子どもの靴選びって、意外と奥が深いですよね。特に「18.5cm」というサイズ帯は、まさに成長期の真っ只中。保育園〜小学校低学年くらいの子どもが多く履くサイズで、「今ちょうどいい」「少し大きめを買って長く履かせたい」など、親の判断が分かれる微妙なラインです。この記事では、アシックスの18.5cmシューズを選ぶときに押さえておきたいポイントを、実際のモデル例やサイズ選びのコツと一緒に解説します。
子どもの足は想像以上に成長が早い
子どもの足の成長スピードは、大人の感覚よりもずっと早いです。3歳頃までは3か月で0.5cm、4歳以降も半年で0.5cmほど伸びることもあります。つまり、今「18cmがピッタリ!」というお子さんも、数か月後には18.5cmが必要になるケースは珍しくありません。
ただし、単純に「大きめを買えばいい」というわけではありません。子どもの足は柔らかく、骨や関節がまだ発達途中。サイズが大きすぎると靴の中で足が動いてしまい、安定感を失います。これが原因で転倒したり、足の変形を招くこともあるのです。
だからこそ大事なのが「ちょうどよいゆとり(捨て寸)」を確保すること。アシックスでは、足の実寸より0.5〜1.0cm程度の余裕を持たせることを推奨しています。たとえば足の長さが17.5cmなら、18.0〜18.5cmを選ぶのがちょうどいいバランスになります。
18.5cmを選ぶときの判断基準
では、実際に18.5cmを選ぶべきタイミングはいつなのでしょうか?次のような条件に当てはまる場合は、このサイズを検討する価値があります。
- 足長が17.5cm前後で、半年以内に成長が見込める
- 現在18.0cmの靴がややきつく感じる
- 指先が靴の中で当たるようになってきた
- つま先に0.5cm未満しか余裕がない
このようなときは、思い切って18.5cmを選んでもOK。ただし、靴の「ワイズ(足の幅)」にも注意が必要です。アシックスの子ども靴はやや細めの設計が多く、幅広の子どもだと窮屈に感じる場合があります。足幅が広いお子さんは、同じ18.5cmでもワイドタイプを選ぶと安心です。
アシックスのキッズシューズに共通する特徴
アシックスの子ども靴は、国内ブランドらしく「成長に寄り添う作り」が徹底しています。主な特徴は次の3つです。
- かかとをしっかり支える構造
成長期の子どもの足は、土踏まずやかかとがまだ未発達。アシックスはヒールカウンター(かかと部分の芯)を硬めに設計し、歩行の安定を助けます。 - つま先にゆとりを持たせたラスト(木型)
指を自由に動かせるよう、つま先がやや広がった設計。これが転倒防止や正しい足指の発達につながります。 - 軽量で通気性の良い素材
通園・通学・外遊びといった場面を想定し、メッシュ素材などで快適さを確保。汗をかきやすい時期でも蒸れにくいのが特徴です。
アシックスの靴は見た目だけでなく、足の動きを考えた機能設計が随所に盛り込まれています。
18.5cmで選べる人気モデル5選
アシックスには18〜20cmのラインナップが豊富。特に人気が高いのが次の5シリーズです。
- アイダホ mini 4(SUKU²シリーズ)
園児〜小学生低学年に人気。マジックテープ式で着脱が簡単、ソールも柔らかく歩きやすい。18.5cmサイズも展開されています。 - GD.RUNNER mini GL
通園・通学に最適な万能タイプ。軽くて屈曲性が高く、走ったり跳ねたりしても足に優しい。男女どちらにもおすすめ。 - LAZERBEAM
「速く走りたい!」という子どもに人気のシリーズ。通気性の良いメッシュ素材で、18.5cmでも軽快な履き心地。 - TOPSPEED MINI-zero 3
スポーティで軽量、活発な子ども向け。運動会シーズンや公園遊びにぴったりです。 - ネイラ mini
足あたりが優しく、見た目もかわいいモデル。デザイン重視派の親御さんにも人気です。
どのモデルもマジックテープ仕様で脱ぎ履きがしやすく、足首のホールド感も十分。子ども自身で履きやすい点も魅力です。
成長を見越したサイズの選び方
「どうせすぐ大きくなるから」と大きめを買いたくなる気持ちはわかります。でも、やりすぎは禁物です。靴が大きすぎると足が靴の中で滑り、安定感がなくなります。結果的に転びやすくなったり、正しい歩行姿勢を崩してしまうことも。
アシックスが推奨する目安は、「足長+0.5〜1.0cm」。つまり、17.5cmの足なら18.0〜18.5cmがベスト。19.0cmを買って「長く履かせよう」とするのは、逆に足への負担になります。
また、靴選びでは「つま先の余裕」と同じくらい、「かかとのフィット感」も大切。かかとが浮いたり、甲部分が緩すぎたりすると、足が前に滑りやすくなります。試着時は、マジックテープをしっかり締めた状態でかかとが安定しているかを確認しましょう。
試着のときにチェックしたいポイント
実店舗で試すときは、次のポイントを意識すると失敗しにくいです。
- 靴下を履いた状態で試す
- かかとをトントンして足を後ろに寄せ、つま先の余裕をチェック
- マジックテープを締めた状態で足が左右にずれないか確認
- 歩いたときにかかとが浮かないか見る
- 靴の中敷きを取り出して足を乗せ、つま先に5〜10mmの余裕があるか確認
このチェックだけで、フィット感の違いがかなり分かります。通販で買う場合も、届いたらまず中敷きチェックをしてみてください。
定期的なサイズチェックを忘れずに
子どもの足は、本当にあっという間に成長します。半年も経つと、靴の中で指がつま先に当たっていることも珍しくありません。特に18.5cmを履き始める時期は、成長スピードが早いタイミングでもあります。
アシックスでは、3〜6か月ごとのサイズ測定を推奨しています。家でも簡単に測れるので、紙に足形をとっておくのもおすすめです。新しい靴を買うたびに比べてみると、どれくらい伸びているかがよく分かります。
18.5cmのアシックス靴が最適な子どもとは
まとめると、次のような子どもにアシックスの18.5cmはぴったりです。
- 足長が17.5〜18.0cmの成長期
- 活発で走ったり跳んだりすることが多い
- 通園・通学・外遊びなどで毎日履く
- フィット感と安定性を重視したい
- 保護者が試着や定期測定をしっかり行っている
このサイズ帯は、まさに「キッズからジュニアへの移行期」。靴の選び方次第で、子どもの足の発達や姿勢にも大きな差が出ます。
アシックス18.5cm靴の選び方まとめ
アシックスの18.5cm靴を選ぶときは、次の3点を意識してください。
- 足の実寸より0.5〜1.0cm大きめを目安にする
- ワイズ(足幅)や甲の高さにも注意する
- 定期的にサイズを測り、成長に合わせて買い替える
「少し大きいかな?」と思うくらいが理想的。フィット感を犠牲にしない範囲で余裕を持たせることで、成長期の足をやさしくサポートできます。
アシックスのキッズラインは、足の発達を第一に考えた設計が特徴。18.5cmというサイズも、快適さと成長のバランスをとりやすい絶妙なラインです。お子さんの足形に合う一足を見つけて、毎日の歩きや走りをもっと楽しく、安心なものにしてあげましょう。


