「走るたびに足が痛くなる」「つま先や小指が当たってストレス…」そんな経験、ありませんか?
足幅が広い人にとって、一般的なランニングシューズでは窮屈に感じることが多いですよね。そこで頼りになるのが、ニューバランスの「4E」ランニングシューズです。今回は、幅広でも快適に走れる4Eモデルの特徴や選び方、人気シリーズをわかりやすく解説していきます。
4Eってなに?幅広ランナーに優しい「ウイズ設計」
まず「4E」とは何を意味するのかを簡単に説明します。
シューズのサイズには「長さ」だけでなく「幅(ウイズ)」という概念があります。ニューバランスでは、標準幅が「D」や「2E」で、それより広いのが「4E」。つまり、4Eは“Extra Wide(特に幅広)”の設計です。
足幅が広い人や、甲が高い人、また長時間走ると足がむくみやすい人にとって、この4Eモデルはまさに救世主。横の圧迫感が少なく、足指がしっかり広げられるので、走行中の疲れやストレスを軽減してくれます。
ただし、幅が広いからといって「誰にでも快適」というわけではありません。幅が広すぎると足が中で動きやすく、かえって安定感を失う場合もあります。自分の足の形に合った「適正なウイズ」を知ることが、快適なランニングへの第一歩です。
ニューバランスが幅広ユーザーに支持される理由
数あるブランドの中で、なぜニューバランスが「幅広の味方」と言われるのか。
それは、ニューバランスが創業当初から「足に合う靴を作る」ことを理念にしているからです。
同ブランドは、他メーカーには珍しい“複数ウイズ展開”を長年続けています。つまり、同じモデルでもD、2E、4Eといった幅違いが選べる。足の個性に合わせてフィット感を最適化できるのが最大の魅力です。
さらに、ニューバランスのランニングシューズはクッション性と安定性のバランスが優秀。幅広モデルでも形がだらしなく崩れにくく、走りながらしっかり足を支えてくれます。
「幅広でもスマートに履ける」――これがニューバランスが多くのランナーから支持される理由です。
4Eランニングシューズのメリットと注意点
メリット
- 圧迫感が少ない
横幅にゆとりがあるため、小指や甲の当たりが軽減されます。長距離ランでも足指が自然に動きやすい。 - 安定した接地感
足が広がりやすく、地面をしっかり踏みしめる感覚が得られます。特に初心者やウォーキング併用の方におすすめ。 - 疲れにくい
むくみや血流の変化に対応できるため、終盤でも足が圧迫されにくく、快適さが続きます。
注意点
- フィット感がゆるくなることも
幅が広すぎると足が動いて安定しないことがあります。特にスピードを出すランでは要注意。 - 長さを詰めすぎない
幅を広げた分、つま先が短く感じても、無理にサイズを下げないように。足指が当たるとトラブルのもとです。 - モデルによっては4E展開がない
軽量レーシングタイプは2E止まりの場合もあります。用途に合わせてモデルを選びましょう。
人気のニューバランス4Eランニングシューズ
Fresh Foam X 1080 v14
ニューバランスのフラッグシップモデル。柔らかさと反発性を両立した「Fresh Foam X」ミッドソールが特徴です。4E展開があり、長距離ランナーや足幅が広い人にも好評。フルマラソン完走を目指す方にも向いています。
Fresh Foam 880 v6 4E
クッションと安定性のバランスが取れた万能型モデル。日常ジョグからトレーニングまで幅広く対応できる設計で、足当たりも柔らか。幅広でもスマートに見えるシルエットです。
Fresh Foam 520 v9 4E
初めてランニングを始めたい人や、通勤・ウォーキングを兼ねて履きたい人におすすめのエントリーモデル。価格も抑えめで、軽さとフィット感の良さが魅力です。
DynaSoft Nitrel v6 4E
トレイルや舗装路兼用の「オールラウンドタイプ」。グリップ力があり、アウトドアやジムにも使えます。厚底クッションと幅広設計の相性が良く、日常でも使いやすい一足。
E430 v4 4E
手軽に使える軽量ジョグモデル。ソフトな履き心地で、普段履きやウォーキングにもぴったり。ワイドラスト採用で、足のボリュームがある人でも無理なくフィットします。
自分に合った4Eシューズの選び方
1. 足の実寸を測る
ランニング専門店などで「足長」「足囲」を測定すると、自分の正確なウイズがわかります。
4Eが合うかどうかを感覚だけで判断するより、数値で把握することが大切です。
2. 用途を決める
ジョギング・LSD・レースなど、走る目的によって最適なモデルは変わります。
ゆっくり走る人にはクッション重視、スピードを出す人には軽量+安定設計が理想です。
3. 試着は夕方に
足は日中の活動で膨張するため、夕方に試すと“実際に走るときのサイズ感”に近くなります。
つま先に1cmほど余裕があり、側面が痛くないかをチェックしましょう。
4. かかとのホールド感も確認
幅が広くても、かかとが浮くと安定しません。履いたときに「かかとがしっかり固定されているか」を確かめるのがポイントです。
幅広ランナーがやりがちな失敗と対策
- 幅優先でサイズを下げすぎる
長さが足りず、つま先が当たって痛くなるケースがあります。幅が広くても、足長は基本サイズに合わせましょう。 - スピード系モデルを無理に4Eで探す
軽量レーシングタイプには4Eが少ないため、無理に幅広にこだわらず「2Eで少しサイズアップ」という選択もアリです。 - ホールド不足を放置する
幅広モデルはゆとりがあるぶん、シューレースの締め方を調整しましょう。中央より上部をしっかり締めるとブレを防げます。 - 長時間走行での感覚を確認しない
試着で良くても、実際に30分以上走るとフィット感が変わることも。初回ランで違和感があればインソールで微調整するのもおすすめです。
こんな人にニューバランスの4Eはおすすめ
- 足幅が広く、標準モデルだと小指が当たる
- 甲が高くて紐を緩めても締め付け感がある
- 長時間走ると足がむくみやすい
- クッション性と安定性のバランスを重視したい
- 通勤や普段履きと兼用したい
これらに当てはまる人は、4Eモデルを試す価値があります。
履いた瞬間に「これだ」と感じる快適さに出会えるかもしれません。
幅広でも快適に走れる一足を見つけよう
ニューバランスの4Eランニングシューズは、幅広の足に悩むランナーにとって心強い味方。
クッション性、安定性、フィット感を兼ね備え、日常使いからフルマラソンまで幅広く対応します。
足幅が広いからといって、走りの楽しみを諦める必要はありません。
自分の足に合った一足を選べば、走るたびに感じる「痛み」ではなく「心地よさ」が待っています。
ぜひ次のシューズ選びで、ニューバランスの4Eモデルをチェックしてみてください。


