「初めてのバレーボールシューズ、どれを選べばいいの?」
そんな悩みを抱える人に、アシックスの定番エントリーモデル「ゲルロケット11(GEL-ROCKET 11)」はよく名前が挙がります。
今回は、最新モデルの進化点から実際の口コミ、初心者にもおすすめされる理由まで、リアルな使用感をもとに詳しく紹介します。
ゲルロケット11とは?軽くて安定感のある入門モデル
アシックスのゲルロケットシリーズは、体育館で行うインドアスポーツ全般に対応する人気ライン。
その中でも「ゲルロケット11」は、軽さと安定性を両立した最新モデルです。
アッパーには柔軟性の高いメッシュと人工皮革を組み合わせ、足の動きに自然に追従。
中足部にはアシックス独自の「TRUSSTIC(トラスティック)」構造を搭載し、俊敏なステップや横移動時のねじれを抑えてくれます。
かかと部分はラウンド形状で着地がスムーズ。部活の練習や趣味のプレーでも疲れにくく、長時間履いても快適です。
価格はおおよそ7,000円前後。
コスパの高さから、学生や初心者を中心に人気を集めています。
前作との違いをチェック!ゲルロケット10からの進化点
「11」と聞くと大幅なモデルチェンジを想像しますが、実際は“堅実なマイナーチェンジ”という印象。
大きな変更点は以下の通りです。
- アッパーのデザインと素材が刷新され、通気性がわずかに向上
- ソール構造はほぼ踏襲しながら、実測で約5gほど軽量化
- 接地面積の見直しにより、着地時の安定性がわずかに改善
つまり、履き心地のチューニングがメイン。
「10」から乗り換えたユーザーの中には「違いがわかりづらい」という声もありますが、軽さと通気性が地味ながら快適さを底上げしています。
大きな進化こそないものの、完成度の高い設計を継承していると言えるでしょう。
実際の口コミ・レビューからわかる使用感
購入者の声を総合すると、ゲルロケット11は「価格以上の満足度があるシューズ」として評価されています。
好評なポイント
- 「軽くて動きやすい」
- 「幅広でも痛くならない」
- 「滑りにくく安定感がある」
- 「初めてのバレーボールシューズにちょうどいい」
特に、ワイドタイプ(3E)も展開されているため、足幅が広い人にも選びやすいのが魅力です。
また、デザインもシンプルで、部活や社会人サークルなど幅広いシーンにマッチします。
一方で、気になる点としては次のような声も。
- 「クッション性はそこそこ。上級者には物足りない」
- 「ホールド感がやや甘い」
- 「長時間の練習だとソールの耐久性が気になる」
つまり、エントリーモデルとしての役割に徹しており、競技レベルが上がるほど限界を感じる人もいるようです。
初心者におすすめされる5つの理由
では、なぜゲルロケット11が「初心者にもおすすめ」と言われるのでしょうか。
主な理由は次の5つです。
- 価格が手頃
7,000円以下で購入できるモデルとしては、品質とデザインのバランスが優秀。初めての一足として挑戦しやすい価格帯です。 - 軽くて動きやすい
約268g(26cm)という軽量設計。体育館での素早い動きにも対応し、足取りが重くなりません。 - 足幅の選択肢が豊富
スタンダード(2E)とワイド(3E)の2タイプを用意。自分の足型に合わせて選べるのは大きなメリットです。 - クッション性と安定性のバランス
TRUSSTIC構造とゲルクッションの組み合わせにより、着地時の衝撃をやわらげつつ、横方向の安定もサポートします。 - 幅広い用途で使える
バレーボールだけでなく、バドミントンや卓球などの室内スポーツにも転用可能。体育館シューズとしても優秀です。
この「汎用性の高さ」と「扱いやすさ」が、初心者にとって安心できるポイントになっています。
向いている人・向かない人の目安
実際の口コミを踏まえたうえで、どんな人に向いているのかを整理すると次のようになります。
向いている人
- バレーボールを始めたばかりの初心者
- 週1〜2回程度の部活・サークル利用
- 足幅が広めで、軽くて柔らかい履き心地を求める人
- コスパ重視でまずは気軽に試したい人
向かない人
- 競技レベルが高く、ハードな練習を日常的に行うプレーヤー
- 高反発・高安定のシューズを求める人
- 足が細く、しっかりしたホールドを重視する人
つまり、「これから始める人」や「ライトユーザー」にとっては最適解ですが、本格派にはやや物足りない印象です。
レベルアップしてから上位モデル(例:スカイブレードやメタライズシリーズ)にステップアップする流れがおすすめです。
他モデルとの比較で見える立ち位置
アシックスのインドアシューズはラインナップが豊富です。
その中でゲルロケット11は、明確に“入門クラス”として位置付けられています。
- 上位モデル:より強い反発力・安定性を備えた「SKY ELITE」「NETBURNER」など
- 中位モデル:軽さとサポートのバランスが取れた「BLAST FF」シリーズ
- 入門モデル:価格を抑えつつ基本性能を押さえた「GEL-ROCKET」シリーズ
この階層の中で、ゲルロケット11は「最低限の機能をバランスよく搭載した安心感」が特徴。
一足目として選びやすく、また上位モデルにステップアップする際の比較基準にもなります。
実際の使用シーンと耐久性のリアル
使用者レビューでは「体育館で滑らない」「安定感がある」という意見が多い一方で、耐久性については意見が分かれます。
週数回の練習なら問題ないが、毎日の部活や激しいプレーではソールの摩耗が早い場合も。
このため、コストを考えると「1〜2シーズンで買い替える前提」で使うのが現実的です。
また、軽量化された分、クッションが柔らかめで、踏み込みの強い動作では沈み込みを感じることも。
それでも、初心者に必要な“安全で履きやすい靴”という基準は十分満たしています。
カラーバリエーションとデザインの印象
アシックスらしいスポーティなデザインで、男女問わず使いやすいカラーが揃っています。
ホワイト×ブルー、ブラック×レッド、ネイビー系など、派手すぎず清潔感のある色合い。
部活でも浮かず、普段の体育館シューズとしても使いやすいと好評です。
素材は合成皮革+メッシュ構造で、見た目以上に軽く、通気性も十分。
足元に蒸れを感じにくいのも長時間プレーでは大きなポイントです。
購入時に気をつけたいサイズ選びのコツ
ゲルロケット11は全体的にやや広めの作りです。
普段スニーカーで26cmを履いている人が同サイズを選ぶと、少し余裕があると感じるケースも。
フィット感を重視したいなら、ハーフサイズ下げるのも一つの手です。
また、甲が高い人や幅広の人は、迷わずワイドモデル(3E)を選ぶのがおすすめ。
特に学生の部活用途では、靴紐をしっかり締めても痛くならないワイド設計が好評です。
総評:初心者が最初に選ぶなら“間違いのない一足”
アシックス ゲルロケット11は、派手な機能こそないものの、軽さ・安定性・価格のバランスが非常に優れています。
「最初の一足」としての安心感は抜群で、バレーボールを始めるすべての人にとって信頼できる定番モデルです。
口コミでも「コスパが良い」「履きやすい」「疲れにくい」といった評価が目立ち、リピーターも多いのが特徴。
派手な進化はなくとも、完成度の高いエントリーモデルとして長く愛されている理由がわかります。
アシックス ゲルロケット11でインドアスポーツをもっと快適に
初めてのバレーボールや体育館スポーツを始めるとき、シューズ選びはプレーの快適さを大きく左右します。
ゲルロケット11は、その第一歩にぴったりの相棒。
軽く、動きやすく、手に取りやすい価格で、あなたの練習時間をしっかり支えてくれます。
「とりあえずこれを履いて始めてみる」——その選択で失敗することは、まずないでしょう。


