スニーカー選びで迷うとき、誰もが一度は頭をよぎるブランドといえば「ニューバランス」。中でも「ニューバランス590」は、普段履きにもランニングにも使える“万能モデル”として注目されています。価格も比較的手頃で、デザインもシンプル。今回はそんなニューバランス590の魅力を、実際の特徴や履き心地を交えて徹底レビューしていきます。
ニューバランス590とは?万能スニーカーのポジション
ニューバランスの500番台といえば、日常生活やライトスポーツに対応した“バランス型”シリーズ。ハイエンドなランニングモデルよりも価格を抑えつつ、快適な履き心地とデザイン性を両立しているのが特徴です。
その中でも「ニューバランス590」は、コスパ重視の万能モデルとして登場しました。もともと北米やヨーロッパ市場で展開されていた軽量ランニングシューズをベースに、日常使いにも合うよう設計。シリーズによっては「ニューバランス590v3」「MT590」などのバリエーションがあり、トレイル対応モデルも存在します。
つまりこの靴は、「普段履きから軽い運動まで幅広く対応する一足」。これが、590シリーズの存在意義です。
軽量で疲れにくい。快適さの秘密はミッドソールにあり
ニューバランス590の履き心地を語るうえで欠かせないのが、ミッドソールの構造です。軽量フォーム素材を採用し、柔らかすぎず弾力のあるクッション性を実現。長時間歩いても疲れにくく、立ち仕事や通勤にも向いています。
特に「Revlite(レブライト)」と呼ばれるフォームを使用したモデルでは、軽さと反発力のバランスが秀逸。ソールの沈み込みが少ないので、歩行時のエネルギーロスを防ぎ、自然な推進力が生まれます。
さらに「Cushioning Comfort Insert」と呼ばれるインソールが、足裏の負担を分散。厚みのあるクッションが衝撃を吸収してくれるため、長時間の着用でも足が疲れにくいという声が多く見られます。
グリップ力と安定性。AT Treadアウトソールの頼もしさ
ニューバランス590のソールには「AT Tread」というデュアルラグ構造のアウトソールを採用したモデルもあります。これは、アスファルトから軽トレイルまで対応できるよう設計されたハイブリッドソール。
滑りにくく、多少の砂利道や公園の未舗装路でも安心。歩くたびに感じるグリップの安定感が、街中でもアウトドアでも頼りになります。軽いハイキングやキャンプなど、日常の延長にあるアクティビティにもぴったりです。
ただし、完全な山道や雨で濡れた路面ではやや滑りやすいという声も。あくまで「軽トレイル対応」であり、本格的なアウトドア専用ではない点を押さえておくと良いでしょう。
幅広でも快適。フィット感と履きやすさの両立
ニューバランスはワイズ展開(足幅の種類)が豊富なブランドとして有名です。ニューバランス590シリーズも例外ではなく、「2E」「4E」など幅広タイプが用意されているモデルがあります。
このおかげで、足が広めの人でも締め付け感が少なく、快適に履けます。実際のレビューでも「幅広でもフィット感がいい」「トゥボックスがゆったりして指先が楽」といった声が目立ちます。
一方、足が細めの人はゆとりを感じる場合も。靴ひもをしっかり締める、もしくは中敷きで微調整することでフィット感を高められます。特に長距離を歩く場合は、ホールド感を意識したフィッティングが大切です。
普段使いにぴったりなデザインとカラー展開
ニューバランス590は、スポーティーすぎず、どんな服にも合わせやすいのが魅力。カラーもブラック、グレー、ネイビー、ワインレッドなど、落ち着いた色味が中心です。
素材はメッシュやスエード、合成レザーなどを組み合わせており、通気性とデザイン性の両立を実現。夏は蒸れにくく、冬は程よく保温性も感じられる万能さがうれしいポイントです。
街歩きや通勤、休日のカジュアルスタイルまで幅広くマッチするため、「1足でいろんなシーンに使いたい」という方には最適です。
実際の履き心地レビュー:軽くて柔らかい、それでいて安定感
ユーザーのレビューを見ていくと、共通しているのは「軽い」「履きやすい」「疲れにくい」という評価。特に一日中立ちっぱなしの仕事や、通勤・通学など長時間歩く人からの支持が厚いです。
「長距離を歩いても足が痛くならない」「足裏のクッションが心地いい」「土踏まずのサポートがしっかりしている」といった声も多く、価格帯を考えると非常に高い満足度を誇ります。
また、「オンロードでもオフロードでも履ける」「ジーンズにも合う」といった、使い勝手の良さに惹かれる人も多いようです。ニューバランス590は、まさに“普段の生活を支える相棒”のような存在といえます。
コスパの高さが際立つ理由
ニューバランスの上位モデル(例えばニューバランス990やニューバランス1080シリーズなど)は確かに高性能ですが、その分価格も高め。一方、590は必要十分な機能を備えながら価格を抑えた、いわば“堅実な選択肢”です。
日常の歩行や軽い運動を目的とする人にとって、過剰な機能は不要。590はそのちょうどいいバランスを突いており、「値段以上に履き心地が良い」「長く履けるから結果的にお得」といった実感が多く寄せられています。
さらに、デザイン面でも長く使えるベーシックさがあり、流行に左右されません。耐久性も十分で、アウトソールの摩耗も比較的少なく、長期的なコスパが優れています。
向いている人・向かない人
ニューバランス590は“誰にでも履きやすい”という点が大きな魅力ですが、あえて言うなら以下のような人におすすめです。
- 通勤や通学などで一日中歩く人
- スポーツも日常も1足で済ませたい人
- 幅広・甲高で他のスニーカーが合わなかった人
- 手頃な価格で信頼できるブランドを選びたい人
逆に、本格的なトレイルランニングやマラソンのように長距離を走る人には、もう少し専門性の高いモデルの方が適しているでしょう。590はあくまで“オールラウンダー”です。
ニューバランス590を長く使うためのポイント
お気に入りのスニーカーを長く愛用するには、少しのケアが大切です。590はメッシュ素材が多いため、汚れたときはブラシで軽くほこりを落とし、中性洗剤を使って部分洗いする程度で十分。丸洗いは避けるのがベターです。
また、履いたあとは風通しの良い場所でしっかり乾燥させ、シューキーパーなどで形を保つと長持ちします。アウトソールの溝に小石や砂が詰まった場合は、早めに取り除いておくと劣化を防げます。
まとめ:ニューバランス590は“ちょうどいい”を叶える万能スニーカー
「ニューバランス590の特徴と履き心地を徹底レビュー!コスパ抜群の万能モデル」というタイトルのとおり、このスニーカーは“万能”という言葉がぴったりです。
軽くて柔らかく、それでいて安定感があり、しかも手頃な価格。見た目もシンプルで服を選ばない。普段履きから軽いスポーツまでこなせる、まさに日常生活の頼れる相棒です。
ニューバランス590は、高級モデルのような派手さはないかもしれませんが、「ちょうどいい靴」を探している人には最適な選択肢。足に優しく、長く付き合える一足として、自信を持っておすすめできるモデルです。


