ランニングやウォーキング、ジムトレーニングなど幅広く使える万能シューズとして人気の「アシックスVERSABLAST4(ヴァーサブラスト)」シリーズ。その最新作となる「アシックスVERSABLAST4」が登場し、早くも注目を集めています。
この記事では、前作との違いや進化点、実際に履いたときの感触まで、できるだけわかりやすく紹介していきます。
VERSABLAST4はどんなシューズ?
アシックスVERSABLAST4は、ランニングシューズの中でも「軽さ」「反発性」「多用途性」をバランス良く備えたモデルです。
ランニングだけでなく、ジムでのトレーニングやウォーキング、さらには普段履きにも使いやすいよう設計されています。
ソールはやや厚めでクッション性がありながら、軽快な足運びを可能にする構造。アッパーは通気性の良いメッシュ素材で、長時間履いても蒸れにくく、快適な履き心地を保ちます。価格帯も1万円以下と手に取りやすく、初心者ランナーから日常使いまで幅広い層に支持されています。
進化のポイント:新ミッドソール「AMPLIFOAM PLUS」
VERSABLAST4の最大の進化点は、ミッドソール素材の刷新です。
新たに採用された「AMPLIFOAM PLUS(アンプリフォーム プラス)」は、軽さと反発性を両立したEVA系フォーム。従来モデルのクッションフォームよりも密度を最適化し、より高いエネルギーリターンを実現しています。
硬すぎず柔らかすぎないバランス設計で、着地時の安定感を保ちながらも、地面を押し返すような軽快な推進力を感じられます。
そのため、ウォーキングやジョギングはもちろん、サーキットトレーニングやジムの有酸素運動などでも使いやすい万能タイプです。
実測スペックと設計バランス
ヒール高は約36mm前後、ドロップ(かかととつま先の高低差)は約9mm。厚底すぎず、地面との接地感をしっかり感じられる“ちょうど良い”厚さです。
このバランスにより、初心者ランナーでも足の安定感を失わずに自然な重心移動がしやすくなっています。
ミッドソール硬度は22.5HAとややしっかりめ。これにより、フワフワした沈み込み感よりも、軽快で反発のある走り心地を重視する人に向いています。
長距離走向けの柔らかいクッション感ではなく、短〜中距離やワークアウト時にちょうど良い感覚といえます。
多用途で使いやすいデザイン
VERSABLAST4のもう一つの特徴は「汎用性」です。
アシックスが想定しているのは、いわゆる“マルチユース”なシーン。日常ランニング、ウォーキング、ジムでのトレーニング、さらには通勤や街歩きまで対応します。
特に通気性の良いメッシュアッパーは、足の蒸れを防ぎながら軽量感を保ち、足全体にフィット。見た目もシンプルで、スポーティすぎないデザインのため、タウンユースでも違和感がありません。
価格は9,000円前後と手頃で、「初めてのランニングシューズを探している」「軽くて動きやすいスニーカーが欲しい」という人にピッタリのポジションです。
前作VERSABLAST3との違い
前作からの変更点は公式で細かく明示されていませんが、レビューやスペックを比較すると、主に以下の3点が進化ポイントと考えられます。
- ミッドソール素材の変更
従来のAMPLIFOAMからAMPLIFOAM PLUSに刷新。反発性と軽量性が向上しています。 - 安定性の向上
硬度がやや高くなり、着地時のブレを抑える設計に。ウォーキングや軽いランでも安定したフォームを維持しやすくなりました。 - 履き心地のチューニング
アッパー素材や足入れ構造の改良で、ホールド感が自然に。長時間履いても疲れにくく、普段履きとしても快適です。
総じて「軽く、反発があり、より安定した」仕上がりになっており、日常でも使える万能性がさらに高まりました。
実際の履き心地とレビュー傾向
VERSABLAST4の使用感として、多くのユーザーが挙げるのは「軽さ」「快適さ」「扱いやすさ」。
長距離ランナーが求めるような強い反発や柔らかさではなく、自然な接地感と軽快な足運びが特徴です。
・足を入れた瞬間に軽い
・通気性がよく、夏でも蒸れにくい
・程よいクッションで足裏の疲労感が少ない
・ジムや普段履きにも違和感がない
一方で、「厚底シューズのようなふわっとしたクッション性はない」「フルマラソンのような長距離走には向かない」という声もあります。
つまり、スピードや記録を追う人よりも、“走る・歩くをもっと気軽に楽しみたい人” に最適なモデルといえます。
向いているユーザー層とおすすめの使い方
VERSABLAST4をおすすめできるのは、次のような人たちです。
- 初心者ランナー:軽く走ることから始めたい
- ジョギング・ウォーキングが中心の人
- ジムトレーニングや有酸素運動用のシューズを探している
- 普段使いでも快適に履けるスニーカーが欲しい
- 手頃な価格で品質の良いシューズを求めている
逆に、マラソンやスピード練習などハードな走り込みには、より上位モデル(たとえばMETASPEEDやNOVABLASTシリーズ)のほうが適しています。
VERSABLAST4は「万能で気軽に履ける」ことが最大の魅力。朝のウォーキングやランニング、ジムのランマシン、通勤、休日の外出など、あらゆるシーンで活躍します。
デザインとカラーバリエーション
シンプルで都会的なデザインもVERSABLAST4の人気要素です。
ベーシックなブラックやホワイトをはじめ、差し色が入った限定カラーなども展開。スポーツシーンだけでなく、カジュアルコーデにも合わせやすいスタイルです。
アッパーのメッシュパターンは細かく、通気性を保ちつつ見た目の質感も高い。ロゴデザインも主張が強すぎず、年齢や性別を問わず履けるバランスに仕上がっています。
他シリーズとの比較で見る立ち位置
アシックスのラインナップで見ると、VERSABLAST4は「エントリー〜ミドル」クラスに位置します。
上位には高反発プレートを搭載したMETASPEEDシリーズ、ボリュームクッションのNOVABLASTシリーズなどがあります。
それらに比べて軽く、価格が手頃で、扱いやすいのがVERSABLAST4の強みです。
同価格帯ではJOLTやPATRIOTと並びますが、VERSABLAST4はより洗練されたデザインと軽やかな反発性が特徴。コスパ面でも優秀で、「2足目としてのサブシューズ」にも最適です。
購入前に確認したいポイント
購入時には次の点を意識すると失敗しにくいです。
- サイズ感:標準的なフィット感。足幅が広い人はWIDEモデルを検討。
- 用途:ウォーク・ジム・日常重視なら最適。長距離レースは非推奨。
- 耐久性:軽量設計のため、長期間の酷使より“日常使用+ライトラン”が前提。
また、アシックス直営店やオンラインストアでは試し履きイベントも行われることがあるので、足入れ感を確かめたい人は実店舗を利用すると安心です。
まとめ|アシックスVERSABLAST4の進化を感じる一足
アシックスVERSABLAST4は、軽さと反発性を両立した万能ランニングシューズです。
新素材AMPLIFOAM PLUSを採用したことで、クッション性と安定感のバランスがより洗練され、ジムや日常生活でも快適に履けるようになりました。
前作からの変化は細部にとどまるものの、履き心地や安定性のチューニングによって「より使いやすく、長く履ける」一足へと進化しています。
軽いランニングやウォーキング、フィットネスなど、気軽に体を動かしたい人にとって、ちょうど良いパートナーになるでしょう。
万能で履き心地の良いランニングシューズを探しているなら、アシックスVERSABLAST4 はぜひ試してほしい一足です。


