アシックスのスニーカーの中でも、子どもを中心に圧倒的な支持を集めているのが「LAZERBEAM（レーザービーム）」シリーズです。運動会や通学靴として定番の一足でありながら、その機能性とデザイン性の高さから、大人でも注目している人が増えています。今回は、レーザービームの特徴から選び方、人気モデルまで、幅広く紹介していきます。
レーザービームとは？アシックスの技術が詰まった“走るための子ども靴”
レーザービームは、アシックスが長年培ってきたスポーツシューズ開発のノウハウを、子どもの足に最適化して作り上げたシリーズです。
「速く走る」「快適に動く」「安全に支える」という3つの要素をバランス良く備え、成長期の足を守りながら運動性能を高めることを目的に開発されています。
アシックスはキッズ専用の研究施設を持ち、実際に子どもたちの走り方や足の形状をデータ化。その知見をもとに、かかとのホールド感・足指の動かしやすさ・安定性など、細部まで設計に反映しています。
その結果、レーザービームは「走りやすく、ケガをしにくい」「長時間履いても疲れにくい」シューズとして、親世代からの信頼も厚いシリーズとなりました。
人気の理由：子どもが履きたくなる、親が選びたくなる理由
レーザービームの魅力は、子ども目線と親目線の両方から納得できる点にあります。
まず、子どもにとっては「走りやすくてカッコいい」。
軽量ソールや屈曲性のある構造で足が動かしやすく、運動会や体育の授業で“速く走れる”感覚を得られます。さらにカラー展開が豊富で、男の子にも女の子にも選びやすいデザインが揃っています。
一方で、親にとっては「安心して履かせられる」「コスパが良い」。
価格帯は4,000〜5,000円台が中心で、高機能ながら手が届きやすい設定。さらに通気性や耐久性が高く、汚れても洗いやすい構造なので日常使いに適しています。成長期で頻繁にサイズ変更が必要な時期でも、家計への負担を抑えながら品質を重視できるのが大きなメリットです。
レーザービームの機能解説：アシックスならではの高性能設計
レーザービームには、子どもの足を支えるためのアシックス独自のテクノロジーが随所に組み込まれています。
- 樹脂製ヒールカウンター
かかと部分に硬めのカウンターを内蔵し、足のブレを抑制。成長期のかかとをしっかり支え、安定した走行をサポートします。 - 軽量アウトソール＆屈曲設計
前足部には「シャベル型スパイク」と呼ばれる突起が配置され、地面をしっかりつかむ構造。走り出しがスムーズで、ダッシュ時のエネルギーを逃しません。 - 中足部補強（トラスティック構造）
ソール中央部に補強パーツを配置し、ねじれを防止。着地の安定感を高め、転倒しにくい設計です。 - 通気性の高いメッシュアッパー
蒸れを防ぎ、汗をかきやすい子どもの足を快適に保ちます。素材は耐久性にも優れており、毎日の通学にも対応。 - 取り外し可能な中敷き
インソールは洗って清潔に保てるタイプ。つま先には消臭素材「MOFF」を採用しており、におい対策も万全です。 - 反射材付きで安全性も確保
夜間や夕方の帰宅時にも光を反射し、視認性を向上。安全面にも配慮されています。
こうした機能の積み重ねが、レーザービームの“履き心地の良さ”と“安心感”を生み出しています。
豊富なシリーズ構成：年齢・用途・足型に合わせて選べる
レーザービームは、子どもの成長段階や用途に合わせて細かくモデルが分かれています。代表的なタイプを紹介します。
- スピード系モデル
走ることを重視したタイプで、軽量ソールと高いグリップ性能が特徴。運動会や体育の授業で活躍する一足。 - 通学・普段使いモデル
安定性と耐久性を重視。毎日の通学靴として長く使える設計です。落ち着いたカラーも多く、制服にも合わせやすいのがポイント。 - ワイドモデル（3E相当）
足幅が広い子どもや、ゆったりした履き心地を好む場合に最適。フィット感を保ちながらも、足指の動きを妨げないよう工夫されています。 - ベルクロ（マジックテープ）タイプ
小さな子どもでも簡単に脱ぎ履きできる仕様。面ファスナーやゴムひもタイプなど、年齢に合わせて選択可能です。 - ミニマルデザイン・紐靴モデル
高学年やジュニア世代向け。デザインが大人っぽく、街履きやスポーツにも使える万能タイプです。
こうした豊富な選択肢のおかげで、兄弟姉妹で用途やデザインを変えて揃える家庭も多いようです。
サイズの選び方：失敗しないためのポイント
子どもの靴選びで最も重要なのがサイズ感です。レーザービームは足にしっかりフィットする設計ですが、成長期には余裕を持たせることが大切です。
- 基本的な目安は「実際の足長 + 約1cm」。
余裕を取りすぎると足が中で動いてしまうため、最大でも1.5cmまでにとどめましょう。 - 試し履き時は「つま先」と「かかと」の位置を必ず確認。
特にかかとのホールド感がゆるいと走行時にブレやすくなります。 - 靴下の厚さも考慮。
通学用の厚めの靴下を履く場合は、ワンサイズ上を検討しても良いでしょう。
また、レーザービームはモデルによって若干サイズ感が異なるため、レビューや試着情報も参考になります。特に「3Eワイドモデル」は想像よりもフィット感が強めという声も多いため、サイズを過信せず慎重に選ぶことが大切です。
実際の使用シーン：通学から運動会まで“万能シューズ”として活躍
レーザービームは、用途を選ばないのも魅力のひとつです。通学靴として毎日使える丈夫さを持ちながら、体育や運動会でもしっかり走れる機能を備えています。
- 毎日の登下校
歩く距離が長くても軽く、通気性が高いので蒸れにくい。 - 運動会や体育の授業
グリップ力のあるソールが地面をつかみ、ダッシュ時の安定性を発揮。 - 外遊びや放課後の活動
衝撃吸収性があり、長時間遊んでも疲れにくい。 - 普段着コーデとの相性
シンプルでスポーティーなデザインは、Tシャツやジャージだけでなくデニムにも合わせやすく、タウンユースにも対応。
まさに“学校でも遊び場でも使える一足”。これがレーザービームが長年選ばれ続けている理由の一つです。
ジュニアや大人にも人気？大きめサイズの需要拡大
最近では、レーザービームの24〜25cmサイズを購入する高学年の子どもや、足が小さい大人の購入も増えています。
軽量で安定感があり、価格も手頃なため、「ウォーキングや軽いランニングに使っている」という声も少なくありません。
ただし、レーザービームはあくまで「子ども向けラスト（木型）」で設計されているため、大人が履くと足の形によってはフィットしすぎたり、甲がきつく感じる場合もあります。
日常使いなら問題ありませんが、本格的なランニング用途なら大人用のランニングシューズを選ぶ方が無難です。
注意点とメンテナンスのコツ
どんなに優れた靴でも、正しく扱わなければ性能を活かしきれません。レーザービームを長持ちさせるためには、次の点に気をつけましょう。
- 使ったあとは風通しの良い場所で乾かす
- 洗う際は中敷きを外して手洗い
- 強い直射日光を避け、陰干しで乾燥
- サイズアウトを感じたら早めに買い替え
特に成長期の子どもは半年で0.5〜1cmほど足が大きくなることもあります。サイズチェックを定期的に行い、足を締め付けないよう注意が必要です。
まとめ：アシックスlazerbeamは“成長を支える一足”
アシックスのレーザービームは、単なるキッズスニーカーではなく、子どもの足の発育と日常生活を支えるために作られた機能的なシューズです。
軽さ・グリップ・通気性・耐久性・安全性、どれをとってもバランスが良く、毎日使う靴として理想的な完成度を誇ります。
走ることを楽しみたい子どもにも、安心して履かせたい保護者にもぴったりのシリーズ。
さらにデザイン性も高く、成長に合わせて次の一足を選ぶのも楽しみになるはずです。
もし今、通学や運動用に新しい靴を探しているなら——
「アシックスlazerbeam」は、その最有力候補として間違いなくおすすめできる存在です。
