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アシックス メタスピードの特徴を徹底解説!速く走るためのランナー必見モデルとは

ランニング好きなら一度は耳にしたことがある「アシックス メタスピード」。ここ数年で一気に注目を集め、マラソン大会でも履いているランナーをよく見かけるようになりました。
この記事では、アシックスが誇るハイエンドランニングシューズ「メタスピード」シリーズの特徴やモデルごとの違い、どんなランナーに向いているのかを徹底解説していきます。


メタスピードシリーズとは?アシックスが生み出した革新の厚底レーサー

アシックス メタスピードは、「走り方の違い」に合わせて最適化されたカーボンプレート搭載の厚底レーシングシューズです。
ナイキの厚底ブームに追随する形ではなく、アシックス独自の研究開発によって“走法別に最速を引き出す”という新しい発想から誕生しました。

開発の中心となったのは、アスリート向けの研究チーム「Cプロジェクト」。トップランナーたちのデータを分析し、「ストライド型」と「ピッチ型」という2種類の走り方に注目。そこから、それぞれの特性に最適なソール形状やカーボンプレート配置を導き出したのが、このメタスピードシリーズです。

結果として、同じ“速さを追求する厚底”でも、単に反発力を高めるだけでなく、ランナーのフォームに寄り添うような設計になっています。


ストライド型ランナー向け「METASPEED SKY」シリーズ

まずは、歩幅を大きく伸ばして走る“ストライド型”ランナー向けの「METASPEED SKY」シリーズ。
このモデルは、着地から蹴り出しまでの一連の動作で“前方への推進力”を最大化できるように設計されています。

ミッドソールには「FF TURBO PLUS」という軽量で反発性の高いフォームを使用。足が沈み込んだ瞬間にエネルギーを溜め込み、蹴り出し時に一気に前へ弾き出すような感覚を生み出します。
さらに、フルレングスのカーボンプレートを内蔵しており、スピードを出してもブレにくく、しっかり地面を押し返す剛性感もあります。

実際のランナーの声でも、「跳ねるように前へ進む」「軽いのに安定感がある」「長距離でも脚が残りやすい」といった意見が多く、フルマラソンでも高いパフォーマンスを発揮するモデルとして人気です。

ヒール高は約39.5mm、フォアフットが約34.5mmで、ドロップ(高低差)は5mm。これは自然な体重移動を促す設計で、ピッチを意識せずに“気持ちよくストライドを伸ばせる”仕様になっています。


ピッチ型ランナー向け「METASPEED EDGE」シリーズ

一方で、脚の回転数を活かしてテンポよく走る“ピッチ型”ランナーに最適なのが「METASPEED EDGE」シリーズです。
このモデルでは、ミッドソールの形状やカーボンプレートの角度が微妙に異なり、足の回転運動を効率的に推進力へ変換できるように調整されています。

ソールの反発はややマイルドで、踏み込みから蹴り出しまでのタイミングが自然。足運びがスムーズに感じられる設計です。
「足の回転を止めずにテンポを保てる」「接地感が安定していて扱いやすい」といった評価が多く、特にスピード練習やハーフマラソンなど中距離での使用に最適です。

また、最新モデルではフォーム材が「FF LEAP」と「FF TURBO PLUS」の2層構造になり、反発と安定性のバランスがさらに向上。軽量で柔らかい走り心地ながら、着地のブレを抑える構造になっています。

ピッチ型ランナーにとって、脚の回転数を維持しながらも効率よく前に進む感覚を得られるこのモデルは、まさに“リズムを壊さずにスピードを引き出す”ための一足といえるでしょう。


新たな選択肢「METASPEED RAY」――軽量&俊敏なレーシングモデル

2025年に登場した新モデル「METASPEED RAY」は、これまでのSKY/EDGEと異なり、さらなる軽量化と瞬発力を追求したレーシングモデルです。
片足わずか約129g(27.0cm基準)という驚異的な軽さで、ASICSの歴代ランニングシューズの中でも最軽量クラス。

ミッドソールには新素材「FF LEAP」を採用。従来よりも軽量かつ高反発で、着地から蹴り出しまでのエネルギーロスを最小限に抑えます。
特にフォアフット走法(つま先で接地するタイプ)のランナーや、10km・ハーフマラソンといったスピードレースに挑む人におすすめの仕上がりです。

ただし、軽さを重視した分だけ安定性やクッション性は控えめ。長距離マラソンよりも短距離・中距離、またはスピード練習で性能を最大限発揮できるタイプです。


メタスピードが「速く走れる」と言われる理由

では、なぜアシックス メタスピードを履くと速く走れるのか。
その秘密は3つの要素にあります。

  1. 走法に合わせた設計
     ストライド型・ピッチ型の2タイプを用意し、ランナーの走り方にフィットする設計を採用。これにより、フォームを崩さず効率的に推進力を得られます。
  2. 高反発フォームとカーボンプレートの融合
     厚底ソールが着地衝撃を吸収しつつ、カーボンプレートが推進力を補助。特にFF TURBO PLUSFF LEAPなどの素材は、軽さと反発性の両立を実現しています。
  3. 軽量かつ高通気アッパー
     足にしっかりフィットしながらもムレにくく、長時間のランでも快適。足ブレを抑えるホールド感が、安定したフォーム維持に寄与します。

これらが一体となることで、「脚力をそのままスピードに変える」感覚を生み出しているのです。


メタスピードが向いているランナー・向かないランナー

メタスピードは“誰でも履けば速くなる”シューズではありません。
その性能を最大限活かすには、自分の走り方を理解することが大切です。

向いているのは、以下のようなランナーです。

  • ストライド型/ピッチ型を自覚している中〜上級者
  • スピード練習やレースで自己ベストを狙いたい人
  • 軽量で反発力のあるシューズを探している人
  • フォームが安定しており、カーボンプレートの反発を制御できる人

逆に、初心者やジョギング中心のランナーにはやや扱いが難しい面もあります。
厚底ゆえに接地感が変わり、フォームが乱れると膝や足首に負担がかかることも。普段の練習ではクッション性の高いモデルを使い、レースやスピード練習の時に履き替えるのがおすすめです。


価格帯とコストパフォーマンス

メタスピードシリーズは定価で3万円前後と高価な部類に入りますが、性能を考えればその価値は十分。
特にマラソン大会で自己ベスト更新を狙うなら、“投資する価値がある一足”と言えるでしょう。
また、公式オンラインストアやスポーツショップでは、時期によって限定カラーや旧モデルのセールも実施されています。購入の際は、正規取扱店を利用して偽物や並行輸入品に注意しましょう。


メタスピードを選ぶときのポイント

  1. 自分の走法を確認する
     ランニングフォームを動画で撮影したり、ランニングステーションで専門スタッフに分析してもらうと、自分がストライド型かピッチ型かがわかります。
  2. 距離と目的を明確にする
     フルマラソンを目指すならMETASPEED SKY系、スピード練習やハーフ中心ならMETASPEED EDGE系、短距離志向ならMETASPEED RAY系が目安です。
  3. 試し履きは必須
     サイズ感やアーチのフィットは人によって大きく異なります。特にアシックスのレーシングモデルはタイトな作りが多いため、0.5cmアップで試す人もいます。

まとめ:アシックス メタスピードで走りの可能性を引き出そう

アシックス メタスピードは、「自分の走法に合わせて速さを最大化する」という革新的なアプローチで開発されたランニングシューズです。
ストライド型にはMETASPEED SKY、ピッチ型にはMETASPEED EDGE、軽量志向にはMETASPEED RAY――どのモデルも目的に応じて選べば、驚くほど効率よくスピードを引き出せます。

ただし、誰にでも万能というわけではなく、正しいフォームと使い方を理解することが大切です。
それでも、この一足を履いて走る瞬間の軽さと推進力は、きっとランナーの心を高揚させてくれるはず。

走るたびに“もっと速くなりたい”と感じるなら、メタスピードはその願いを現実に近づけてくれる存在です。

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