スニーカー好きの間で今、大きな話題を呼んでいるのが「アシックスHEYコレクション」。デンマークのデザインブランド「HAY（ヘイ）」とアシックスがコラボレーションしたシリーズで、北欧らしい柔らかな色使いと、アシックスの確かな履き心地が融合した注目の一足です。この記事では、その背景からデザインのこだわり、実際の履き心地までをじっくり掘り下げていきます。
北欧ブランド「HAY」とアシックスの意外な共通点
HAYはデンマーク・コペンハーゲン発のインテリアブランド。ミニマルで洗練されたデザインが特徴で、日常を豊かにする“使えるデザイン”を得意としています。一方のアシックスは、日本が誇るスポーツブランド。機能性と品質へのこだわりで、アスリートから日常使いのユーザーまで幅広く支持を得ています。
この二つのブランドが出会ったことで誕生したのが「ASICS × HAY」。一見異なるジャンルのようでいて、実はどちらも「日常の中での快適さ」を重視している点で共通しています。つまり、単なるコラボではなく、生活に寄り添うデザイン哲学の融合なのです。
モデルベースはハンドボールシューズ「SKYHAND OG」
今回のHEYコレクションのベースになっているのは、1990年代に登場したアシックスのハンドボールシューズ「SKYHAND OG」。クラシックなフォルムと安定感のあるソールが特徴のモデルで、競技用ながらデザイン性の高さからファッションシーンでも人気を集めていました。
HAYはこのモデルに北欧らしい柔らかな色彩と素材感をプラス。競技シューズの機能性を残しつつ、街履きや日常使いにちょうど良い上品なスニーカーへと再構築しています。クラシックとモダンが見事に調和した一足です。
ミニマルなのに印象的なデザイン
HEYコレクション最大の魅力は、なんといっても色使い。淡いピンク、ソフトブルー、エメラルドグリーンなど、HAYらしい穏やかで優しい色調が採用されています。パステルの中にグレーやベージュが差し込まれ、派手すぎず、それでいて存在感のあるデザインに仕上がっています。
また、レザーやスエードといった上質素材を用い、スポーティでありながら高級感も感じられる質感。ガムソールが足元に温かみを添え、北欧家具のような落ち着いた雰囲気を演出しています。スニーカーでありながら、まるでインテリアの一部のような美しさがあるのです。
実際の履き心地は？アシックスならではの安心感
「デザインは良くても、履き心地はどうなの？」という声もありますよね。そこはやはりアシックス。機能面でも一切の妥協がありません。
ソールには軽量かつ高反発なFLYTEFOAM（フライトフォーム）を採用し、クッション性と安定性を両立。ヒール部のEVAウェッジが衝撃を吸収し、長時間歩いても疲れにくい構造になっています。さらに、程よく硬めのアウトソールがしっかりと地面を捉え、安定した歩行をサポートします。
スエードアッパーは足馴染みがよく、履けば履くほど柔らかく変化。街歩きや通勤、カジュアルな外出にもぴったりです。実際にSNSでは「デザインだけでなく、歩きやすさも抜群」「アシックスらしい安定感がある」といった感想が多数見られます。
カラーバリエーションと展開ラインナップ
現在、ASICS × HAYでは複数のカラーバリエーションが展開されています。
・ソフトピンク
・ライトブルー
・グリーン
・ブラウン
・ライラック
どれも北欧らしいナチュラルなトーンで、性別を問わず履きこなせるのがポイントです。ユニセックスで展開されており、サイズも23.0cm〜30.5cmと幅広く対応。カップルでお揃いにする人も多く、ファッションアイテムとしての人気も高まっています。
さらに、第2弾ではスニーカーだけでなく、コラボロゴを配したキャンバスバッグも登場。こちらもミニマルで実用的なデザインが特徴で、スニーカーとのセット使いがSNSで話題になっています。
限定コレクションならではの希少性
HEYコレクションは数量限定で生産されており、発売直後から即完売となったカラーも少なくありません。特に初回リリース時は、HAY直営店やASICS公式オンラインでのみ販売され、国内では非常に入手困難な状況に。
そのため、現在では中古市場や並行輸入で探す人も多く、コレクターズアイテムとしての価値も高まっています。とはいえ、スニーカー本来の魅力は「履くこと」。もし気に入ったカラーやサイズが見つかったら、迷わず手に入れておくのがおすすめです。
アシックスHEYコレクションが支持される理由
このコレクションがこれほど注目を集める理由は、単なるブランドコラボを超えた“世界観の融合”にあります。
アシックスの技術力が生み出す履き心地と、HAYのデザイン哲学が表現する美しさ。機能とデザイン、その両方を求める現代のライフスタイルにぴったりとマッチしています。
また、スニーカートレンドが「走るための靴」から「暮らしに馴染む靴」へと変化している今、HEYコレクションのような“ファッションと実用性の中間”にあるモデルは非常に価値があります。スポーツブランドが生み出す日常靴として、これ以上ない完成度と言えるでしょう。
購入を検討している人へのアドバイス
・サイズ感はややゆったりめ。普段のアシックスより0.5cm下げても良い場合がある。
・スエード素材は防水スプレーをかけておくと長持ちする。
・カラートーンが柔らかいため、モノトーンやアースカラーの服と相性が良い。
・ソールの減りは緩やかで、街歩き程度なら耐久性も十分。
これらを押さえておくと、より快適に長く楽しめます。特に北欧系ファッションやナチュラルテイストのスタイルに取り入れると、全体の雰囲気を格上げしてくれます。
アシックスHEYコレクションの今後に期待
今回の成功を受けて、アシックスとHAYのコラボは今後も続く可能性が高いと見られています。すでに第2弾では新色が登場しており、季節ごとの展開や別モデルへの拡張も期待されています。
「履き心地の良いスニーカーは数あれど、部屋に置いて眺めたくなるほど美しいスニーカー」はそう多くありません。HEYコレクションはその数少ない例のひとつ。履くたびに心が軽くなるような、そんな特別な一足です。
アシックスHEYコレクション徹底紹介！注目のデザインと履き心地を詳しく解説
アシックスHEYコレクションは、スポーツブランドとデザインブランドの垣根を越えた、新しい時代のスニーカーです。
クラシックなハンドボールシューズをベースに、北欧の美学を融合。見た目の美しさ、履き心地の良さ、限定性の高さと三拍子揃ったこのシリーズは、今後も確実に注目を集めていくでしょう。
デザイン性と実用性、どちらも妥協したくない人にこそ履いてほしい。
あなたの足元を、静かにそして確実にアップデートしてくれるはずです。
