子どもの靴選びって、思っている以上に難しいですよね。特に「17.5センチ」というサイズ帯は、幼児から小学生へと成長していく時期にあたるため、足の形や成長スピードに個人差が大きいタイミングです。この記事では、アシックスの17.5センチ靴を中心に、「買い替え時期に失敗しない選び方」や「人気モデル」をわかりやすく紹介します。
17.5センチというサイズが特別な理由
17.5センチは、子どもの足がぐんと伸び始める「成長の分岐点」です。3歳後半から6歳前後にかけて多くの子どもがこのサイズを履きます。
この時期の足は骨が柔らかく、関節も未発達。窮屈な靴を履かせてしまうと、足の成長を妨げたり、外反母趾や偏平足の原因になることもあります。
アシックスは子どもの足の発達を研究し、「スクスク（SUKU2）」シリーズなどでこの時期に最適な靴設計を追求しています。だからこそ、サイズ選びは慎重に行いたいのです。
正しい足の測り方と「捨て寸」の考え方
靴選びで最も大切なのは、まず「正確な足のサイズを知る」こと。
子どもの足は左右で長さが違うことも多く、立った状態で測るのが基本です。かかとを壁につけ、つま先の一番長い部分までの長さ（足長）を測定しましょう。
アシックスが推奨しているのは、「足長＋0.5〜1.0センチ」のゆとりをもつこと。これを「捨て寸」と呼びます。
例えば足の実寸が16.7センチの場合、17.5センチの靴がちょうど良い目安になります。
この“捨て寸”を確保することで、つま先の当たりを防ぎ、歩きやすく、成長によるサイズアップにも対応できます。
アシックスの靴は小さめ？知っておきたいサイズ感
よく聞かれるのが、「アシックスの靴は少し小さめに感じる」という声。
実際、アシックスの子ども靴は設計上「足をしっかり支えるホールド感」を重視しているため、ゆるめよりは“ややフィット気味”の作りになっています。
そのため、他ブランドの同じサイズ（17.5センチ）と比べると、ややタイトに感じるケースも。
購入前に可能であれば中敷きを取り出して、足を乗せてみてください。つま先に5〜10ミリの余裕があるかどうかがチェックポイントです。
17.5センチ靴の買い替えタイミングはいつ？
成長期の子どもは、3〜6か月で足が約0.5センチ大きくなると言われています。
「まだ履けるから」と長く使うのは要注意。以下のようなサインが出たら、買い替え時期の目安です。
- つま先を押すと爪先が当たっている
- 靴底が極端にすり減っている
- かかとが変形・傾いている
- 履くと「痛い」「きつい」と訴える
特にアシックスの靴は成長期を前提に作られているため、「少し余裕のあるうちに買い替える」くらいがちょうどいいと考えておきましょう。
17.5センチで選ばれている人気モデル
● アシックス SUKU2 コトラ MINI SL 3
軽くて通気性がよく、毎日の通園・通学にぴったり。
履き口が広く、マジックテープ式で子どもでも脱ぎ履きしやすいのが特徴です。17.5センチでは男女問わず人気のモデルです。
● アシックス スクスク アイダホ MINI
歩き始め〜走り出す年齢まで対応する万能シューズ。
かかとの安定感と屈曲性のバランスが良く、足指の動きを妨げません。特に運動量が増える幼児期におすすめです。
● アシックス レーザービーム（LAZERBEAM）シリーズ
小学生に人気のランニングシューズシリーズ。
17.5センチから展開しているモデルもあり、運動会や体育の授業に強い支持を受けています。軽量で通気性が高く、元気いっぱいに走り回る子にぴったりです。
● アシックス ライフウォーカーキッズ
お出かけや旅行時など、長時間歩く日にも適したモデル。
クッション性が高く、足裏全体をやさしく支える構造で疲れにくいのが魅力です。
足幅と甲の高さもチェックしよう
同じ17.5センチでも、子どもの足は「幅が広い」「甲が高い」「細身」など形がさまざまです。
アシックスの靴にはワイズ（幅）違いの展開があるモデルもあり、細め・標準・ワイドの3タイプを選べます。
例えばスクスクシリーズは標準〜やや細め、レーザービームはやや広めに作られています。
甲高の子にはベルクロタイプで調整がきくモデル、細身の子には足をしっかり包み込むタイプが快適です。
試し履きできない場合の工夫
最近はオンラインで購入する方も多いですよね。
試し履きができないときは、次の3点を意識して選びましょう。
- 中敷きの長さ（インソール実寸）を必ず確認
- 購入サイトの「返品・交換ポリシー」を事前にチェック
- 初回は1サイズ上とジャストサイズを両方注文して、合う方だけ残す
アシックス公式オンラインストアでは、一定条件を満たせば返品・交換が可能なので、初めてのサイズ選びでも安心です。
成長を見越した「賢い買い方」
17.5センチを履く時期は、ちょうど靴の消耗も激しくなる頃。
毎日履く靴は2足をローテーションさせることで、型崩れを防ぎ、長持ちさせられます。
また、雨の日用・運動用・お出かけ用など、用途に合わせて数足を使い分けるのもおすすめです。
ポイントは、「長く履かせる」よりも「成長に合わせて定期的に見直す」こと。
結果的に足トラブルを防ぎ、靴の寿命も延びます。
よくある失敗例とその回避法
- サイズ表記だけで選ぶ
→ アシックスは小さめ設計。中敷き長を必ず確認しましょう。 - 足幅を考慮しない
→ 幅広・細身の足に合わない靴は、痛みや歩き方の癖の原因になります。 - 成長を軽視する
→ 数か月で0.5センチ伸びることも。半年ごとに測定が理想です。 - 履かせすぎてボロボロになるまで使う
→ 靴底やかかとの摩耗は足の軸を狂わせます。早めの交換が安全です。
アシックス17.5センチ靴を選ぶ際の最終チェックリスト
- 足長を裸足で測り、「＋0.5〜1センチ」の余裕をもたせる
- 足幅（ワイズ）と甲の高さを確認
- 中敷きを取り出し、つま先の余裕を確認
- 用途（通園・運動・普段使い）に合わせたモデルを選ぶ
- 3〜6か月を目安にサイズを再測定
これらを意識するだけで、サイズミスや成長による買い替え失敗を防げます。
アシックス17.5センチ靴まとめ：成長期を支える一足を
子どもの足は一人ひとり違います。同じ17.5センチでも、ピッタリ合う靴は人それぞれ。
大切なのは「今の足にちょうどよく」「成長を見越して」「快適に動ける」ことです。
アシックスの靴は、日本人の子どもの足に合わせた設計で、多くの親から信頼されています。
正しいサイズ選びと定期的な見直しを重ねることで、お子さんの成長をしっかりサポートできるでしょう。
“アシックス17.5センチ靴徹底ガイド”として覚えておきたいのは、靴選びは「サイズ表記」ではなく「足を理解すること」から始まる、ということ。
お気に入りの一足を見つけて、快適で安心な毎日を歩んでください。
