子どもの運動靴選びって、本当に難しいですよね。特に「幅広タイプが合うのか?」「サイズはどれくらい余裕をもたせるべきか?」など、成長期の足には悩みが尽きません。そんな中で人気を集めているのが、アシックスの「アシックス レーザービーム 3E」。
今回はこのモデルを、サイズ感・履き心地・おすすめの足型・選び方のポイントなど、実際のレビューや公式情報をもとに徹底的に解説します。
アシックス レーザービーム 3Eとは?
「レーザービーム(ASICS LAZERBEAM)」シリーズは、アシックスが子ども向けに展開する定番の運動靴ライン。通学、体育、外遊びなど、毎日の動きを支える軽量スニーカーとして長年人気を誇っています。
その中でも「アシックス レーザービーム 3E」は、**幅広タイプ(3E相当)**として設計されたモデル。子どもの足の形に合わせて、前足部に余裕を持たせた構造が特徴です。
- アッパー素材:合成繊維+人工皮革
- ソール素材:ゴム底
- 片足重量:約160g(21.0cmの場合)
- 対象:キッズ・ジュニア(17〜25cm中心)
軽さと耐久性のバランスが良く、アシックスらしい「しっかり支えて、軽く走れる」構造になっています。
サイズ感のリアル — 実際に履いた人の声
足長+0.5〜1.0cmが目安
レビューや実測データから見ると、アシックス レーザービーム 3Eは「表記サイズよりややゆとりがある」作り。
たとえば、21.0cm表記でインソール実測21.5cmというデータもありました。つまり、足長が19.5cmの子なら21.0cmを選ぶと、ちょうどつま先に約1cmの余裕ができる計算です。
このため、多くの保護者が「足長+0.5〜1.0cm」を目安に選ぶ傾向にあります。特に成長期の子どもなら、+1.0cmを見ておくと長く履けて安心です。
「3E=ゆったり」ではない?
ここで注意したいのが、「3E=とても広い」というイメージ。実際には、アシックス レーザービーム 3Eは“適度にゆとりのある標準〜やや広め設計”です。
甲や履き口部分はしっかりしたフィット感があり、「足幅は合うけど甲が少しきつい」と感じる子もいます。つまり、「幅広すぎず、しっかりホールドしてくれる」タイプ。
足幅が極端に広い、甲が高い子には少し窮屈に感じる場合もあるので、初めての購入時は店頭での試着をおすすめします。
履き心地 — 軽くて、しっかり走れる
軽量構造で疲れにくい
アシックス レーザービーム 3Eの魅力は、なんといっても軽さ。21cmサイズで片足160g前後と非常に軽く、長時間の通学や体育でも疲れにくい構造です。
通気性の高いメッシュアッパーと、柔らかいインソールが足を包み込み、軽快なステップをサポートします。
安定感のあるホールド性
軽いだけでなく、かかとのホールド性にも定評があります。
アシックス独自の「樹脂製ヒールカウンター」がしっかりとかかとを支え、足のブレを防ぎます。走ってもズレにくく、足の軸が安定する感覚。
さらに、靴のねじれを防ぐ「トラスティック補強」も搭載。体育のダッシュやジャンプ、方向転換など、激しい動きにも強い構造です。
足裏の安定感とグリップ力
アウトソールはグリップ力に優れたラバー素材で、校庭・体育館・公園などさまざまな地面でしっかり踏み込めます。
前足部外側には巻き上げ形状が施されており、蹴り出し時の安定性を高めています。これにより、「走る・止まる・曲がる」といった動作をスムーズにサポートします。
通学にも最適 — 耐久性とお手入れのしやすさ
アシックス レーザービーム 3Eは、軽量でありながらも丈夫。人工皮革を部分的に使用しているため、布メッシュだけの靴に比べて破れにくく、汚れも落ちやすいです。
毎日の通学や外遊びで酷使しても型くずれしにくく、見た目も長持ちします。
また、インソールには消臭繊維「MOFF(モフ)」を採用したモデルもあり、ニオイ対策にも配慮。汗をかきやすい季節でも清潔に履けるのが嬉しいポイントです。
どんな子どもにおすすめ?
アシックス レーザービーム 3Eは、こんな子どもにぴったりです。
- 標準〜やや広めの足幅の子
- 毎日通学でよく歩く、または体育・遊びで活発に動く子
- 軽くて走りやすい運動靴を探している子
- 甲の高さが普通〜やや高めの子
一方で、極端に幅広・甲高な足型の子には合わないこともあります。その場合は、同じアシックスでも「GTシリーズ」や「スクスク」ラインのワイドモデルを検討しても良いでしょう。
サイズ選びのポイント
- 足長を測る
お子さんの足長を定規やフットメジャーで計測し、左右差がある場合は大きい方を基準に。 - +0.5〜1.0cmを目安に選ぶ
アシックス レーザービーム 3Eはインソールが表記より少し長めなので、余裕をもたせると快適です。 - つま先の“捨て寸”を確認
つま先に指一本(約1cm)入る程度の余裕が理想。 - 成長期なら少し大きめを
半年〜1年で0.5〜1cmほど成長するため、やや余裕のあるサイズを。
他モデルとの違い
同じレーザービームシリーズには、標準ワイズの「アシックス レーザービーム RE-MG」や「アシックス レーザービーム SG-MG」などもあります。
これらと比べて3Eモデルは、つま先周りと甲の高さに少しゆとりがあるのが特徴。
ただし、デザインや軽さの面では大きな差はなく、どちらも通学靴として優秀です。違いは「フィット感と足幅の相性」。
試着時に「甲が当たらないか」「指先が詰まっていないか」を必ずチェックしましょう。
実際の口コミ・評価
ネット上のレビューを総合すると、アシックス レーザービーム 3Eの評価はおおむね高評価です。
- 「幅広の子でも痛がらない」「軽くて走りやすい」
- 「学校用にリピートしている」「汚れにくくて助かる」
- 「3Eでも想像よりフィット感があった」
一方で、「甲が高いと少しきつい」「サイズ感がメーカーによって違う」といった声も。
このため、初めて購入する場合は店頭試着または通販でも返品可能なショップを選ぶと安心です。
まとめ:アシックス レーザービーム 3Eは“ちょうどいい幅広シューズ”
アシックス レーザービーム 3Eは、「幅広キッズシューズ=ゆるい」と思われがちな印象を覆す、軽くて走りやすい万能モデルです。
適度なフィット感を残しつつ、前足部にゆとりを持たせた設計は、標準〜やや幅広の子どもにぴったり。
サイズ選びでは「足長+0.5〜1.0cm」が目安。成長期や幅広気味の子なら+1.0cmがおすすめです。
毎日の通学から運動会、外遊びまで幅広く対応できる“頼れる一足”として、アシックス レーザービーム 3Eはこれからも多くの家庭で選ばれ続けるでしょう。


