用されています。
これは軽くて通気性が高く、足をやさしく包み込む構造。長時間履いても蒸れにくく、ソフトなフィット感を保ってくれます。
履いた瞬間に“足に吸いつくような感覚”を得られるのが、ブルックスの魅力です。
初心者〜上級者まで使えるブルックスのシューズカテゴリー
ブルックスのスニーカーは、大きく4つのタイプに分かれます。
自分のランニングスタイルに合わせて選ぶことで、より快適な走りを実現できます。
1. ニュートラルタイプ（Neutral）
衝撃吸収重視の“万能型”。
体の動きを妨げず、自然なフォームで走れるため、初心者にも最適。代表的なモデルは**Ghost 16とGlycerin MAX**です。
2. 安定タイプ（Stability）
足の内側に倒れ込みやすいランナー向け。
ガイドレールズ搭載モデル（例：Adrenaline GTS 24など）がこれに当たります。膝や足首の負担を軽減したい人におすすめ。
3. スピードタイプ（Speed）
軽量で反発力が高いレース仕様。
タイムを狙いたいランナーやスピード練習用に適しています。Hyperion 3シリーズが代表的です。
4. トレイルタイプ（Trail）
登山道や砂利道など、不整地での走行を想定したモデル。
グリップ力と安定性を両立し、トレイルランニングやアウトドアでも活躍します。
ブルックスのスニーカーおすすめ8選
ここからは、口コミや専門店の評価をもとに厳選した人気モデルを紹介します。
履き心地・用途・走行感などを比べながら、自分に合った一足を見つけてください。
1. Ghost 16
ブルックスを代表する定番シリーズの最新モデル。
バランスの取れたクッション性と軽さで、初心者から上級者まで幅広く愛用されています。
ミッドソールには「DNA LOFT v3」を採用し、柔らかくも沈みすぎない絶妙な履き心地。
デイリートレーナーとして日常ランやウォーキングにもおすすめです。
2. Ghost 15
Ghost 16の前モデルですが、今なお高い人気を誇ります。
衝撃吸収と安定感が優れており、初めてランニングを始める人にも扱いやすい。
価格もこなれており、コストパフォーマンスの高さが魅力です。
軽いジョギングや立ち仕事用シューズとしても快適な履き心地を実現しています。
3. Glycerin MAX
ブルックス史上最高クラスのクッション性を持つモデル。
厚みのあるソールが特徴で、長時間走っても足裏に負担がかかりにくい設計です。
DNA LOFT v3のふわっとした柔らかさが際立ち、長距離ランナーや立ち仕事をする人にも支持されています。
「とにかく柔らかい履き心地が好き」という人におすすめ。
4. Adrenaline GTS 24
安定系の代表モデル。
GuideRailsが足のブレを抑え、膝への負担を軽減。オーバープロネーション気味のランナーにも安心です。
柔らかすぎないクッションと、しっかり支える安定感が絶妙なバランス。
ゆっくり走りたい日にも、フォームを意識したい日にも頼れる一足です。
5. Launch 11
軽量でテンポよく走れるモデル。
反発性が高く、普段のジョグからスピード練習まで使いやすい万能タイプです。
軽いのに安定感もあるため、レースにもトレーニングにも対応。
「軽くてよく走る靴が欲しい」という中級ランナーにおすすめ。
6. Hyperion 3
スピードを求める上級者向けモデル。
軽量性と反発力を両立したDNA FLASHミッドソールを採用。
エネルギーロスを抑え、テンポ走やインターバル練習で抜群の推進力を発揮します。
マラソンや駅伝を走る競技者にも人気の高い一足です。
7. Ghost MAX 2
新世代のマックスクッションモデル。
クッション量を増やしながらも安定性を確保しており、膝や腰への負担を抑えたい人に向いています。
ウォーキングや立ち仕事用としても高評価で、長時間履いても疲れにくいと評判です。
8. Caldera 8
トレイルラン向けのクッション系モデル。
荒れた地面でもしっかりグリップし、安定した走りをサポートします。
軽量かつ頑丈なアッパーで、長距離トレイルにも対応可能。
自然の中を走ることが多い人には頼れる相棒です。
どのブルックスを選ぶ？タイプ別おすすめガイド
- 初心者・日常ランナー：Ghost 15 / Ghost 16
- 長距離・クッション重視派：Glycerin MAX / Ghost MAX 2
- 安定感を求める人：Adrenaline GTS 24
- スピードを追求する人：Launch 11 / Hyperion 3
- トレイル派：Caldera 8
まずは目的を明確にすることが大切です。
「普段使いも兼ねたい」「膝の負担を減らしたい」「タイムを縮めたい」など、自分のランニングスタイルに合った一足を選びましょう。
ブルックスの口コミと評価
口コミでは「クッションが柔らかい」「足の安定感がすごい」「長く履いても疲れにくい」といった声が多数。
特にGhost 16シリーズは“失敗しない定番”としてリピーターが多く、ランニング初心者にもおすすめされています。
また、デザインも年々洗練されており、普段履きとして使っている人も少なくありません。
ランニングだけでなく、通勤や旅行で履いても違和感のない落ち着いたデザインも魅力のひとつです。
まとめ：ブルックスのスニーカーで「快適に走る喜び」を体感しよう
ブルックスのスニーカーは、快適な履き心地・確かな安定感・優れた耐久性の3拍子がそろったランニングシューズです。
初心者が安心して履けるモデルから、上級者向けの軽量レーシングモデルまで、幅広い選択肢があります。
どのモデルにも共通するのは、「走る人を支える」ための誠実な設計。
一度履けば、そのやさしいクッションと足に馴染む感覚に驚くはずです。
これからランニングを始めたい人も、すでに走り込んでいる人も、ぜひブルックスのスニーカーで“Run Happy”を体験してみてください。
