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アシックス メタスピードLD2レビュー!最新長距離スパイクの性能と進化ポイント

長距離トラック種目に挑むランナーの間で話題を集めているのが、アシックスの最新スパイク「メタスピードLD2」。
初代モデルから大きく進化し、公認大会で使用可能になった今作は、まさに“本気で走る”ランナーのための1足です。この記事では、その特徴や履き心地、実際の使用感を丁寧にレビューしていきます。


メタスピードLD2とは?進化したアシックスの長距離用スパイク

メタスピードLD2は、アシックスが開発した中・長距離トラック向けのトップモデル。
3000mから10000mを中心に、スピードと安定性を両立させたスパイクとして注目されています。

最大の特徴は、アシックス独自の高反発素材「FF BLAST TURBO」を搭載した厚みのあるミッドソール。
そこにカーボンプレートを内蔵することで、推進力を爆発的に高める設計になっています。

初代モデルはピンレス構造でしたが、LD2ではスパイクピン付き仕様に刷新。
従来の厚底感に加え、地面をしっかり掴む「スパイクらしさ」を取り戻しました。


デザインとフィット感の進化

見た目の印象としては、流線型のフォルムと軽やかなシルエットが特徴的。
アッパーには通気性の高いメッシュ素材を採用しており、長時間のレースでも蒸れにくく快適です。

履いてみると、前足部には適度なゆとりがあり、指先に圧迫感が少ないのが印象的。
一方で、アーチから踵にかけてはしっかりとしたホールド感があり、ブレない安定性を感じます。

スパイク特有の「きつさ」を抑えつつも、走り出せば一体感のあるフィットが得られる絶妙なバランス。
足幅が標準〜やや細めのランナーには特に相性が良いでしょう。


カーボン×FF BLAST TURBOが生む圧倒的推進力

メタスピードLD2の真価は、走り出した瞬間に感じる“弾むような推進力”にあります。
カーボンプレートが蹴り出しをサポートし、FF BLAST TURBOフォームが強い反発を返す。
この組み合わせが、ストライドを自然に伸ばし、スピードを維持しやすくしてくれます。

特にフォアフットで着地するランナーには、プレートの反発をしっかり使える設計。
前足部の剛性が高く、地面を蹴るたびに前へ押し出されるような感覚があります。

一方で、ヒール側にはわずかにクッションが効いており、硬すぎない着地感もポイント。
「反発と安定のバランス」が取れているため、長距離レースでも疲労を抑えやすい設計です。


前作からの大きな改善点

初代メタスピードLDは、厚底構造とカーボンの融合で注目されましたが、いくつかの課題もありました。
特に厚さが公認規定をわずかに超えており、公式大会では使用できない点が指摘されていました。

LD2ではその点がしっかり改良され、ミッドソールの厚さが20mm以下に調整。
これにより、公認記録会や大会でも安心して使用できるようになりました。

さらに、ピンレスからピン付きに変更されたことで、グリップ力が格段にアップ。
トラック上での安定感が増し、スピードを維持しながらも「走らされる」感覚が軽減されています。


使用感レビュー:走行中の安定性と反発の両立

実際に走ってみると、最初はスパイクらしい硬さを感じます。
しかし、数本の流しを入れるうちに、フォームとシューズが馴染み、強力な反発をスムーズに使えるようになります。

地面にピタッと張り付くようなグリップ感があり、カーブでもブレが少ない。
推進力が常に前方向へ向かって働くため、スピードに乗った後の維持が非常にラクです。

一方で、スパイクに慣れていないランナーがいきなり履くと、プレートの硬さやピンの突き上げを強く感じることも。
トレーニングで徐々に慣らしていくのが理想的です。


他社モデルとの比較:ZoomX Dragonflyとの違い

同カテゴリで人気のあるNike「ZoomX Dragonfly」との比較では、メタスピードLD2の方がやや硬質。
ZoomX Dragonflyは柔軟性とクッション性に優れ、誰でも扱いやすい万能型。
一方でメタスピードLD2は、「蹴り出しの瞬間に最大限の反発を得たいランナー」向けです。

また、LD2はアシックスらしい安定感が際立ち、コーナリングや接地時のブレが少ない。
よりフォームを意識して走りたいランナーにはフィットしやすい特性があります。


実際の口コミ・評判

多くのユーザーが「爆発的な反発力」と「フィット感の高さ」を評価しています。
特に中距離選手からは、「ピン付きになって扱いやすくなった」「前作より安定して走れる」と好評。

一方で、スパイク初心者からは「慣れるまで硬く感じる」「最初は少し扱いにくい」といった声もあります。
ただ、慣れてくると自然にプレートの反発を利用でき、5000mでもベスト更新したという報告も。

また、ピンをニードルタイプに交換することで、より自然な接地感に変えられるという意見も多く、
調整次第で幅広いレーススタイルに対応できる柔軟性も持っています。


向いているランナー像

メタスピードLD2は、すべてのランナーに合うわけではありません。
おすすめできるのは、以下のようなタイプです。

  • スパイクに慣れている中・長距離ランナー
  • フォアフットまたはミッドフットで走るフォームの人
  • 推進力を最大限引き出したいスピード型の選手
  • トラックで安定感と爆発的な反発を両立したい人

逆に、ロードシューズのような柔らかい履き心地を好む人や、初めてスパイクを履く人にはやや扱いづらい面もあります。


価格と購入のポイント

メタスピードLD2の価格は税込29,500円。
アシックスオンラインストアをはじめ、主要なスポーツ専門店やランニングショップでも取り扱いがあります。

サイズは23.5cmから30.0cmまでと幅広く、男女問わず対応。
アシックスの他モデルと同じサイズ感を選ぶのが基本ですが、足幅が広い場合は0.5cmアップを検討しても良いでしょう。


アシックス メタスピードLD2レビューまとめ

メタスピードLD2は、カーボンプレートとFF BLAST TURBOの組み合わせによって、
「長距離でもスピードを維持できるスパイク」として完成度の高いモデルに仕上がっています。

前作の課題を解決し、公式大会でも使用可能になった今作は、まさに実戦型の進化形。
高反発でありながら、安定した走りを支えるバランスの良さが魅力です。

中〜長距離トラックレースで自分の限界を超えたいランナーにとって、メタスピードLD2は強力な武器になるでしょう。
これまでのスパイクでは感じられなかった「推進力と安定感」を、ぜひ体感してみてください。

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