ランニングを始めたばかりの人や、通勤・通学、ウォーキング用に履きやすいシューズを探している人にとって、「アシックス ジョルト 4」はとても気になる存在ですよね。
この記事では、ジョルトシリーズの最新モデル「アシックス ジョルト 4」の進化点や履き心地、前作ジョルト3との違いをわかりやすく解説します。
ジョルトシリーズとは？初心者に優しい万能ランニングシューズ
アシックスの「ジョルト（JOLT）」シリーズは、初めてランニングシューズを選ぶ人や、ウォーキング・ジム通い・街歩きなどにも使いたい人のために設計されたモデルです。
上位モデルのような高価な素材や最新プレートは搭載していませんが、その分「手ごろな価格」「必要十分なクッション性」「履きやすい安定感」をバランスよく備えています。
定価は6,000円前後と比較的安価。それでいてアシックスならではの品質と耐久性を感じられるため、入門シューズとして長年人気を集めてきました。
「ジョルト 4」はその最新世代にあたります。
アシックス ジョルト 4の特徴と履き心地
ジョルト 4は、前作よりもクッション性や安定性、フィット感が見直されたモデルです。
実際に履いてみると「しっかりした安定感」と「柔らかすぎないクッション」が印象的。長時間歩いても疲れにくく、通勤や通学にもぴったりです。
アッパー（甲部分）には通気性の高いメッシュ素材が使われており、蒸れにくく快適。春夏のランニングでも快適さをキープしてくれます。
また、足首まわりのホールド感が強化され、かかとの安定性が向上。軽めのランニングやウォーキングでもぐらつきを感じにくくなっています。
ミッドソールの進化：AMPLIFOAMでクッション性アップ
ジョルト 4で最も大きな進化のひとつが、ミッドソール素材の刷新です。
従来のEVAフォームから「AMPLIFOAM（アンプリフォーム）」へと変更され、クッション性と耐久性の両立が実現しました。
AMPLIFOAMは、アシックスの上位モデルでも採用されている素材。足の衝撃をしっかり受け止めながらも、沈み込みすぎずに安定した走行をサポートしてくれます。
初心者やライトユーザーにとっては、程よい柔らかさで安心して履ける感触です。
アウトソールの改良：柔軟性とグリップの両立
靴底（アウトソール）は、前作よりも屈曲性を高める設計になっています。
高摩耗部分にはラバーを配置し、耐久性を確保しながらも、曲げやすい構造にすることで自然な足の動きをサポートします。
さらに、フレックスグルーブ（屈曲溝）を増やしたことで、足裏全体でしっかり地面をとらえる感覚が得られます。
滑りやすい路面でも安心感があり、日常の歩行から軽いジョギングまで幅広く対応可能です。
フィット感の向上：アッパーとヒールカウンターの見直し
ジョルト3では「前足部がやや窮屈」という声もありましたが、ジョルト 4ではこの点が改善されています。
アッパーのメッシュをより柔らかくし、足の形に沿って自然にフィットするようになりました。
かかと部分のヒールカウンター（踵の支え）も高くなり、ホールド感がアップ。
アキレス腱周りのサポートがしっかりしているため、長時間のウォーキングでも安定した履き心地を維持できます。
また、シューホールが6つから7つに増えたことで、細かいフィット調整も可能になりました。足幅の広い人も安心して履ける構造です。
ジョルト3からジョルト 4への主な違い
両モデルを比較すると、ジョルト 4では以下のような改良が見られます。
- ミッドソール素材がAMPLIFOAMに変更され、クッション性と耐久性がアップ
- アウトソールに屈曲溝を追加し、自然な足の動きをサポート
- アッパーのメッシュを刷新し、通気性とフィット感が向上
- ヒールカウンターを高め、かかとの安定性を強化
- シューホールを増やして細かい調整が可能
- サイズ展開にワイドモデルを追加し、より多くの足型に対応
見た目こそ大きく変わりませんが、中身はしっかりアップデートされています。
実際に履き比べてみると、足入れ感や柔軟性の違いがはっきり感じられるでしょう。
どんな人におすすめか
ジョルト 4は、以下のような人に特におすすめです。
- ランニングを始めたい初心者
- 通勤・通学でたくさん歩く人
- ジムやフィットネスで使えるシューズを探している人
- 普段履きと兼用したい人
- 足幅が広めでフィット感を重視したい人
シンプルなデザインで、普段の服装にも合わせやすいのも魅力。
「ランニングシューズ＝スポーティすぎる」と感じる人にも取り入れやすい、万能タイプです。
注意点と選び方のコツ
万能モデルとはいえ、ジョルト 4にも注意点があります。
まず、長距離ランやスピードランニングには不向きです。反発力や軽さを重視する人は、上位モデル（例えばゲルニンバスやマジックスピード）を検討するのが良いでしょう。
また、柔らかすぎず「ややしっかりめ」のソール感なので、ふわふわのクッションを求める人には硬く感じるかもしれません。
とはいえ、ウォーキングや日常使い、5km前後のジョギングには最適です。
サイズを選ぶときは、普段より0.5cm大きめを試す人も多いようです。ワイドモデルもあるため、試着して自分の足型に合うサイズを選ぶことをおすすめします。
アシックス ジョルト 4を選ぶ理由とまとめ
「アシックス ジョルト 4」は、初心者が最初に手に取る一足として非常にバランスが取れたモデルです。
価格は手ごろでありながら、AMPLIFOAMによるクッション性、安定したアウトソール構造、通気性の良いアッパーなど、必要な性能をしっかり備えています。
前作ジョルト3で指摘されていた課題も改善され、履きやすさ・フィット感・安定性のすべてが向上。
「最初のランニングシューズ」としてはもちろん、「普段履き」「ウォーキング」「ジム用」といった多用途にもマッチします。
アシックスらしい安心感のある作りと、長時間でも疲れにくい履き心地。
ジョルト 4は、日々の一歩を支える“頼れる相棒”として、初心者からベテランまで幅広い人におすすめできる一足です。
アシックス ジョルト 4で、毎日の歩きやランニングをもっと快適に
最後にもう一度。
「アシックス ジョルト 4」は、前作ジョルト3から確実に進化したエントリーモデルです。
履き心地・安定感・価格のバランスが取れたこのシューズは、これから運動を始めたい人にこそふさわしい一足。
まずはこの一足で、“走る・歩く楽しさ”を体感してみてください。
その一歩が、きっと次のステップへとつながるはずです。
