アシックスとデンマーク発ブランド「セシリー バンセン(Cecilie Bahnsen)」のコラボは、2025年に入ってからさらに注目度を高めています。機能性に優れた日本のスポーツブランドと、繊細でロマンティックな北欧デザイン。その出会いが生み出すスニーカーは、単なるファッションアイテムを超え、日常を特別にしてくれる存在です。この記事では、最新モデルの詳細やデザインの特徴、これまでの展開までを徹底的にまとめていきます。
アシックス × セシリー バンセンとは?
このコラボの最大の魅力は、まったく異なる2つの世界が出会い、新しい価値を生み出している点にあります。
アシックスは、長年ランニングシューズやトレーニングシューズを通じて培ってきた技術力を持ち、足を科学的にサポートすることに定評があります。対して、セシリー バンセンはデンマーク・コペンハーゲンを拠点に、手仕事による繊細なディテールと立体的なフォルムで世界中のファッションラバーを魅了してきました。
その2ブランドがコラボしたことで、スポーツとファッション、機能性と詩的な美しさが融合したスニーカーが誕生しました。セシリー バンセンが掲げる「Everyday Couture(日常に寄り添うクチュール)」という哲学が、アシックスの“履きやすさ”と見事に調和しています。
最新作:GEL-KAYANO 20 × Cecilie Bahnsen(2025年春夏モデル)
2025年5月に登場した最新作「GEL-KAYANO 20 × Cecilie Bahnsen」は、アシックスの名作ランニングモデルをベースにした一足。
このモデルでは、セシリーらしい「メリージェーン風ストラップ」や「花をかたどったトグル」など、女性らしさを引き出すディテールが印象的です。アッパーには軽やかなシアーメッシュ素材を採用し、繊細な透け感と機能的な通気性を両立。
カラーは「オリーブ」と「バニラ/ピュアシルバー」の2色展開。価格は税込36,300円と、デザイン性と品質を考えると十分納得できる設定です。
販売はアシックスの原宿フラッグシップや公式オンラインストア、ドーバー ストリート マーケット ギンザなど限られた店舗のみ。抽選販売が行われるなど、人気の高さがうかがえます。
GEL-CUMULUS 16 × Cecilie Bahnsen:軽やかで可憐な“Signature Series”
同年6月には「GEL-CUMULUS 16 × Cecilie Bahnsen」も登場しました。こちらは、アシックスが誇るクッション系モデルをベースに、よりファッション寄りのデザインを施した“シグネチャーシリーズ”。
半透明のメッシュ素材に花びらのようなパターンを重ね、トグルまで花型にデザイン。イエローやシルバー、ブラックなど、光沢感とマットな質感の対比が美しく、どの角度から見ても表情豊かです。
履き心地は軽く、ソールの反発性も優秀。価格は税込22,000円と比較的手に取りやすく、デイリーに使いやすい点も人気の理由。街歩きや通勤、旅行など、幅広いシーンで“華やかさと快適さ”を両立してくれます。
過去モデルの進化:GEL-QUANTUM 360 VIII や GEL-TERRAIN の存在
セシリー バンセンとのコラボは、今回が初めてではありません。2024年にリリースされた「GEL-QUANTUM 360 VIII × Cecilie Bahnsen」は、テクニカルなソール構造とフェミニンなデザインが話題となりました。
全方向に配置されたゲル構造による柔らかなクッション性を持ちながら、花モチーフのストラップや半透明の素材が印象的。FF BLAST ECOやTRUSSTICといった最新テクノロジーも搭載され、見た目の美しさと機能性の高さを両立しています。
また、GEL-TERRAINベースのモデルも人気を博しました。リップストップメッシュ素材と花柄ディテールが融合したこのモデルは、アウトドア的なタフさの中に女性的な繊細さを感じさせる仕上がり。ストリートファッションからモードまで、幅広く対応できる万能なデザインです。
セシリー バンセンらしさを感じるディテール
このコラボの真髄は、やはりセシリー バンセンが得意とする“空気をまとうような軽やかさ”です。
花やリボン、透け感といった装飾的な要素は、どれも繊細で上品。しかし、その裏側ではアシックスが培ってきた科学的な設計思想がしっかりと機能しています。
- 軽量メッシュで通気性とデザイン性を両立
- 花型トグルやフラワーモチーフがアクセントに
- FF BLAST ECOなどの反発素材で、歩行時の負担を軽減
- 安定性を支えるTRUSSTIC構造で、長時間履いても疲れにくい
つまりこのスニーカーは、単なるデザイン重視のアイテムではなく、“履き心地を犠牲にしない美しさ”を体現しているのです。
ジェンダーレスで楽しめるデザイン
近年のファッションシーンでは、ジェンダーレスなアイテムが注目を集めています。
アシックスとセシリー バンセンのコラボも、まさにその流れの中心にあります。花柄やストラップといった装飾性を持ちながらも、過度に“女性的”に振れすぎないバランスが絶妙。
ホワイトやグレー、シルバーといったニュートラルなカラーを中心に展開しており、男性が履いても違和感のないデザインです。
ストリートスタイルやモードファッションに合わせても自然に溶け込み、スニーカーとしての汎用性の高さを実感できます。
入手難易度と販売情報
アシックス × セシリー バンセンのコラボは、限定販売のケースが多く、発売日当日に完売することもしばしばあります。特に人気色や小さいサイズは即完売する傾向があり、事前の情報収集が重要です。
販売チャネルは主に以下の通りです。
- アシックス公式オンラインストア
- アシックス原宿フラッグシップ
- ドーバー ストリート マーケット ギンザ
- セシリー バンセン公式オンライン
- 一部セレクトショップ(atmos、END. Clothing、LN-CCなど)
また、抽選販売や事前エントリー制を採用する店舗も多く、公式SNSやメールニュースの登録が有効です。リセール市場では高値で取引されることもありますが、正規販売ルートでの購入が安心です。
ファッションとの相性:日常を特別にするスニーカー
このスニーカーは、履くだけで“装いの完成度”が一気に上がるアイテムです。
セシリーらしい可憐さとアシックスの機能性を併せ持つため、ワンピースに合わせても、デニムやスラックスに合わせてもバランスが取れます。
とくにGEL-CUMULUS 16の軽やかさは、春夏シーズンの装いにぴったり。足元に透明感が加わることで、シンプルなコーディネートも一段と洗練された印象になります。
一方、GEL-KAYANO 20のほうは、より安定感があり、デザインも構築的。モードなスタイルやスポーティミックスにも映え、シーズンを問わず活躍してくれます。
今後の展開と注目ポイント
アシックスとセシリー バンセンのコラボは、今後も継続して展開される見込みです。
GELシリーズのほか、より新しいソールユニットやサステナブル素材を採用した次世代モデルが登場する可能性もあります。2026年以降は、スニーカー以外のカテゴリー――たとえばバッグやウェアラインでの協業も期待されています。
このコラボは、単なるブランド同士の取り組みではなく、“スポーツテクノロジーとモードの共存”というテーマを体現する存在です。世界的に見ても、アシックスがファッション領域でここまで成功している例は稀であり、今後の動向は要チェックです。
アシックス セシリーコラボ最新情報!洗練されたデザインと履き心地の魅力を紹介
アシックスとセシリー バンセンのコラボは、機能性・デザイン・ストーリーのすべてが融合した稀有なシリーズです。
GEL-KAYANO 20やGEL-CUMULUS 16をはじめ、どのモデルも“履きやすさ”と“美しさ”を両立させた完成度の高いスニーカーばかり。
限定性が高く入手はやや難しいものの、その価値は確実にそれ以上。
ファッションとテクノロジーの架け橋として、このコラボは今後も進化し続けるはずです。
新作の発表や発売情報が更新され次第、引き続きチェックしていきましょう。


