子どもの靴を選ぶとき、「14cm」というサイズはひとつの分かれ道になります。まだ小さな足がぐんぐん成長し始める時期だからこそ、どんな靴を選ぶかで歩き方や姿勢にも違いが出てくるもの。この記事では、アシックスの14cmサイズに注目し、選び方のコツと人気モデルをわかりやすく紹介します。
14cmはどんな子どもに合うサイズ?
子どもの足は柔らかく、骨がまだ完全に形成されていません。平均的には2歳〜4歳前後の子が「14cm」の靴を履くことが多く、この時期は“歩く”から“走る”へと動きが活発になる時期でもあります。
成長スピードには個人差がありますが、0〜3歳頃は3ヶ月で約0.5〜1.0cmも足の長さが伸びることがあります。だからこそ、ピッタリ過ぎる靴を選ぶとすぐに窮屈になり、足の動きを妨げてしまうリスクがあるんです。
アシックスでは子ども靴を選ぶ際、「足長+0.5〜1.0cmの余裕(捨て寸)」を設けることを推奨しています。つまり足の実寸が13.5cmなら、14cmの靴がちょうど良いバランスになる、というわけです。
成長期の足に合う靴の条件とは?
子どもの靴を選ぶときに見るべきポイントは、大人のそれとは違います。まだ発達途中の足にとって大切なのは、「自由に動かせる余裕」と「しっかり支える安定性」。この2つをどう両立するかがカギになります。
- つま先に5〜10mmの余裕があること
指先が靴に当たると、足の指を自然に使えず、歩き方がぎこちなくなります。つま先が自由に動くことで、地面をしっかり蹴る力が育ちます。 - かかとが固定されていること
かかとがズレると足全体が安定せず、転びやすくなります。アシックスの子ども靴はヒールカウンター(かかとを包み込むパーツ)がしっかりしているため、歩行時のブレを抑えやすいのが特徴です。 - 軽くて屈曲性があるソール
靴底が硬すぎると足裏をうまく使えません。アシックスのベビー・キッズシリーズでは、指の付け根で自然に曲がるように設計されており、歩行リズムを崩さずに動けます。
アシックスの14cmラインが選ばれる理由
アシックスのキッズシューズは、足の形を徹底的に研究して作られています。特に14cm前後のサイズは「SUKU²(スクスク)」シリーズが代表的。扇形の足型(ラスト)を採用しており、つま先が広く、足の指がしっかり動かせるデザインです。
さらに、足の発達段階に合わせて「ファースト」「ベビー」「プレスクール」の3カテゴリが用意されており、14cmはその中でもベビー〜プレスクールの橋渡しに当たるサイズです。
このシリーズの魅力は、ただ柔らかいだけでなく、成長期の足を支える構造をしっかり備えていること。アッパー素材は通気性が良く、ムレを防ぎつつ、面ファスナーで着脱がスムーズ。公園遊びや通園にも最適です。
初めての14cm選びで失敗しないためのチェックリスト
「見た目がかわいいから」「人気モデルだから」だけで選ぶと、意外と足に合わないことがあります。買う前に次のポイントを意識しましょう。
- 実際の足の長さと幅を測る
足長だけでなく、足囲(ワイズ)も測定します。左右で差がある場合は大きい方に合わせるのが基本です。 - 靴の中で足が動きすぎないか確認
余裕を持たせるのは大切ですが、大きすぎると逆に不安定になります。かかとをトントンと合わせて、つま先に5〜10mmの空きがあるかを確認しましょう。 - 足幅や甲の高さに合うモデルを選ぶ
アシックスは甲高・幅広の子にも対応できるよう、面ファスナーや伸縮素材を採用しています。履かせやすさだけでなく、フィット感も見てあげましょう。 - 定期的にサイズを見直す
成長期は足のサイズがすぐ変わります。3ヶ月ごとに計測し、指がつま先に当たるようなら早めに買い替えを検討しましょう。
人気のアシックス14cmモデル紹介
ここでは、14cmサイズで特に人気のあるアシックスの子ども靴をいくつか紹介します。どれも機能面に優れ、口コミ評価も高いモデルです。
● アイダホ BABY 4(SUKU²シリーズ)
歩きはじめ〜走りはじめの時期にぴったりの定番モデル。広めのつま先設計で、足指をしっかり使えます。軽くて丈夫なので通園靴としても人気。カラー展開が多く、男女問わず選びやすいのも魅力です。
● BABY KT-ES
面ファスナーで脱ぎ履きしやすく、足首をやさしく包み込むような履き心地。歩行が安定しはじめた子どもにちょうどいいモデルで、初めての本格シューズとしてもおすすめです。
● CONTEND 8 TS(トドラーサイズ)
よりアクティブに動き回るようになった子ども向け。ソールがしなやかで、走ったり跳ねたりしても疲れにくい設計。スポーティーなデザインで、親子コーデにも人気です。
アシックスの靴が支持される理由
アシックスの子ども靴が評価される最大の理由は「科学的な根拠に基づいた設計」です。神戸本社にある研究施設では、実際に子どもの歩行データを解析し、足のどこに負担がかかるかを細かく検証しています。
その成果が、靴底の屈曲ポイントやかかとのホールド性に反映され、見た目以上に“履くとわかる快適さ”を実現しています。さらに国内ブランドならではのサイズ精度の高さも安心材料。海外メーカーの靴よりも細めの作りで、日本人の子どもの足に合わせやすいのも特徴です。
買い替えのタイミングとメンテナンスのコツ
靴選びと同じくらい大切なのが「いつ買い替えるか」。子どもの足は本当に早く大きくなります。
目安としては――
- つま先が当たる
- マジックテープが閉まりにくくなった
- 靴底のかかとが偏って減っている
このようなサインが出たら、買い替え時期です。平均的には3〜6ヶ月に一度の見直しが理想。
また、アシックスの靴は洗いやすい素材を使っているものが多いので、週に一度ほど中敷きを外して洗い、陰干しすると長持ちします。サイズアウト後は下の子に譲るよりも、新しい靴を用意するのがベター。靴は使う人の足型に馴染むため、形が崩れた靴はサポート力が落ちてしまいます。
成長期の足を守る“アシックス14cm”の選び方まとめ
14cmの靴は、子どもの足の発達が一段階進んだ証です。まだ骨がやわらかく、歩き方も定まらないこの時期にこそ、正しい靴を選ぶことが何より大切。
アシックスの14cmラインには、指先の自由度・かかとの安定性・軽さの三拍子がそろっています。サイズをきちんと測り、成長に合わせて履き替えながら、子どもの足が自然に育つ環境を整えてあげましょう。
足は一生の土台。小さな14cmの靴選びが、これからの大きな一歩につながります。
アシックス14cmの靴を選ぶコツとは?成長期の子どもにぴったりなモデル紹介【まとめ】
アシックス14cmの靴を選ぶときは、足の実寸+0.5〜1cmの余裕を目安にすること。そして、つま先の広さ・かかとの安定感・ソールの柔軟性を重視するのが基本です。
SUKU²シリーズなど、アシックスのキッズラインは歩きやすさと成長サポートを両立しており、安心して毎日履ける一足が見つかります。小さな足にぴったりの14cmを選び、子どもの“今日の一歩”を応援してあげましょう。


