「ニューバランス520って、実際どんなスニーカーなんだろう?」
そんな疑問を持ったことがある人、意外と多いんです。500番台というと定番のニューバランス574や人気のニューバランス996を思い浮かべる人も多いですが、ニューバランス520は“軽さと快適さのバランスがとれた万能モデル”としてじわじわ人気を伸ばしています。この記事では、ニューバランス520の特徴や履き心地、そして定番モデルとの違いをわかりやすく解説していきます。
ニューバランス520とは?シリーズの位置づけと特徴
まず、ニューバランス520はどんな立ち位置のモデルなのかを整理しましょう。
ニューバランス520は「500番台シリーズ」に属するランニングシューズで、もともとは日常使いから軽いランニングまで幅広くカバーできる“エントリーモデル”として設計されています。つまり、本格的なマラソントレーニングよりも、普段のウォーキングや通勤、ジムトレーニング、ジョギングといった“日常とスポーツの中間”のシーンを想定した一足です。
価格帯も手ごろで、1万円を切るモデルが多く、初めてニューバランスを履く人にも人気。
「とにかく軽くて履きやすい」「長時間歩いても疲れにくい」といったレビューが多く見られるのも、この520シリーズの特徴です。
Fresh Foam搭載でふんわりした履き心地
最新のニューバランス520(v9)には、「Fresh Foam(フレッシュフォーム)」というミッドソール素材が採用されています。
この素材は、足裏の圧力データをもとに設計されたもので、かかと部分にはやわらかなクッション性、前足部には安定性を持たせる構造になっています。実際に履いてみると、着地したときの“沈み込みすぎない柔らかさ”が心地よく、歩くたびに足が自然と前に出る感覚があります。
軽量化も進んでおり、片足で約270g(27.5cm基準)。
「履いている感覚を忘れるほど軽い」と感じる人も多く、立ち仕事や通勤にも向いています。
この軽さとクッション性の両立は、まさにニューバランス520の大きな魅力といえます。
通気性とフィット感のバランスがちょうどいい
アッパー(甲部分)はエンジニアードメッシュ素材を採用し、通気性に優れています。
長時間履いていても蒸れにくく、夏場でも快適。通気性が良いと耐久性が心配になりますが、補強パーツの配置がしっかりしており、日常使用なら問題ありません。
ワイズ(足幅)は2Eや4Eなどの展開があり、足幅の広い方にも対応しています。
レビューを見ると「幅がちょうどよくて痛くならない」「長時間履いても圧迫感がない」といった声が多く、幅広設計が支持されていることがわかります。
ただし、モデルによっては「ややタイトに感じる」という意見もあるため、サイズ選びの際は0.5cmアップを検討するのもおすすめです。特に甲高や幅広の方は試着がベストです。
実際の履き心地レビュー:軽くて疲れにくい
実際に履いている人の声をまとめると、ニューバランス520の履き心地は総じて「軽くて柔らかい」「歩きやすい」と高評価です。
特に印象的なのは、長時間歩いたときの疲れにくさ。
立ち仕事をしている人からは「12時間勤務でも脚の疲れが少ない」との声もありました。かかとのクッション性と、つま先がやや上がった形状が歩行をサポートしてくれるため、自然と足が前に出やすい設計になっています。
また、日常使いにおいては「見た目がスッキリしていて服に合わせやすい」という意見も多く、ランニングシューズでありながら街履きにも馴染むデザインです。カラー展開も豊富なので、コーディネートの幅も広がります。
定番モデルとの違い:ニューバランス574やニューバランス996との比較
ここで、よく比較される定番モデルニューバランス574やニューバランス996との違いを見てみましょう。
ニューバランス574は“クラシックランニング”の系譜で、見た目のボリューム感やファッション性が強いモデル。アウトドアスタイルにも合わせやすく、スニーカーとしての存在感があります。一方、ニューバランス996はUSAモデルにルーツを持つ、やや高価格帯の高機能スニーカーで、安定性とクッション性の高さが特徴です。
それに対してニューバランス520は、より軽量でスポーティー。
デザインもスリムで、ソールも薄めに設計されています。見た目の厚みや重厚感はニューバランス574やニューバランス996に劣りますが、そのぶん軽やかで動きやすい。普段履きから運動まで幅広く対応できる汎用性の高さが魅力です。
価格面でも、ニューバランス574やニューバランス996が1万円〜2万円前後に対し、ニューバランス520は6,000〜8,000円台が中心。
初めてニューバランスを試したい人や、コスパ重視の人には非常に魅力的なポジションにあります。
どんな人におすすめか?
ニューバランス520は、以下のような人に特におすすめです。
- 通勤・通学・普段履き用のスニーカーを探している
- 軽いジョギングやウォーキングを日課にしている
- 軽くて通気性の良いスニーカーが好き
- 長時間歩いても疲れにくい靴を探している
- ニューバランスを試してみたいけど高価格帯は避けたい
つまり、“毎日使えて、運動にも使える一足”を求めている人にはぴったりです。
特に立ち仕事や旅行など「歩く時間が長い人」には、その軽さとクッション性が頼もしい味方になります。
注意点とサイズ選びのコツ
ただし、ニューバランス520を選ぶ際にはいくつか注意したいポイントがあります。
- サイズ感に注意
モデルによっては甲が低くタイトに感じることがあるため、普段のサイズより0.5cm大きめを選ぶと安心です。 - 用途を明確にする
軽めのランニングや日常使いには最適ですが、フルマラソンや本格的な競技向けではありません。 - モデルの世代を確認する
ニューバランス520にはv7、v8、v9などの世代があり、ソール素材やフィット感が少しずつ異なります。購入時は最新モデルかどうかもチェックしておきましょう。 - カラー・素材の違いに注意
同じ520でも素材や色によって印象が大きく変わります。メッシュタイプは通気性重視、スウェードタイプはタウンユース向けといった違いがあります。
実際に履いて感じた「ニューバランス520の強み」
筆者の感想として特に印象に残るのは、歩き出した瞬間の“軽快さ”です。
一歩目からスッと足が前に出て、かかとにポヨンとした反発を感じる。長く歩いても疲れにくく、街歩きにも最適です。
また、見た目が落ち着いていてクセがないので、どんな服にも合わせやすい。スポーツウェアだけでなく、デニムやチノパンにも自然に馴染みます。
これが「定番より地味」と言われることもありますが、逆にいえば“控えめで長く履けるデザイン”。ニューバランスらしい誠実な設計思想を感じる一足です。
ニューバランス520まとめ:軽さ・快適さ・コスパの三拍子がそろった一足
ここまで見てきたように、ニューバランス520は「軽くて、履きやすくて、疲れにくい」という3拍子がそろった万能スニーカーです。
ランニングシューズの機能性を持ちながら、普段使いにも違和感なく履けるデザイン性が魅力。Fresh Foamによるクッション性、エンジニアードメッシュの通気性、そして幅広展開による快適なフィット感。どれを取っても、日常生活にぴったり寄り添ってくれる一足です。
「ニューバランス574やニューバランス996は少し重い」と感じている人や、「もう少し気軽に履けるニューバランスが欲しい」という人にとって、ニューバランス520はまさにちょうどいい選択肢。
機能性とコスパを両立させた、ニューバランスらしい誠実なスニーカーといえるでしょう。
ニューバランス520の特徴と履き心地を徹底レビュー!定番モデルとの違いも詳しく解説(まとめ)
最後にもう一度まとめると、ニューバランス520は次のような特徴を持っています。
- Fresh Foamによる柔らかく軽いクッション性
- 通気性が高く長時間履いても蒸れにくい
- 幅広展開でフィット感に優れる
- 日常使いから軽いランニングまで対応
- 価格が手ごろでコスパが高い
ニューバランスの中では比較的控えめな存在ですが、実は“日常で一番使いやすいスニーカー”のひとつ。
派手さよりも実用性を重視する人にはぴったりです。
次の一足を探しているなら、ぜひニューバランス520を候補に入れてみてください。


