「ニューバランス550ってサイズ感どうなの?」――最近SNSや口コミでもよく聞くこの疑問。見た目のレトロさと人気の高さは誰もが知るところですが、実際に履くと「ちょっときつい」「思ったより長い」など意見が分かれています。この記事では、ニューバランス550のサイズ感を中心に、自分の足にぴったり合うサイズ選びのコツをわかりやすく解説します。
ニューバランス550とは?まずはモデルの特徴をおさらい
ニューバランス550は、1989年にバスケットボールシューズとして登場したモデルです。当時のアーカイブをもとに復刻され、ストリートファッションの定番として再評価されました。レザーアッパーを採用したクラシックな見た目と、重厚感のあるフォルムが特徴です。
一方で、履き心地は他のランニング系ニューバランスとは少し異なります。スポーツシューズというよりも「タウンユース寄りのスニーカー」として作られており、少し硬めの履き味です。この“レザーの硬さ”が、サイズ選びで迷う一番の理由でもあります。
実際の口コミから見るニューバランス550のサイズ感
多くのレビューで共通しているのが、「基本的には普段履いているサイズで問題ない」という意見です。いわゆる“True to size(TTS)”という評価。ただし、細かく見ると足の形によって感じ方がかなり違います。
長さ(足の前後の余裕)
長さはややゆとりがあるという声が多いです。つま先に少し余裕を感じる人も多く、「普段履きのスニーカーサイズでちょうどいい」「ほんの少しだけ長め」という印象。とはいえ、余裕がある分だけ窮屈には感じにくく、幅広の人にとっては安心な作りです。
幅(ワイズ)と甲の高さ
ここが最も意見が割れるポイント。ニューバランス550は標準的なDウィズ(やや細め)で作られており、横幅は狭めです。特に甲が高い人や幅広の人からは「最初きつかった」という感想も目立ちます。
一方で、足幅が細い人や甲が低い人は「ピッタリで快適」「少し下げてもよかった」と感じるケースもあります。つまり、同じサイズでも“足の形次第”で印象がガラッと変わるモデルなのです。
サイズ選びの基本:まずは普段サイズでOK
ニューバランス550は、基本的には普段履いているスニーカーのサイズで問題ありません。普段26.0cmの人なら、まずは26.0cmを試すのが無難です。多くの愛用者が「いつも通りのサイズでフィットした」とレビューしています。
ただし、履き始めはレザーが硬いため、最初は少しタイトに感じるかもしれません。数回履くうちに革が馴染み、柔らかくなっていくため、最初の窮屈さだけで判断しないことが大切です。
もし「履いていて小指が少し当たる」「甲が押される」と感じる場合は、ハーフサイズ(0.5cm)アップを検討すると良いでしょう。
足型別のおすすめサイズ選び
1. 足幅が狭い・甲が低い人
細めの足の人は、ハーフサイズ下げてもOKです。例として普段26.0cmを履いている場合、25.5cmでもフィットしやすいケースがあります。レザーが伸びる前提なら、タイトめに履くのも一つの選択肢です。
ただし、下げすぎるとつま先が当たって痛くなることもあるので、実際に履いてみて指先の余裕(約1cm程度)があるか確認しましょう。
2. 幅広・甲高の人
幅広や甲高の人は、ハーフサイズ上げる(+0.5cm)が安心です。ニューバランス550はアッパーが硬く、横に伸びづらいため、余裕を持って選ぶほうが失敗が少ないです。
特に外反母趾気味の方や厚めの靴下を履く方は、少し大きめの方が快適に感じやすいでしょう。
3. レディースモデルを選ぶ場合
ニューバランス550には男女兼用モデルとレディース専用モデルがあります。レディースモデルは幅がさらに細めなので、女性でも甲高・幅広の方は0.5cmアップがおすすめです。逆に、足が小さく細い方は普段サイズでジャストなケースが多いです。
レザーの硬さと履き始めのポイント
ニューバランス550はアッパー全面にレザーを使用しているため、新品時は特に硬めです。履き始めは「少し窮屈」「足が痛い」と感じることもありますが、数回履けば自然に足に馴染みます。
ポイントは「最初から完璧な柔らかさを求めない」こと。特に長時間歩く前に何度か短時間で慣らすと、快適に履けるようになります。
もし初日から長時間履く予定があるなら、厚めのソックスを合わせてクッション性を高めるのもおすすめです。
試着時に確認しておきたいチェックポイント
オンラインで買う前に、もし店頭で試せる機会があるなら以下の点を意識してみてください。
- つま先に1cm程度の余裕があるか
- 横幅がきつく感じないか(小指が当たらないか)
- かかとが浮かず、安定してフィットしているか
- 紐を緩めても甲が押されないか
- 歩いたときに足が靴の中で動きすぎないか
これらを確認することで、「ジャストサイズ」と「少し大きめ・小さめ」の違いが明確になります。
カラーや素材でサイズ感が違うこともある?
実は、同じニューバランス550でもカラーや素材によってフィット感が微妙に異なることがあります。たとえば、スエード素材を部分的に使ったモデルはやや柔らかめで、初めから馴染みやすい傾向があります。
一方で、コラボモデル(Aimé Leon Doreなど)は素材が厚めで硬い場合もあり、「通常モデルより少しきつめ」と感じる人も。気になるカラーがある場合は、公式サイトやレビューを確認しておくと安心です。
サイズ選びでよくある失敗例と対策
- 「大きめを買ったらブカブカだった」
→ 紐で調整してもフィットしにくく、歩くと足が中で動きやすい。まずは普段サイズで試すのが基本。 - 「きつくて履けない」
→ 幅狭モデルのため、足幅・甲高の人はハーフサイズアップで解消することが多い。 - 「最初だけ痛い」
→ レザー特有の硬さが原因。数回履くと柔らかくなるので、慣らし履きを推奨。
サイズの失敗を防ぐには、「普段サイズを基準にして±0.5cmで調整」するのが鉄則です。特に初めてニューバランス550を買う人は、返品・交換が可能なショップを選んでおくと安心です。
ニューバランス550のサイズ感まとめと選び方のコツ
最後に、ここまでのポイントを整理しておきましょう。
- 基本は普段のスニーカーサイズでOK
- 幅広・甲高の人は+0.5cm上げる
- 細めの足なら−0.5cmも検討可
- 新品時は硬め。履き慣らすと柔らかくなる
- レディースモデルはやや細めの設計
- コラボモデル・素材違いで微差が出る
- オンライン購入時は返品・交換可をチェック
サイズ感に関しては「人によって感じ方が違う」という前提を忘れずに、自分の足型をしっかり把握することが大切です。足の実寸を測り、甲や幅の特徴を把握しておけば、失敗はほとんど防げます。
まとめ:ニューバランス550のサイズ感を理解して、自分に合う一足を見つけよう
ニューバランス550の魅力は、そのクラシックなデザインとどんな服にも合わせやすい万能さにあります。しかし、見た目だけで選ぶとサイズ感で失敗することも。
まずは「普段サイズを基準に」「自分の足型を考慮して±0.5cmで調整」することを意識してみてください。レザーが馴染む過程も含めて、自分の足にフィットしていく感覚を楽しめるのが550の魅力でもあります。
ぴったりのサイズを選べば、ニューバランス550は長く愛用できる一足になるはずです。ぜひ自分の足に合ったサイズ感で、その履き心地を実感してみてください。


