ゴルフのラウンドを快適に、そしてスタイリッシュに楽しみたい——そんな声に応えるように、アシックスから登場したゴルフシューズの新作たちが注目を集めています。
今回は、最新モデルの特徴からトレンド、選び方までをじっくり掘り下げながら、「今アシックスを選ぶ理由」を丁寧に見ていきます。
ランニング技術を応用した進化型ゴルフシューズ
アシックスの強みは、長年培ってきたランニングシューズの設計技術にあります。
2024年モデルの「GEL-KAYANO ACE2（ゲルカヤノ エース2）」は、その代表的存在。
ランニング界で絶大な信頼を得る「GEL-KAYANO」シリーズの安定性や衝撃吸収性をゴルフ仕様に転用し、18ホールを快適に歩き通せるよう設計されています。
スイング時の体重移動にも対応したソール構造は、歩行と安定性の両立を実現。
スパイクレス仕様で見た目はスニーカーに近く、プレー後そのまま街に出られるデザインも魅力のひとつです。
機能面では、ランニングで培われた「疲れにくさ」と「フィット感の高さ」が光ります。
GEL-PRESHOT CLASSIC 4に見る“カジュアル化”の流れ
2024年夏に発売された「GEL-PRESHOT CLASSIC 4」は、ゴルフシューズのカジュアル化を象徴するモデルです。
スパイクレス構造で、普段使いのスニーカーのようなデザイン。
芝の上でも安定し、歩きやすく、軽快なプレーをサポートします。
「いかにもゴルフ靴」という印象を避けたい人や、練習場・打ちっぱなしにもそのまま履いて行けるシューズを探している人にぴったり。
アシックスはこうした“ゴルフと日常をつなぐ”モデルを積極的に打ち出しており、初心者やライトゴルファーにも選ばれやすいラインになっています。
安定感とグリップを重視するならGEL-ACE PRO M BOA
一方で、スイング時の踏み込みやグリップ力を重視する本格派ゴルファーには「GEL-ACE PRO M BOA」が根強い人気を誇ります。
中足部の安定性を重視した設計で、体重移動の際に足がブレにくく、強いショットを支える構造。
BOAフィットシステムによる細やかな締め付け調整が可能で、プレー中のフィット感を簡単にキープできます。
日本人の足型に合わせたやや幅広の設計も特徴。
スパイク付きのため、芝の状態が悪いときや雨天時でも確かなグリップを発揮します。
“スニーカーライク”な新作とは対照的に、安定感を求める上級者にも信頼されている一足です。
JAPAN S GOLFが示す「レトロ×モダン」の融合
注目すべきもう一つのモデルが「JAPAN S GOLF」。
バスケットシューズをルーツに持つ「JAPAN S」をベースに、ゴルフ仕様へと再構築したものです。
レトロな雰囲気と現代的な機能性を併せ持ち、スニーカーのような軽快さでラウンドを楽しめます。
アッパーには人工皮革を採用し、耐久性とフィット感を両立。
ゴルフ場でも街でも違和感のないルックスは、ファッション性を重視するゴルファーに人気です。
「コースからそのままカフェへ」——そんなライフスタイルにぴったりのモデルといえます。
コラボレーションで広がる“ファッション×ゴルフ”の世界
2025年に話題を集めたのが、ゴルフファッションブランド「MARK & LONA」とのコラボレーション。
共同開発による「Tassel Striders」は、撥水加工を施したアッパーや取り外し式の砂よけデザインなど、プレーとデザインを融合させた新感覚モデルです。
機能性はもちろん、タウンユースとしても成立する洗練されたスタイルが特徴。
このようなコラボ展開は、アシックスが「スポーツブランド」から「ライフスタイルブランド」へと領域を広げている証。
“ゴルフ＝スポーツ”という枠を超え、ファッションやカルチャーと結びついた存在になりつつあります。
スパイクレス人気の理由と注意点
ここ数年、スパイクレスモデルが人気を集めています。
理由はシンプルで、「軽い」「履きやすい」「街でも履ける」。
しかし、芝のコンディションによってはスパイク付きほどのグリップ力を発揮できない場面もあります。
雨天やぬかるみでは滑りやすくなることもあるため、プレー環境に合わせた選択が大切です。
スパイクレスは「普段使い兼ゴルフ」向け、スパイク付きは「スコア重視・安定性重視」向けと考えると分かりやすいでしょう。
ゴルフシューズ選びで意識したいポイント
- 用途を明確にする
練習場中心か、18ホールを歩く本格プレーか。使用環境に応じて最適なモデルを選ぶ。 - フィット感と安定性
アシックスはBOAタイプや幅広設計など、日本人向けの形が多い。試着での確認がおすすめ。 - 天候対応
梅雨や夏場の高温多湿にも耐えられる撥水性・通気性をチェック。 - デザイン性
ゴルフ場でのマナーを守りつつ、自分らしいスタイルを表現できるかも重要。
ゴルフはプレー中だけでなく、移動や待機の時間も長いスポーツです。
長時間快適に過ごせるシューズこそ、最も大事な“スコアアップの味方”になります。
アシックスが描く新しいゴルフスタイル
アシックスの新作ラインアップを見ると、単なるゴルフギアの更新ではなく、「ゴルフをより身近に、より日常的に」という方向性が明確です。
スニーカーのように履けるデザイン、街でも使える機能性、そしてプレー中の安定感。
この3つを高いレベルで両立しているのが、今のアシックスの魅力といえます。
さらに、ゴルフをファッションやライフスタイルの一部として楽しむ流れが強まりつつあります。
“打ちっぱなしの帰りにそのまま買い物へ”“休日にゴルフ場とカフェをハシゴ”といったシーンでも、違和感のないデザイン性は時代にマッチしています。
今後の新作トレンドと期待
例年、アシックスのゴルフシューズは春から夏にかけて新作が登場します。
2025年も「歩きやすさ」「軽量化」「デザイン性」をキーワードに、さらに進化したモデルが登場する可能性が高いでしょう。
ランニング技術をベースにしたクッション材の改良や、BOAの新システム導入なども期待されています。
また、限定カラーやコラボモデルなど、コレクション的な楽しみ方も広がりそうです。
ファッション性と機能性の両立が進めば、「ゴルフシューズ＝スポーツ用品」という固定観念はますます薄れていくはずです。
アシックスのゴルフシューズ新作情報！最新デザインと性能を徹底検証
アシックスの新作ゴルフシューズは、機能性・デザイン性・快適性の三拍子をそろえ、ゴルフの楽しみ方を一段階広げてくれる存在です。
ランニングシューズの技術を受け継いだGEL-KAYANO ACE2、カジュアル志向のGEL-PRESHOT CLASSIC 4、安定重視のGEL-ACE PRO M BOA、そしてファッション性の高いJAPAN S GOLF。
どのモデルも「歩きやすく」「疲れにくい」「見た目も良い」という現代ゴルファーの要望に応えています。
ゴルフをもっと身近に、もっと自由に楽しむ時代。
アシックスのゴルフシューズ新作は、その新しいスタンダードを示す存在といえるでしょう。
