最近SNSで「まあくんスニーカー」という言葉を見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。スニーカーの新ブランド?と思いきや、実はこれは一人のインフルエンサーを中心に話題が広がった現象なんです。TikTokやInstagram、YouTubeなどで「まあくん」という人物がスニーカーを購入したり、プレゼントしたりする動画が拡散され、そこから「まあくんスニーカー」という言葉が定着しました。
彼はいったいどんな人物なのか。そしてなぜここまで話題を呼んでいるのか。その背景をひとつずつ紐解いていきます。
まあくんはどんな人物?SNSで注目を集める理由
「まあくん」は、もともと投資家・FXトレーダーとして活動していた人物といわれています。SNSではスニーカー関連の動画を多数投稿し、「スニーカーを買って配る」「限定モデルを大量購入する」といった派手な企画で注目を浴びました。
中でも話題を呼んだのが、街で出会った人にスニーカーをプレゼントする動画。これがバズを生み、「太っ腹なスニーカー王」「謎の金持ちインフルエンサー」として注目されるようになりました。彼のスタイルは明確で、話題性を狙った演出をしながらも、スニーカー愛を感じさせる点が人気の理由です。
ただし、あくまで個人の活動であり、企業ブランドとしての「まあくんスニーカー」が存在するわけではありません。SNSでの発信力とキャラクターが“ブランド化”している状態といえるでしょう。
高額スニーカーを次々購入!その金額に驚きの声
まあくんの特徴の一つは、購入するスニーカーの価格帯が桁違いに高いことです。SNSでは、数十万円〜100万円クラスのスニーカーを購入する動画が次々と投稿されています。
たとえば、トラヴィス・スコット × ナイキのコラボモデルや、エアジョーダンの限定カラーなど、市場価格がプレミア化しているモデルを迷いなく購入。動画内では「このデザインが好き」「これを履くとモチベーションが上がる」と語り、純粋にスニーカーを楽しむ姿勢も見せています。
この“迷いのない買いっぷり”が多くの視聴者を惹きつけ、「自分も頑張ればこうなりたい」と憧れを生むきっかけにもなっています。一方で「本当に全部自腹なの?」「投資ビジネスの宣伝なのでは?」といった声もあり、賛否が分かれる存在でもあります。
プレゼント企画で一気に話題化!視聴者との距離感が魅力
彼の動画の代名詞ともいえるのが、街頭でのスニーカープレゼント企画です。通りすがりの人に声をかけて、その場で高額スニーカーを渡す──そんな夢のような光景が多くの人の心をつかみました。
この手法は、スニーカーヘッズ(スニーカー愛好家)だけでなく、一般層にも広がり、「まあくんスニーカーって何?」「どこで買えるの?」という興味を生んでいます。単なる“配布動画”に見えても、実際には彼のブランド価値を高めるマーケティングとして機能しているのです。
ただ、プレゼント相手の選び方や演出の仕方によっては「やらせっぽい」「宣伝っぽい」と感じる人もおり、炎上気味になることもあります。とはいえ、SNSでここまで賛否を呼ぶのも、それだけ人々の注目を集める存在である証拠です。
活動拠点は原宿?スニーカーショップでの目撃情報
まあくんが頻繁に訪れるといわれているのが、東京・原宿や渋谷のスニーカー専門店です。CARRYMEやSNKR DUNKなど、限定モデルやプレミアムスニーカーを扱うショップでの購入動画が複数確認されています。
これらの店舗は、スニーカーコレクターの間でも有名なスポット。限定入荷やコラボモデルが集まるため、SNS映えするロケーションとしても人気があります。週末の夜などに撮影する様子が目撃されることも多く、撮影スケジュールを意識した“コンテンツ制作型の活動”と見る人もいます。
「まあくんスニーカー」はブランドではないが、確かな影響力がある
ネット上で「まあくんスニーカー」という言葉が一種のブランド名のように使われているのは、彼の行動そのものが“スニーカー文化の一部”になっているからです。一般的なブランドが製品で勝負するのに対し、まあくんは体験・物語・演出で勝負している点が特徴です。
スニーカーをプレゼントする、購入を見せる、そのリアクションを楽しむ──そうした“ストーリー性”が人々の心をつかみ、結果的に「まあくんスニーカー」という言葉が独り歩きしたのです。
ファンとアンチ、賛否が分かれる人物像
人気者に必ずついて回るのが賛否両論。まあくんも例外ではありません。
「行動力がすごい」「夢を与えてくれる」という肯定的な声がある一方で、「言動が強すぎる」「ビジネス臭がする」といった否定的な意見も少なくありません。
特に一部では、スニーカー転売や取引をめぐる噂が出たこともあり、「SNKR DUNKでのトラブル説」などが話題に上った時期もありました。ただし、これらは確証のある情報ではなく、SNS上の憶測にすぎません。
いずれにせよ、彼がここまで注目されているのは、スニーカーという分野で**“人を惹きつけるストーリーテラー”としての力量があるから**だといえるでしょう。
まあくんのスニーカー哲学:見せる、贈る、共有する
彼の行動を単なる「金持ちの遊び」と片付けるのは簡単です。
しかし、もう少し深く見ると、そこには明確な哲学が見えてきます。
・スニーカーは“投資”でも“ステータス”でもなく、「人と人をつなぐきっかけ」
・見せることを恥じず、共有することでファンを生む
・所有よりも“贈与”に価値を置く
この考え方は、ファッションやスニーカーカルチャーを超え、現代のSNSマーケティングにも通じます。スニーカーを通じて夢や希望を演出する姿勢こそが、まあくんの最大の魅力といえるかもしれません。
出身地や過去の経歴にまつわる噂
一部では、茨城県牛久市出身という情報も出回っています。また、学生時代に柔道をしていた、過去には仮想通貨関連の活動をしていた、などの噂もありますが、いずれも本人の公式発言ではありません。
SNS上のキャラクターとしての「まあくん」と、実際の人物像には大きなギャップがある可能性があります。
その「謎めいた部分」こそが、彼の人気を支えているのかもしれません。
今後の展開:スニーカーカルチャーにどう影響するのか
「まあくんスニーカー」は、ブランドではないものの、スニーカー業界やSNSカルチャーに一定の影響を与えています。
従来の「コレクション型」や「転売型」のスニーカー文化に対し、彼のようにエンタメとして発信するスタイルが支持を集めているのです。
今後、企業やショップがこうした“見せる型スニーカーマーケティング”を取り入れる可能性もあり、まあくんの活動はその先駆けといえるでしょう。
まあくんスニーカーとは何者?まとめ
「まあくんスニーカー」という言葉の裏には、ひとりの発信者がスニーカーを通じて作り上げたストーリーがあります。彼はブランドオーナーでも芸能人でもなく、ただ自分の好きなスニーカーを軸に世界とつながっている人。
その結果として「まあくんスニーカー」という現象が生まれたのです。
派手に見えても、スニーカーを愛する気持ちは本物。
批判もある中で、自分のスタイルを貫きながら発信を続ける彼の姿勢には、多くの人が惹かれています。
スニーカーカルチャーの新しい形として、「まあくんスニーカー」という言葉は今後も語られ続けるでしょう。


