「ニューバランス510ってどんなスニーカー?」と気になっている人も多いはず。見た目はシンプルなのに、どこかタフな印象がある510シリーズ。実はこのモデル、街歩きから軽いアウトドアまで幅広く使える“万能シューズ”として注目を集めています。今回は、そんなニューバランス510の特徴や履き心地、最新モデルの魅力、そしておすすめコーデまで、じっくり掘り下げて紹介していきます。
ニューバランス510とは?シリーズの立ち位置と基本情報
ニューバランスの「500番台」と聞くと、576や574のようなクラシックモデルを思い浮かべる人も多いでしょう。その中で「510」は、やや異色の存在。タウンユースをベースにしながらも、トレイルランニングやアウトドアシーンにも対応できるハイブリッドスニーカーとして位置づけられています。
型番の「MT510」や「510v5」などに見られるように、トレイル仕様の“MT(Mountain Trail)”が冠されることもあり、ニューバランスの中でも「オールテレイン(All Terrain)」ラインに属します。
オンロードもオフロードもこなす、まさに“二刀流スニーカー”といえるでしょう。
ニューバランス510の特徴① クッション性と安定感を両立したソール構造
ニューバランス510の最大の特徴は、**ABZORB(アブゾーブ)クッション**とACTEVAミッドソールの組み合わせです。ABZORBは、衝撃吸収と反発力を両立するクッション素材で、長時間の歩行や軽いランニングでも足への負担を軽減してくれます。
また、アウトソールにはAT Tread(オールテレイン・トレッド)ラバーソールを採用。舗装路でも未舗装路でもしっかりグリップし、天候や路面を問わず安定した歩行をサポートします。
タウンユースでも滑りにくく、キャンプやハイキングなどアウトドアでも頼れる存在です。
ニューバランス510の特徴② タフな見た目と快適な履き心地を両立
510シリーズの見た目は、どこかアウトドアライクで武骨。それでいて、ニューバランスらしい丸みのあるフォルムが柔らかさを加えています。
アッパーは通気性の高いメッシュと合成レザーのオーバーレイ構造。これにより、通気性と耐久性のバランスが絶妙です。
さらに、つま先には「TOE PROTECT」構造を搭載しており、小石や枝などの衝撃から足を守ってくれます。トレイル仕様とはいえ、普段使いでも安心できる仕様です。
ニューバランス510の履き心地は?実際の使用感をレビューから検証
実際に履いた人のレビューを見てみると、「クッション性が十分」「安定感がある」「足にしっかりフィットする」といったポジティブな声が多く見られます。
ABZORBクッションの柔らかさとATトレッドソールの安定感が、「長く歩いても疲れにくい」という実感につながっているようです。
一方で、「少し重さを感じる」「硬めの履き心地」という意見もあります。これは、トレイル対応のソール構造ゆえの特徴。軽快なランニングよりも、ウォーキングや通勤・通学など“安定性重視”のシーンに向いていると言えます。
ニューバランス510のサイズ感とフィット感
ニューバランス510は、全体的にややゆとりのあるフィット感。ただし、ニューバランスはモデルによってワイズ(足幅)が異なるため注意が必要です。
一般的に、500番台は900番台よりも横幅が広めと言われています。
レビューでは「普段と同じサイズでぴったり」「少しきついと感じる場合はハーフサイズアップがおすすめ」という声がありました。特にワイド(2E)モデルを選べる店舗なら、自分の足型に合わせやすいでしょう。
履き口やヒールカウンターはしっかりした作りで、足全体を包み込むようなホールド感があります。足首の安定感を重視する人には、心地よいフィット感です。
ニューバランス510の魅力:街でも自然でも映える万能デザイン
510シリーズの魅力の一つが、**「アウトドア感がありながら街でも浮かないデザイン」**です。
ソールはボリュームがありながらも過剰にごつくなく、アッパーも控えめな配色が多いため、タウンユースにも違和感なく馴染みます。
グレー、ブラック、ネイビーといった定番カラーが多く、デニムやカーゴパンツ、スウェットパンツなど幅広いスタイルにマッチ。アウトドアミックスやアスレジャーコーデの足元にもぴったりです。
さらに海外限定カラーも存在し、WL510BBGのような希少モデルを探す楽しみも。
「人と被らないニューバランス」を求めている人にもおすすめの一足です。
ニューバランス510の弱点と注意点
どんなスニーカーにも短所はあります。ニューバランス510も例外ではありません。
まず、「軽さ」を最優先する人にはやや重く感じるかもしれません。
本格的なトレイルランニング向けというより、“日常+軽いアウトドア”向けの設計なので、柔らかさや軽快感ではFresh FoamやFuelCell系に軍配が上がります。
また、ラグ(突起)の浅いトレッドパターンのため、岩場やぬかるみのようなハードなトレイルには不向き。防水仕様でもないため、雨天や泥道では滑りやすくなる可能性があります。
用途をしっかり見極めた上で選ぶのがポイントです。
ニューバランス510のおすすめコーディネート
510シリーズはボリュームソールと無骨な印象を活かして、コーデの“足元に重さを出す”のがコツです。
- アウトドアミックスコーデ
マウンテンパーカーやカーゴパンツと合わせて、街でも自然でも馴染むスタイルに。
ベージュやグレーなど落ち着いたカラーを選ぶと、アーストーン系の服とも好相性です。 - カジュアルコーデ
デニム+スウェット+キャップの定番スタイルにもマッチ。ボリュームのあるソールが、足元の存在感を強調してくれます。
特にグレー×ホワイトの510は、どんなパンツにも合わせやすく万能です。 - キレイめコーデの“外し”として
ジャケットスタイルやスラックスにあえて合わせるのも◎。アウトドア顔の510が程よく抜け感を出してくれます。
季節を問わず活躍し、秋冬はスウェットやダウン、春夏はショートパンツともバランスが取れる万能スニーカーです。
どんな人におすすめ?ニューバランス510の選び方ガイド
ニューバランス510は、以下のような人にぴったりです。
- 一足で街歩きも軽いハイキングもこなしたい
- クッション性と安定感を両立したスニーカーが欲しい
- トレイル感のある見た目が好きだが、ごつすぎるのは嫌
- 定番モデルより少し個性を出したい
- コスパ重視でニューバランスを試したい
一方で、本格的な山歩きやスピードランニングを目的とする人は、より専門性の高いモデル(Fresh Foam Hierroなど)を検討すると良いでしょう。
ニューバランス510を長く履くためのポイント
長く快適に履くためには、日々のケアも大切です。
アッパー素材がメッシュ+合成レザーなので、汚れはブラシで軽く落とし、湿った布で拭き取る程度で十分。
トレイル後はソール裏の土や小石を落とし、風通しの良い場所で乾燥させると寿命が延びます。
また、インソールのヘタリやクッションの劣化が気になる場合は、交換用インソールを併用するのもおすすめ。履き心地を自分好みに調整できます。
まとめ|ニューバランス510の特徴と履き心地を再確認
ニューバランス510は、タウンユースからライトトレイルまでこなす万能スニーカーです。
ABZORBクッションによる安定感、ATトレッドソールのグリップ力、そして耐久性とデザイン性を兼ね備えた一足。
日常の相棒として、また週末のアウトドアにも頼れる存在です。
個性を出したい人や、人と違うニューバランスを探している人には特におすすめ。
見た目も機能も妥協したくない人にとって、「ニューバランス510」はまさに“隠れた名作”と呼べるモデルです。


