ニューバランス610の中でも、ここ最近じわじわと人気を伸ばしている「610」シリーズ。トレイルランニングシューズをベースにしたデザインで、街歩きにもアウトドアにも使える万能さが魅力です。
でも、そんな610を購入しようとすると、多くの人がぶつかるのが「サイズ感ってどうなの?」という疑問。この記事では、実際の口コミや履き心地、モデルごとの特徴をもとに、「自分に合うサイズ」を選ぶためのポイントをわかりやすく紹介します。
ニューバランス610のサイズ感は「普段通り」で大丈夫?
まず結論から言うと、ほとんどのレビューで「普段履いているニューバランスと同じサイズで問題ない」という声が圧倒的です。
特に610は、標準的なラスト(木型)を採用しているため、他のニューバランススニーカー──たとえば990や574など──を履いている人なら、同じサイズ感で違和感なく履けるはずです。
ただし、注意したいのは「610シリーズにも複数の派生モデルがある」という点。
同じ610でも「ML610」「610T」「610V1」「610 GORE-TEX」などで若干の差があります。たとえば、610 GORE-TEXモデルは防水加工のため素材が厚く、ややしっかりした履き心地。一方で、メッシュ仕様のモデルは軽くて柔らかく、足入れもスムーズです。
そのため、素材やモデルの違いを意識して選ぶことが、失敗しないサイズ選びの第一歩です。
モデルごとに微妙に違うフィット感の特徴
ML610:タウンユース向けの万能モデル
「ML610」は、街履きしやすいデザインと軽量な履き心地が特徴。口コミでは「普段通りのサイズでOK」という声が多く、履いた瞬間から足に馴染む感覚があると評判です。
アッパーが柔らかく、長時間歩いても足が疲れにくいので、普段使いをメインにする人にはこのモデルが最もおすすめ。
610T:トレイル由来で少しゆったりめ
「610T」はトレイルランニング仕様で、アウトソールが厚く、足全体をしっかりホールドしてくれる安定感があります。そのぶん、内部には少し余裕があり「同サイズでもややゆったり感じた」というレビューも。
街で履く場合は普段通りのサイズでOKですが、登山やキャンプなど厚めのソックスを履く人は「ハーフサイズ上げ」も検討して良いでしょう。
610 GORE-TEX:防水性とフィット感のバランス
全天候対応の610 GORE-TEXモデルは、ややタイトめに感じるという声もあります。素材に厚みがあるぶん、初めて履いたときにフィット感が強く感じる人も。
ただ、履いているうちに馴染むタイプなので、最初の違和感はあまり心配しなくて大丈夫です。
幅広・甲高の人はどう選ぶ?
ニューバランスはもともと「ウィズ(足幅)」展開が豊富なブランドです。D(標準)・2E(やや広め)・4E(かなり広め)などがあり、ニューバランス610シリーズもモデルによっては2Eや4Eの設定があります。
もし足幅が広い、または甲が高い方は「同サイズでワイド(2E以上)」を選ぶとストレスが少ないでしょう。
実際のレビューでも、「普段のサイズで幅広でも快適だった」「厚手ソックスでもきつくない」という声がありました。
ただし、旧モデル(610V1や初期モデル)は「やや細めだった」という意見もあり、古い型を探すときはワンサイズ上を選んだ方が安全です。
口コミから見るリアルなサイズ感と履き心地
口コミをいくつかピックアップすると、サイズ感の傾向がより明確になります。
- 「普段27.5cmの990シリーズを履いていて、610も同じサイズでぴったりだった」
- 「610Tは少し余裕があって、トレッキングソックスでも窮屈じゃなかった」
- 「610 GORE-TEX仕様はややきつく感じたので、ハーフサイズ上げて正解だった」
- 「軽くてクッション性が高く、長時間歩いても疲れにくい。日常使いにも最適」
これらを総合すると、610は“標準〜ややゆったり”のサイズ感。ニューバランスらしい足への優しさはそのままに、安定感と軽快さを兼ね備えたモデルといえます。
フィット感を確かめるときのチェックポイント
通販で買う場合でも、サイズを失敗しにくくするためのチェックポイントがあります。
- かかとのホールド感
歩いたときにかかとが浮かないかを確認。ニューバランス610はヒールカウンターがしっかりしているので、ジャストサイズなら安定感があります。 - つま先の余裕
指先が当たらないか、少し動かせるくらいの余裕が理想です。0.5cm〜1cmほどの“ゆとり”を感じるのがベスト。 - 甲と幅の締めつけ
履いた瞬間に圧迫を感じる場合は、ワイドモデルを検討。ニューバランス610はアッパー素材が柔らかいものが多いので、数回履けば自然に馴染みます。 - ソックスとの相性
アウトドア用途なら厚手ソックスを想定して、ハーフサイズアップするのも一つの選択です。
サイズを上げるべきか?下げるべきか?
これは「どんな用途で使うか」で決めるのがおすすめです。
- 街履き中心:普段通りのサイズでOK。クッション性が良く、長時間歩いても疲れにくい。
- アウトドア中心:厚手ソックスを履くならハーフサイズ上げても◎。
- 足幅が広め/甲が高い人:ワイド幅モデルを選ぶ。
- 旧モデル(610V1など):やや細めなので、ワンサイズ上げを推奨。
特に「610T」や「ML610」は街履き人気が高く、男女問わず“普段のサイズでジャストフィット”の口コミが多い傾向です。
ニューバランス610の履き心地は「軽さ×安定感」
サイズ感と並んで評価が高いのが、ニューバランス610の「履き心地」。
実際に履いた人の多くが「軽くて歩きやすい」「足裏が安定する」「ソールの反発力が心地いい」といった感想を挙げています。
ミッドソールにはクッション性のあるEVA素材が使われ、アウトソールはグリップ力のあるトレイル仕様。見た目以上に軽く、安定した足運びができるのが特徴です。
また、アッパーのメッシュ構造によって通気性が良く、長時間履いても蒸れにくい点も人気の理由の一つです。
実際に履いて感じた「フィット感のリアル」
試着したユーザーの声をもう少し紹介すると、ニューバランス610の特徴がより伝わります。
- 「かかとから土踏まずにかけてのフィットが抜群。足がズレない」
- 「つま先にほどよい余裕があるから、長時間でも疲れにくい」
- 「ソールが厚いのに、見た目よりずっと軽い」
- 「メッシュアッパーが柔らかくて、最初から馴染みが良い」
つまり、ニューバランス610は“がっしり安定しているのに、軽くて快適”という絶妙なバランス。
この快適さを最大限に引き出すには、自分の足に合ったサイズ選びが欠かせません。
サイズ選びで失敗しないためのまとめ
最後に、ニューバランス610を選ぶときに覚えておきたいポイントを整理します。
- 普段履いているニューバランスと同じサイズが基本
- トレイル仕様や610 GORE-TEXモデルは少し余裕を見てもOK
- 足幅が広め・甲高の人はワイドモデルを選択
- 街履き中心なら“ジャストサイズ”で軽快に
- 厚手ソックスやアウトドア用途なら“ハーフサイズ上げ”も視野に
ニューバランスの魅力は、やはりその「フィット感」。ニューバランス610はその中でも、トレイルの安定性と街歩きの快適さを兼ね備えた万能モデルです。
ニューバランス610のサイズ感を知って、自分にぴったりの一足を
ニューバランス610のサイズ感は、多くの人にとって「普段通り」で問題ありません。ただし、用途や足の形によって微調整することで、より快適に履けます。
軽さ、安定感、そしてデザインのバランスが取れたニューバランス610は、日常にもアウトドアにも対応する万能シューズ。
購入前にサイズ選びのポイントを押さえておけば、きっと“これだ”と思えるフィット感に出会えるはずです。
自分の足に合ったニューバランス610で、毎日の一歩をもっと心地よく。


