スニーカー好きの間でじわじわ話題になっている「ニューバランス808」。名前だけ聞くとランニング系を想像する人もいるかもしれませんが、実はこれはスケートボード仕様の“New Balance Numeric”ラインに属するモデル。プロスケーター、ティアゴ・レモス（Tiago Lemos）のシグネチャーモデルとして登場し、機能性とデザイン性の両方を高いレベルで兼ね備えています。この記事では、そのニューバランス808の魅力、評判、履き心地、そしてサイズ感について、実際のレビューや特徴を踏まえて詳しく紹介します。
ニューバランス808とは？スケート用ライン「New Balance Numeric」から生まれた一足
ニューバランス808は、スケートボード専用に設計された「New Balance Numeric」シリーズの中核モデルです。スケートシューズというと耐久性や安定感を重視するものが多いですが、この808はそこにニューバランスらしい履き心地の良さと90年代的なボリュームデザインを融合させています。
1990年代後半のスケートシューズを思わせるレイヤードアッパーに、大きな「N」ロゴが印象的。フルレングスのABZORBミッドソールが衝撃を吸収し、NDuranceラバーアウトソールが摩耗を防ぐ仕様になっています。つまり、「滑る」「着地する」「歩く」すべての動作に対して安定性と反発性を両立しているわけです。
808の魅力：強さと快適さを兼ね備えた“タフなニューバランス”
まず惹かれるのは、見た目の存在感。ボリュームあるフォルムは90年代のスケートカルチャーを彷彿とさせ、街で履いてもトレンド感抜群です。ストリートファッションとの相性も良く、太めのパンツやワイドデニムと合わせるとシルエットのバランスがとてもきれい。
機能面では、衝撃吸収に優れたABZORBクッションが長時間の着用でも足裏への負担を軽減。スケートだけでなく普段履きでも快適な履き心地を提供します。さらにNDuranceソールによって、摩耗に強く、靴底がすり減りにくいのもポイント。激しい動きに耐えられる強靭な構造ながら、履き心地は柔らかく、ニューバランスらしい「包み込む感覚」をしっかり味わえます。
履き心地レビュー：最初は硬め、でも慣れると抜群の安定感
実際のユーザーレビューを見ると、「最初は少し硬く感じる」「重さを感じた」という声がある一方で、「慣れてくるとホールド感が最高」「足が守られている安心感がある」という感想が多く見られます。
履いた瞬間に足全体をしっかりと包み込み、深めのヒールポケットが踵を安定させてくれるので、動きの中で足がずれる感覚が少ないのが特徴。スケート用途としてはもちろん、街歩きや立ち仕事でも安定感を実感できる構造です。
ただし、厚みのあるアッパー構造や重厚なクッション素材のため、慣らし期間（ブレイクイン）は少し必要。最初の数回はタイトに感じるかもしれませんが、履き込むうちに素材が足に馴染んで柔らかくなります。
サイズ感：やや小さめ、ハーフサイズアップ推奨
多くのレビューで共通して指摘されているのが、ニューバランス808のサイズ感。スケート仕様ゆえ、フィット感を重視して設計されており、一般的なニューバランスのスニーカーよりもやや小さめ、細めに感じるという意見が多く見られます。
普段ニューバランスのスニーカーを27.0 cmで履いている人なら、27.5 cmを選ぶとちょうど良いケースが多い印象です。特に甲高・幅広の方は、ハーフから1サイズアップを検討すると快適に履けるでしょう。
一方で、幅が狭い足型の人や、スケートボードなどアクティブな動きでしっかり足を固定したい人には、ジャストサイズを選ぶのもおすすめです。
つまり「街履き重視ならゆったり、スケート重視ならジャスト」が基本ラインといえます。
耐久性と安定性：まさに“タンク”のような作り
808のもうひとつの特徴は、耐久性の高さです。海外のスケーターたちの間では「戦車のような作り」「壊れにくく長く使える」と評されることもあるほど。その秘密は、つま先からサイドにかけての多層レイヤー構造と、補強されたステッチラインにあります。
これにより、ボードとの接触が多い部分も破れにくく、擦れや引っかきに強い。アウトソールもグリップ力が高く、スケート時の安定したボードコントロールをサポートします。もちろん普段履きにおいても、雨の日や段差の多い街中でしっかり足を支えてくれるので、安心して履ける万能さがあります。
デザインとスタイル：90年代のボリューム感が今っぽい
ニューバランス808は、機能性に優れているだけでなく、デザイン性も非常に高いモデルです。全体のフォルムはクラシックな厚底スケートシューズを思わせつつ、素材やカラーブロックの切り替えによって現代的な印象にアップデートされています。
ストリートスタイルに合わせやすく、カーゴパンツやフレアデニムとの相性も抜群。ボリュームのある足元は、シンプルなトップスと組み合わせるだけで一気にコーディネートの重心を下げ、バランスの良いシルエットを作り出します。
スケートブランドとのコラボモデルも多数登場しており、限定カラーや特別仕様のデザインはファッションアイテムとしても高い人気を誇っています。
評判まとめ：高評価多数、特に履き心地と安定感が好評
レビューを総合すると、ニューバランス808はスケートボード愛好者だけでなく、ストリートファッションを楽しむ層からも高く評価されています。特に支持されているポイントは次の通りです。
- クッション性が高く、衝撃吸収に優れている
- フィット感が良く、安定性が抜群
- デザインに存在感があり、街履きでもおしゃれ
- 長時間履いても疲れにくい（慣らし後）
- 摩耗に強く、長持ちする
一方で、「最初は硬く感じる」「サイズが小さめ」「少し重い」といった声もあり、購入前には自分の足型や使用目的をしっかり確認しておくことが大切です。
購入時のポイント：モデルとサイズを要チェック
ニューバランス808には、派生モデルとして「808 Lite」などの軽量版も登場しています。外観は似ていますが、クッション素材やアッパー構造が若干異なり、履き心地も少し変わります。購入する際はモデル名をしっかり確認しておきましょう。
また、オンラインで購入する場合は、サイズ交換可能なショップを選ぶのがおすすめ。ニューバランス公式ストアやスケート専門店では交換対応が丁寧で安心感があります。特に初めてNew Balance Numericシリーズを履く方は、試着感覚を大切にしたいところです。
まとめ：ニューバランス808は「機能とスタイルを両立したスケートスニーカー」
「ニューバランス808の魅力と評判を徹底分析！」というテーマで見てきたように、このモデルは単なるスケートシューズにとどまりません。90年代的なデザイン、ABZORBやNDuranceによるハイレベルなテクノロジー、安定感のある履き心地。どれを取ってもニューバランスらしい完成度の高さを感じます。
履き慣らしが必要な点やサイズ感に注意は必要ですが、それを乗り越えた先には“タフで頼れる相棒”として長く付き合える魅力が待っています。街でもスケートパークでも映える存在感を持つニューバランス808は、快適さと個性を両立した一足として、今後ますます注目されていくでしょう。
