マラソンを走り切るうえで欠かせないのが、足に合ったシューズ選びです。なかでもアシックスのマラソンシューズは、初心者から上級者まで幅広いランナーに愛されています。日本発のブランドならではのフィット感、最新のクッションテクノロジー、長距離対応の安定性がそろっており、完走を目指す人にも自己ベスト更新を狙う人にも頼れる存在です。
ここでは、最新のアシックスマラソンシューズの中から特に人気の高い10モデルをピックアップ。特徴や選び方のポイントを交えながら、目的別に紹介していきます。
フルマラソン完走を支えるシューズを選ぶコツ
まず大切なのは、自分の走力や目的に合ったシューズを選ぶことです。アシックスのラインナップは豊富で、初心者用のクッション重視モデルから、上級者向けの反発性重視モデルまで幅広く展開されています。
- 完走を目指す初心者やケガを防ぎたい人
→ クッション性と安定性を重視。長時間のランでも足を守るモデルが最適。 - サブ4を狙う中級ランナー
→ クッション性と反発性のバランスが取れたモデルが走りやすい。 - タイム更新を狙う上級ランナー
→ 軽量で反発力が強く、推進力のあるレース用モデルを選びたい。
また、足の形状（幅・アーチ・プロネーション傾向）も重要な判断軸です。アシックスのシューズは日本人の足型に合わせた設計が多く、甲の高さや幅広にも対応するサイズ展開が豊富です。
初心者におすすめ：快適さと安定性を両立したモデル
GEL-NIMBUS 27
「雲の上を走るような履き心地」と評される人気シリーズ。
ミッドソールに採用された「FF BLAST PLUS ECO」フォームが衝撃を吸収し、長時間のランでも膝や足への負担を軽減します。柔らかいニットアッパーが足を包み込み、マラソン初心者でも安心してフル完走を目指せる快適性が魅力です。
ジョグやLSDにもぴったりで、「まずは痛みなく完走したい」という人に最適です。
GT-2000 14
安定性とサポート力を重視したモデル。着地時の足の倒れ込みを抑える「3D GUIDANCE SYSTEM」により、フォームが崩れにくく、長時間の走行でも安定した走りを維持できます。
ミッドソールには軽量な「PureGEL」と「FF BLAST PLUS」を採用。やわらかすぎず、適度な反発もあるバランス型。
扁平足やオーバープロネーション傾向のランナーにもおすすめです。
中級者におすすめ：反発とクッションの両立
NOVABLAST 5
クッション性と反発性の“いいとこ取り”を実現した万能モデル。
ミッドソールには「FF BLAST MAX」を搭載し、柔らかな着地と弾むような蹴り出しを両立。ソールのロッカー構造により、自然な体重移動をサポートしてくれます。
ジョグからレースまで一本でこなせるため、「練習と本番を兼用したい」というランナーに理想的です。
NOVABLAST 5 TR
トレーニングにも対応するバージョン。TR（トレーニング）仕様は耐久性と安定性を強化しており、距離走やLSDなどの長時間練習にも最適。
「普段の練習でも本番の感覚をつかみたい」というランナーに向いています。
上級者・レース志向ランナーにおすすめ：反発と推進力を追求
METASPEED SKY+
アシックスのフラッグシップモデル。カーボンプレートを内蔵し、推進力を最大化する設計が特徴です。
「ストライド走法」に特化しており、反発力を活かしてスピードを維持したいランナー向け。軽量で反応も鋭く、サブ3や自己ベスト更新を狙う人に選ばれています。
METASPEED EDGE+
「ピッチ走法」ランナーに向けたモデル。着地の安定感と回転力のある走りを支え、テンポを保ちながら効率的に前進できるのが魅力。
スピード系モデルながら安定性が高く、ハイレベルなランナーのトレーニングシューズとしても使いやすいです。
安定性重視派におすすめ：疲労を抑えたい人へ
GEL-KAYANO 31
アシックスの定番安定モデル。長年にわたって支持される理由は、着地のブレを抑える高いサポート性能にあります。
オーバープロネーションを抑える「DYNAMIC DUOMAX」構造と、安定性を高める「SPACE TRUSSTIC」が採用され、足が内側に倒れやすい人でも安心して走れます。
完走狙いのランナーや、ケガ予防を最優先したい人に最適です。
GEL-CUMULUS 26
軽快で自然な走り心地を実現するクッションモデル。
「PureGEL」と「FF BLAST PLUS」フォームの組み合わせにより、柔らかい着地感と安定した蹴り出しをサポート。足全体のバランスが整い、初心者から中級者まで幅広く対応します。
ジョグやトレーニングにも使いやすく、コストパフォーマンスも優秀です。
トレーニング・練習用におすすめ：脚づくりを支えるモデル
GLIDERIDE 3
長時間のLSDや脚づくりに最適なモデル。
独特のロッカーデザインにより、自然な前傾姿勢を保ち、体重移動がスムーズ。膝や足首への負担を抑えながら、効率的なフォームづくりを助けます。
「疲れにくい練習靴」として愛用者が多く、初心者〜中級者のトレーニングにも活躍します。
MAGIC SPEED 4
軽量でレース感覚のトレーニングができるモデル。カーボンプレートを搭載し、反発力とスピード感を体感できる設計。
「レース本番前にスピード練習をしたい」「レースモデルに慣れたい」という人におすすめです。
シューズ選びで失敗しないためのポイント
- 試し履きを必ず行う
サイズ表記だけでなく、アーチの位置やかかとのホールド感を確認。足のむくみを考慮して、夕方に試すのが理想です。 - 練習用とレース用を分ける
普段のジョグではクッション重視、本番は反発性重視と使い分けることで、足の負担を減らせます。 - シューズの寿命に注意
ソールのすり減りやミッドソールのへたりが見えたら交換のサイン。走行距離でおよそ600〜800kmを目安にすると安心です。 - 足型の違いを理解する
扁平足・甲高・幅広など、自分の足の特徴を知ることでミスマッチを防げます。アシックスはワイドモデルも多く、男女ともにフィットしやすい設計が強みです。
アシックスのマラソンシューズが選ばれる理由
アシックスは長年、日本人ランナーの走りを支えてきたブランドです。
最新のミッドソール素材「FF BLAST」シリーズや「PureGEL」技術により、軽量性・クッション性・反発性を高次元で両立。さらに、国内外のトップアスリートがレースで着用する実績もあり、その信頼性は折り紙つきです。
加えて、環境配慮型素材の採用や、ランニングフォーム解析データに基づいた設計など、技術革新にも積極的。ランナーの安全性と快適性を両立しながら、より持続可能な製品づくりを進めています。
アシックスのマラソンシューズで、理想の一足を見つけよう
マラソンは、シューズひとつで走り心地も結果も大きく変わります。
クッション重視で完走を目指すか、反発重視でタイムを狙うか――自分の目的を明確にして選ぶことが大切です。
今回紹介した10モデルは、どれもアシックスらしい安定性と快適性を備えた信頼のラインナップ。履いた瞬間のフィット感や走り出した時の軽さを実感すれば、きっと長い距離がもっと楽しく感じられるはずです。
次のフルマラソンに向けて、ぜひ自分にぴったりのアシックスのマラソンシューズを見つけてください。
